『基本セット2021』カード私評[黒R]
2020年6月21日 Magic: The Gathering・《悪魔の抱擁》
リミテはめちゃくちゃ強いものの、構築で活躍することはあるのだろうか。墓地から唱えやすいため、山札の大半を墓地に落としていく「発掘」系デッキがスタンダードやパイオニアで組まれたらそこに採用されるかもしれない。むやみにつけて《悪斬の天使》にキャッチされないようにしなくては。
・《不気味な教示者》
EDHなら使うだろうが、構築だとどうだろうか。《創案の火》とは相性良さそうだが、もういない。スタンダードで2枚コンボが組めるのなら可能性大。ライフは1あれば十分なので。モダンでは今来ても使うデッキはないだろう。パイオニアなら「青黒インバーター」とかで可能性あるか。
・《頭巾様の荒廃牙》
接死シナジーか。なんだか微妙そう。PWを接死で倒せるようになるのは良いが、それだけ。タフネス4なので赤には強いものの、黒には耐性ない。接死が並ぶとクリーチャーデッキには強そうだが、コントロールには大抵なんもしない。デッキ組むのが大変なので、活躍するのも大変。そんなカード。
・《悪意に満ちた者、ケアヴェク》
すごい強そう。モダンに入る余地ないかなあ。《魂の裏切りの夜》がモダンのサイドに取られていたことを考えるとこれも可能性はあるが、正直わからない。スタンダードやパイオニアならトークンデッキ対策で入れる可能性はある。-1/-1というのは考えて構築していないと実は嵌ることが多いので結構馬鹿にならないはず。使ってみたい。
・《死者を目覚めさせる者、リリアナ》
《ヴェールのリリアナ》の調整版、という印象。マイナス能力で除去ができるため4マナのPWとしては最低限のマナーを守っている。奥義は概ね勝ち。まずまず使われそうなカード。特殊な構築を必要としないため、黒系のミッドレンジには試されるだろう。
・《リリアナの軍旗手》
猫かまどを何回起動したのか、記憶しておく必要があるカード。スタンの全体除去が破壊もある一方で追放も多いため、そんなに強そうには見えない。腐ってもパワー3の瞬速なので活躍してもおかしくないが、タフネス1で回避能力ないので厳しいと言わざるを得ない。今のスタンのアグロが手札補充を欲しているのかは疑問。今のスタンはどんなカードにもドローって書いてあるので手札補充して対戦相手と対等。そう考えると微妙かと。
・《虐殺のワーム》
《虐殺少女》を採用しているデッキがあれば検討するかもしれないが、あっちは大抵ラスだが、こっちはそうとは限らない。リアニ系のデッキで試されるのだろうか。
・《屍呆症》
いつもの引っこ抜きカード。いつもとは違って補填がドローの代わりにトークンとなった。その分カードは強くなっただろう。というのも補填でドローしたカードは2/2のトークンよりも強いはずだから。自分はこういうカードをあまり強いと思っていないので基本的に使うことはないだろう。
・《深淵への覗き込み》
《地獄界の夢》と合わせて2枚で勝てる。(ライフ)<(ライブラリー)のときに打てば勝てるのでまあ勝ちだろう。黒単色で2枚コンボなので前述の《不気味な教示者》を使うことも検討し得る。ぱっと見いつもの激重の安いレア風だが、個人的には結構やる子だと思っています。
・《盗賊ギルドの処罰者》
相手の墓地を肥やしたら相手が嬉しがっちゃうので個人的にはデメリット能力だと思う。墓地肥やしすると脱出されて8枚なんて維持してくれないのでかなり使いにくい。無限コンボを組めればいいが、その時は《群の祭壇》が使えればこっちが優先だろう。
・《薄暮薔薇の棘、ヴィト》
これも《回生+会稽》と合わせて概ね2枚コンボ。(相手のライフ)<(2倍の自分のライフ)なら勝てるのでまあ勝ちだろう。本体が1/3と何ともないサイズなのでコンボパーツとしては不安ではある。そこは《回生+会稽》の《回生》のほうで吊り上げたりするのだろうか。
こんなところで。次は赤です。ではでは。
リミテはめちゃくちゃ強いものの、構築で活躍することはあるのだろうか。墓地から唱えやすいため、山札の大半を墓地に落としていく「発掘」系デッキがスタンダードやパイオニアで組まれたらそこに採用されるかもしれない。むやみにつけて《悪斬の天使》にキャッチされないようにしなくては。
・《不気味な教示者》
EDHなら使うだろうが、構築だとどうだろうか。《創案の火》とは相性良さそうだが、もういない。スタンダードで2枚コンボが組めるのなら可能性大。ライフは1あれば十分なので。モダンでは今来ても使うデッキはないだろう。パイオニアなら「青黒インバーター」とかで可能性あるか。
・《頭巾様の荒廃牙》
接死シナジーか。なんだか微妙そう。PWを接死で倒せるようになるのは良いが、それだけ。タフネス4なので赤には強いものの、黒には耐性ない。接死が並ぶとクリーチャーデッキには強そうだが、コントロールには大抵なんもしない。デッキ組むのが大変なので、活躍するのも大変。そんなカード。
・《悪意に満ちた者、ケアヴェク》
すごい強そう。モダンに入る余地ないかなあ。《魂の裏切りの夜》がモダンのサイドに取られていたことを考えるとこれも可能性はあるが、正直わからない。スタンダードやパイオニアならトークンデッキ対策で入れる可能性はある。-1/-1というのは考えて構築していないと実は嵌ることが多いので結構馬鹿にならないはず。使ってみたい。
・《死者を目覚めさせる者、リリアナ》
《ヴェールのリリアナ》の調整版、という印象。マイナス能力で除去ができるため4マナのPWとしては最低限のマナーを守っている。奥義は概ね勝ち。まずまず使われそうなカード。特殊な構築を必要としないため、黒系のミッドレンジには試されるだろう。
・《リリアナの軍旗手》
猫かまどを何回起動したのか、記憶しておく必要があるカード。スタンの全体除去が破壊もある一方で追放も多いため、そんなに強そうには見えない。腐ってもパワー3の瞬速なので活躍してもおかしくないが、タフネス1で回避能力ないので厳しいと言わざるを得ない。今のスタンのアグロが手札補充を欲しているのかは疑問。今のスタンはどんなカードにもドローって書いてあるので手札補充して対戦相手と対等。そう考えると微妙かと。
・《虐殺のワーム》
《虐殺少女》を採用しているデッキがあれば検討するかもしれないが、あっちは大抵ラスだが、こっちはそうとは限らない。リアニ系のデッキで試されるのだろうか。
・《屍呆症》
いつもの引っこ抜きカード。いつもとは違って補填がドローの代わりにトークンとなった。その分カードは強くなっただろう。というのも補填でドローしたカードは2/2のトークンよりも強いはずだから。自分はこういうカードをあまり強いと思っていないので基本的に使うことはないだろう。
・《深淵への覗き込み》
《地獄界の夢》と合わせて2枚で勝てる。(ライフ)<(ライブラリー)のときに打てば勝てるのでまあ勝ちだろう。黒単色で2枚コンボなので前述の《不気味な教示者》を使うことも検討し得る。ぱっと見いつもの激重の安いレア風だが、個人的には結構やる子だと思っています。
・《盗賊ギルドの処罰者》
相手の墓地を肥やしたら相手が嬉しがっちゃうので個人的にはデメリット能力だと思う。墓地肥やしすると脱出されて8枚なんて維持してくれないのでかなり使いにくい。無限コンボを組めればいいが、その時は《群の祭壇》が使えればこっちが優先だろう。
・《薄暮薔薇の棘、ヴィト》
これも《回生+会稽》と合わせて概ね2枚コンボ。(相手のライフ)<(2倍の自分のライフ)なら勝てるのでまあ勝ちだろう。本体が1/3と何ともないサイズなのでコンボパーツとしては不安ではある。そこは《回生+会稽》の《回生》のほうで吊り上げたりするのだろうか。
こんなところで。次は赤です。ではでは。
『基本セット2021』カード私評[青R]
2020年6月20日 Magic: The Gathering・《トレイリアの大魔導師、バリン》
《大クラゲ》亜種。PWにも触れられるが、相手のPWへの対処は大抵バウンスだけでは不十分だから微妙か。自分の生物やPWを使いまわす使い方もあるが、《サメ台風》のトークンをはじく使われ方は多そうなので、全く使えないことはなさそう。ただ、サイズが3マナ2/2なので手放しに入れられるカードではない。バウンスランドとは下の能力が相性良いが、それは悠長だろう。
・《不連続性》
《時間停止》亜種。ターンを終了することがいかに難しいかを教えてくれる。自分のターンには2マナで打てるので、「スタイフルノート」のような使われ方を想定しているよう。ウーロに合わせましょう。また、このカードの登場により、不用意に相手のターン終了時に《サメ台風》をサイクリングしにくくなった。ケアしたい人は心に留めておこう。
・《幽体のこそ泥》
2マナ2/1でメリット3種。青の生物とは思えない盛り方。ただ、その能力は1つが神啓能力亜種、1つが旧相棒システムに関するドローなので、基本的にはカードを捨ててアンブロの能力しかないようなもの。青の共鳴者として利用価値があるならライバルが《アクアミーバ》くらいなので使われる。利用価値があれば。。。
・《追われる鯨》
相手にトークンをあげるデメリット持ちの鯨。7マナ8/8で回避能力もないため、構築で使われることは基本的にないだろう。海産物シナジーも鯨には厳しく、《上昇底流、スリン・ヴォーダ》のようなヒストリックレベルでもかみ合わない。
・《真実の視認》
ソーサリーの《予期》。《任務説明》と合わせれば4マナ諜報2+3ドローだが、カード2枚使っていることを考えると強い動きといえるかは怪しいところ。《死の国からの脱出》や《炎の中の過去》のようなカードと合わせればデッキを掘り進められるのでストーム系デッキには面白いかもしれない。また、《舞台照らし》とも相性良いため、スタンダードでは意外と使い道は多いか。
・《鎖霊》
2マナ2/2のハイフライヤー。パイオニアやモダンのスピリットには入るのではなかろうか。スタンだとスピリットの数が少ないため微妙だが、ヒストリックになるとロードもいるのでデッキになり得る。良いカードですね。
・《嵐翼の精体》
《幻影の天使》亜種だと思っている。能力はめちゃくちゃ強いので2マナで出たらさすがに強い。《魔力変》との相性は一級品なのでモダン以下では専用のデッキができると予想。スタンだとズルしにくいものの、試す価値のある生物だと思うので要チェックかと。
・《崇高な天啓》
31択のインスタント。フェザーと合わせてエターナルコマンドできる。《神秘の論争》に引っかからないようにプレイするのが非常に困難な6マナというコストのため、手放しでは入れにくいものの、能力は3モード取れれば十分元が取れるので青緑ランプ系の《裏切りの工作員》枠の一つとなるのだろうか。
・《時の支配者、テフェリー》
相手のターンでもPWの忠誠度能力を使えるため、どんな使われ方になるか、正直見当つかない。最近の4マナPWにしてはかなり柔らかいので、赤系アグロのようなクリーチャーデッキがいればそこまで使われないと思っているが、果たして。生きて帰ってくれば4回ルーティングするのでもう一枚見つかることや全体除去の存在を考えるととんでもないことになるのだろう。
・《テフェリーの永遠の洞察》
最初は弱そうだな、と思ったものの、よくよく考えたらめちゃくちゃ引ける。《選択》のような1ドローを2ドローにするよりも、《意味の渇望》のようなルーティングスペルを採用すればデッキレスを危惧するくらい引ける。専用デッキにはなるが、青単信心でガドウィックとジェイスにより特殊勝利を目指すデッキは面白いかもしれない。
次回は黒。ではでは。
《大クラゲ》亜種。PWにも触れられるが、相手のPWへの対処は大抵バウンスだけでは不十分だから微妙か。自分の生物やPWを使いまわす使い方もあるが、《サメ台風》のトークンをはじく使われ方は多そうなので、全く使えないことはなさそう。ただ、サイズが3マナ2/2なので手放しに入れられるカードではない。バウンスランドとは下の能力が相性良いが、それは悠長だろう。
・《不連続性》
《時間停止》亜種。ターンを終了することがいかに難しいかを教えてくれる。自分のターンには2マナで打てるので、「スタイフルノート」のような使われ方を想定しているよう。ウーロに合わせましょう。また、このカードの登場により、不用意に相手のターン終了時に《サメ台風》をサイクリングしにくくなった。ケアしたい人は心に留めておこう。
・《幽体のこそ泥》
2マナ2/1でメリット3種。青の生物とは思えない盛り方。ただ、その能力は1つが神啓能力亜種、1つが旧相棒システムに関するドローなので、基本的にはカードを捨ててアンブロの能力しかないようなもの。青の共鳴者として利用価値があるならライバルが《アクアミーバ》くらいなので使われる。利用価値があれば。。。
・《追われる鯨》
相手にトークンをあげるデメリット持ちの鯨。7マナ8/8で回避能力もないため、構築で使われることは基本的にないだろう。海産物シナジーも鯨には厳しく、《上昇底流、スリン・ヴォーダ》のようなヒストリックレベルでもかみ合わない。
・《真実の視認》
ソーサリーの《予期》。《任務説明》と合わせれば4マナ諜報2+3ドローだが、カード2枚使っていることを考えると強い動きといえるかは怪しいところ。《死の国からの脱出》や《炎の中の過去》のようなカードと合わせればデッキを掘り進められるのでストーム系デッキには面白いかもしれない。また、《舞台照らし》とも相性良いため、スタンダードでは意外と使い道は多いか。
・《鎖霊》
2マナ2/2のハイフライヤー。パイオニアやモダンのスピリットには入るのではなかろうか。スタンだとスピリットの数が少ないため微妙だが、ヒストリックになるとロードもいるのでデッキになり得る。良いカードですね。
・《嵐翼の精体》
《幻影の天使》亜種だと思っている。能力はめちゃくちゃ強いので2マナで出たらさすがに強い。《魔力変》との相性は一級品なのでモダン以下では専用のデッキができると予想。スタンだとズルしにくいものの、試す価値のある生物だと思うので要チェックかと。
・《崇高な天啓》
31択のインスタント。フェザーと合わせてエターナルコマンドできる。《神秘の論争》に引っかからないようにプレイするのが非常に困難な6マナというコストのため、手放しでは入れにくいものの、能力は3モード取れれば十分元が取れるので青緑ランプ系の《裏切りの工作員》枠の一つとなるのだろうか。
・《時の支配者、テフェリー》
相手のターンでもPWの忠誠度能力を使えるため、どんな使われ方になるか、正直見当つかない。最近の4マナPWにしてはかなり柔らかいので、赤系アグロのようなクリーチャーデッキがいればそこまで使われないと思っているが、果たして。生きて帰ってくれば4回ルーティングするのでもう一枚見つかることや全体除去の存在を考えるととんでもないことになるのだろう。
・《テフェリーの永遠の洞察》
最初は弱そうだな、と思ったものの、よくよく考えたらめちゃくちゃ引ける。《選択》のような1ドローを2ドローにするよりも、《意味の渇望》のようなルーティングスペルを採用すればデッキレスを危惧するくらい引ける。専用デッキにはなるが、青単信心でガドウィックとジェイスにより特殊勝利を目指すデッキは面白いかもしれない。
次回は黒。ではでは。
『基本セット2021』カード私評[白R]
2020年6月18日 Magic: The Gatheringよし、やっていきます。全部のレア見ていきますよ。
労力削減のため、能力の記載はしません。ご了承ください。
・《悪斬の天使》
カードはさすがの神々しさ。スタンダードでは使われるか怪しい。ローテーション後になればわからないが、ローテーション前の3か月はこのカードを必要としているアーキタイプはなさそう。パイオニアでは天使サポートが増えるので天使好きが使うだろう。
・《バスリ・ケト》
能力は結構強いがそれは盤面が整っているときのみ。相手には触れないものの、トークンは出せる。奥義は6割くらいは勝てる。3マナのPWとしてはこんなもんだろう。《傲慢な血王、ソリン(M21)》のように発売直後は使われるだろうが、その後見る機会は減ると思われる。白ウィニーがいないのでね。
・《バスリの副官》
自身にカウンターを置けるため、4マナ4/5警戒・P(多色)プラスアルファ。そのプラスアルファも死亡誘発によるトークン生成なので、かなり強い。2年前ならモダンの親和での運用を検討しただろう。現在のモダンでは厳しいだろうが。パイオニアの鱗デッキには十分入り得る。いいデザインしているカードですね。スタンダードではこれよりも大型の生物が普通に使われているため活躍しにくいだろう。
・《封じ込める僧侶》
『モダンホライゾン』で収録されるだろうと思っていたが、スタンダードで登場。これが来るなら《狡猾な巾着切り(RIX)》みたいなわけわかんないカードや《霧の呼び手(M20)》はどうして出てきたのか。まあ後者はマーフォーク使いの知り合い曰く1マナなのでなかなかやるクリーチャーとのことだが。スタンダードだと「猫かまど」パッケージを完封できる。あとは《銅纏いののけ者、ルーカ(IKO)》のマイナス能力のような踏み倒しをけん制できる。基本セットは安全弁の役割も兼ねているのでこういうカードの収録には好印象。
・《栄光の頌歌》
アンセム。《永遠の見守り(SOI)》がスタンダードだと使われ、《ベナリアの軍司令(DOM)》もスタンダードだと使われたので、元祖もスタンに来てみた。元祖に厳しく当たりたくはないが、今のスタンダードで使われるかというと可能性は薄いと言わざるを得ない。前者は当時のメカニズム「督励」を活かす「警戒」の付与、後者は3マナ3/3というボディがあったから採用されたはず。これを用いるためにはトークン戦術をとったデッキを作らねばならないが作れるかはいささか疑問。ヒストリックだとアンセム8枚の白ウィニーは強そうですね。
・《忍耐の偶像》
《時を解す者、テフェリー(WAR)》がスタン落ちするまでは活躍するめどは立たないだろう。この手のカードには珍しく一度追放領域を経由するため、《墓掘りの檻(M20)》のような墓地対策カードの影響を受けない。もちろん、墓地追放には刺さるが。使い方は《ミミックの大桶(SOM)》のような感じだろうか。クリーチャー・デッキが息切れ防止として入れるよりは、cipやpigを使いまわすデッキでの採用が好ましい。このカードが破壊されても追放されたカードが墓地に戻るので2枚目も腐りにくいのはかなり実用的。専用デッキが作られる可能性は十分秘めている。
・《外交官、マンガラ》
使ったことないが《トレストの使者、レオヴォルド(CN2)》みたいなもんなんですかね。なんか鬱陶しいだけでスタンダードやパイオニアでは活躍しなさそう。主戦場はEDHの《配分の領事、カンバール》のようなヘイトベア系コマンダーでですかね。
・《九つの命》
《砕骨の巨人(ELD)》や《探索する獣(ELD)》のようにかなりメジャーカードに軽減不可がついている現スタンダードでは厳しい。呪禁エンチャントも《ファリカの献杯》という、これまたサイドで見かけることもそこそこあるカードで一瞬でパー。厳しめですね。
・《群れを導くもの》
犬ロード。軽減能力については上記の通り。まあ、使われないと思います。ただ、犬好きは一定数いるので作る人は多いかもですね。自分は、、、気が向いたら。
・《ルーンの光輪》
思ったより使われるかもしれないですね。この手のカードの数が揃ってくるとスタックスが復権するかもしれないので。まあ、3テフェがいる限りはこういうエンチャントは活躍しにくいでしょう。このカードも再録されてだいぶ値段が下がったのでしみじみ。
・《天界の語り部》
スタンだと《セラの高位僧》的なポジションとして「ソウルシスターズ」系デッキが作られるかも。『テーロス還魂記』ではライフゲインカードも多かった上、現スタンにおいてライフを高速で削ってくるデッキが少ないため強い可能性がある。1度起動出来たらそのまま勝てるわけではないのがちょっと残念だが、1マナのクリーチャーにそれ以上求めるのは酷だろう。
まあ、こんなところです。次回は青。ではでは。
労力削減のため、能力の記載はしません。ご了承ください。
・《悪斬の天使》
カードはさすがの神々しさ。スタンダードでは使われるか怪しい。ローテーション後になればわからないが、ローテーション前の3か月はこのカードを必要としているアーキタイプはなさそう。パイオニアでは天使サポートが増えるので天使好きが使うだろう。
・《バスリ・ケト》
能力は結構強いがそれは盤面が整っているときのみ。相手には触れないものの、トークンは出せる。奥義は6割くらいは勝てる。3マナのPWとしてはこんなもんだろう。《傲慢な血王、ソリン(M21)》のように発売直後は使われるだろうが、その後見る機会は減ると思われる。白ウィニーがいないのでね。
・《バスリの副官》
自身にカウンターを置けるため、4マナ4/5警戒・P(多色)プラスアルファ。そのプラスアルファも死亡誘発によるトークン生成なので、かなり強い。2年前ならモダンの親和での運用を検討しただろう。現在のモダンでは厳しいだろうが。パイオニアの鱗デッキには十分入り得る。いいデザインしているカードですね。スタンダードではこれよりも大型の生物が普通に使われているため活躍しにくいだろう。
・《封じ込める僧侶》
『モダンホライゾン』で収録されるだろうと思っていたが、スタンダードで登場。これが来るなら《狡猾な巾着切り(RIX)》みたいなわけわかんないカードや《霧の呼び手(M20)》はどうして出てきたのか。まあ後者はマーフォーク使いの知り合い曰く1マナなのでなかなかやるクリーチャーとのことだが。スタンダードだと「猫かまど」パッケージを完封できる。あとは《銅纏いののけ者、ルーカ(IKO)》のマイナス能力のような踏み倒しをけん制できる。基本セットは安全弁の役割も兼ねているのでこういうカードの収録には好印象。
・《栄光の頌歌》
アンセム。《永遠の見守り(SOI)》がスタンダードだと使われ、《ベナリアの軍司令(DOM)》もスタンダードだと使われたので、元祖もスタンに来てみた。元祖に厳しく当たりたくはないが、今のスタンダードで使われるかというと可能性は薄いと言わざるを得ない。前者は当時のメカニズム「督励」を活かす「警戒」の付与、後者は3マナ3/3というボディがあったから採用されたはず。これを用いるためにはトークン戦術をとったデッキを作らねばならないが作れるかはいささか疑問。ヒストリックだとアンセム8枚の白ウィニーは強そうですね。
・《忍耐の偶像》
《時を解す者、テフェリー(WAR)》がスタン落ちするまでは活躍するめどは立たないだろう。この手のカードには珍しく一度追放領域を経由するため、《墓掘りの檻(M20)》のような墓地対策カードの影響を受けない。もちろん、墓地追放には刺さるが。使い方は《ミミックの大桶(SOM)》のような感じだろうか。クリーチャー・デッキが息切れ防止として入れるよりは、cipやpigを使いまわすデッキでの採用が好ましい。このカードが破壊されても追放されたカードが墓地に戻るので2枚目も腐りにくいのはかなり実用的。専用デッキが作られる可能性は十分秘めている。
・《外交官、マンガラ》
使ったことないが《トレストの使者、レオヴォルド(CN2)》みたいなもんなんですかね。なんか鬱陶しいだけでスタンダードやパイオニアでは活躍しなさそう。主戦場はEDHの《配分の領事、カンバール》のようなヘイトベア系コマンダーでですかね。
・《九つの命》
《砕骨の巨人(ELD)》や《探索する獣(ELD)》のようにかなりメジャーカードに軽減不可がついている現スタンダードでは厳しい。呪禁エンチャントも《ファリカの献杯》という、これまたサイドで見かけることもそこそこあるカードで一瞬でパー。厳しめですね。
・《群れを導くもの》
犬ロード。軽減能力については上記の通り。まあ、使われないと思います。ただ、犬好きは一定数いるので作る人は多いかもですね。自分は、、、気が向いたら。
・《ルーンの光輪》
思ったより使われるかもしれないですね。この手のカードの数が揃ってくるとスタックスが復権するかもしれないので。まあ、3テフェがいる限りはこういうエンチャントは活躍しにくいでしょう。このカードも再録されてだいぶ値段が下がったのでしみじみ。
・《天界の語り部》
スタンだと《セラの高位僧》的なポジションとして「ソウルシスターズ」系デッキが作られるかも。『テーロス還魂記』ではライフゲインカードも多かった上、現スタンにおいてライフを高速で削ってくるデッキが少ないため強い可能性がある。1度起動出来たらそのまま勝てるわけではないのがちょっと残念だが、1マナのクリーチャーにそれ以上求めるのは酷だろう。
まあ、こんなところです。次回は青。ではでは。
雑記90[ヒストリック:ルールスサクリファイス]
2020年6月14日 Magic: The Gathering環境:XLN-HA3
0)はじめに
他所(https://kumtg.com/)でいろいろ書かせてもらっていますが、その際にはいろいろデッキを作って改良してから載せている場合が多いです。そんな没になったデッキをここで供養しようかと。
そんな感じで編集後記的なポジションで書きます。
1)それぞれのデッキについて
・「ルールスバーン」その1
(https://kumtg.com/2020/05/20/lurrusburn/)
これがヒストリックシリーズの初投稿ですね。このデッキ自体はすぐに完成しました。今思えば《血の墓所》のような黒赤ランドも足したほうがルールス出しやすかったでしょうね。当時はパイオニア以下の「ボロスバーン」のイメージで組んでいたので土地基盤も頭でっかちになってしまいました。
このとき、サークルのメンバーに《ゴブリンの鎖回し》と《死住まいの呼び声》を組み合わせて組んでほしい、と言われたものの、サイドプランならまだしも、メインには入れることはできないだろう、ということになり却下してました。今ではそこそこ有名なコンボに。反省しています。
普通の赤単や赤緑アグロは回すかどうか悩みますね。亜種の可能性を模索していきたいですね。
・「青緑マーフォーク」その2
(https://kumtg.com/2020/05/27/ugmerfolk/)
これはワイルド使うのを一番躊躇したデッキですね。あと、デッキはリメイクしました。初めに作ったときはサイドに《マーフォークのペテン師》を採用していなかったため、「ナヤウィノータ」に圧敗しました。現在の形には満足しています。ヒストリックにクリーチャーデッキが思ったより多かったので、《マーフォークのペテン師》は相手のプラン崩壊に一役買ってくれました。打点がかなり高いので一度プラン崩壊させればそれだけで勝てる強さがありました。
土地基盤ですが、《古代の聖塔》と《手付かずの領土》は悩みました。サイドのウーロのことだけを考えると《古代の聖塔》に軍配が上がりますね。カウンターのことを考えると《手付かずの領土》のほうが良さそうかと思います。
このデッキを作成したおかげで、「探検」と「脱出」の相性の良さ、ウーロの強さを再確認できました。ヒストリックのデッキを考える上では常に考えるパッケージとなりました。
・「ヨーリオン探検」その3
(https://kumtg.com/2020/05/30/yorionexplore/)
これが先に挙げた「探検」と「脱出」の組み合わせです。3色ランドの登場により、楔3色はかなり組みやすくなりました。メインは特に考えることなく80枚決まりました。2マナの探検を優先的に採用し、3マナ以降はあまりにもウーロが強いのでウーロキャストを優先するような構築です。4ターン目にウーロを場に出すことを目標に組みました。
サイドの《軽蔑的な一撃》は環境に合っていると思い採用しました。「ナヤウィノータ」のウィノータ本体、「青緑ネクサス」のネクサス本体や《荒野の再生》、ヨーリオンミラーにも青白コントロールにも刺さりますから。候補は《否認》と《霊気の疾風》でしたが、それらデッキに入れるかどうか、刺さるかどうかで判断しました。
回していて楽しいデッキだったので、相棒弱体化後も試してみたいです。ヨーリオンはよく試作段階では作っているので、改良してみてもいいかもしれません。
・「緑単信心」その4
(https://kumtg.com/2020/06/07/monogreen/)
これはスタンダードで《世界を揺るがす者、ニッサ》を使っていた時に思いついたデッキです。最初は《絶え間ない飢餓、ウラモグ》を入れようかとも思ったんですが、なんか思ったより出なそうだな、ということで融通の利くXマナクリーチャーに変えました。10マナ出ているときは《ハイドロイド混成体》でも十分な場合が多いので。それよりも10マナでない盤面のほうが困るんでね。《眷者の神童、キナン》まで採用したら《絶え間ない飢餓、ウラモグ》も出るでしょうが。
回しているときはげらげら笑いながら回せるいいデッキですね。2ターン目に《世界を揺るがす者、ニッサ》が出ることが何度もあったので、もう笑うしかないですよね。
正直サイドがあまりにも適当だったのでもうちょっと考えてから回したほうが良かったかもです。追加のビビアン2種は入れるマッチなさそうですよね。コントロールに入れるかな、と思っていたんですがなくてもいいかと。それよりも軽いカードが欲しいな、という印象でした。青マナ足してウーロやカウンター積むのが良さそうですが、そうするとせっかくの力線を活かしきれないので。難しいところです。
2)没デッキ
あとは没デッキ・コンセプトを述べます。
・《ゴブリンの鎖回し》+《死住まいの呼び声》
メタがわからないときに言われたもので、クリーチャーデッキならまだしも、コントロールデッキには何もしないのでは、という勘違いと、効率よく《ゴブリンの鎖回し》を墓地に送る方法を考えなきゃ、という勘違いでお蔵入りに。速攻多めの構成なら全体除去の返しで2体リアニすれば十分なわけでコントロールにも十分仕事するし、《ゴブリンの鎖回し》をリアニするデッキ組むなら、普通にリアニデッキ組めばいいわけだし。
実際、赤トリプル出しながら黒マナを適切に出すのには土地基盤が難しい。ショックランド・チェックランドの他の選択肢はチェックランドとの相性を考えればトライランドだろう。オボシュがらみで奇数赤単タッチ黒が組めたら試すかもしれない。
・ヨーリオンPW
《戦慄衆の指揮》と「探検」パッケージとウーロを採用した4色80枚指揮デッキ。記事にする直前で相棒の弱体化が発表されたのでお蔵入りに。それ以降、改良するくらいなら別の回すか、と思ってそのまま。
デッキ自体は『灯争大戦』時期のスタンダードの4色指揮を再現した形に。スーパーミッドレンジなのでミッドレンジ好きにはかなり楽しめるデッキだと思う。実際楽しかった。
・マルドゥヨーリオンサクリファイス
《波乱の悪魔》と各種英雄譚が勝手にサクリファイスできるので相性良さそうに思い、《スナップダックスの神話》が理想の全体除去だと思い詰め込んだデッキ。実際には《エルズペス、死に打ち勝つ》と《最古再誕》が強いだけのデッキになってしまいコンセプトが迷子となりお蔵入りに。
もともとは《集めるもの、ウモーリ》をエンチャント指定にしてデッキを組もうとしたときに思いついた英雄譚マシマシデッキだったがデッキの完成度を高めきれず、ヨーリオンに鞍替えしたらヨーリオンと英雄譚の相性が微妙となりデッキコンセプトがめちゃくちゃに。ただ、デッキ自体は思ったより強そうで英雄譚のエフェクトが好きなので改良して再挑戦したいところ。
3)さいごに
まあこんなところです。こっちであんまり書かないで他所のリンクばかり貼るのは良くないかな、と思っていたところだったので、こうして向こうに書けないことで差別化できるなら気も少しは晴れます。
次回は6/14(日)に他所で挙がる予定です。たぶん毎週日曜日更新になると思われますが、どうなることやら。
最近はヒストリックばかりやってますが、スタンもやっと納得のいくデッキができたのでまた機会があれば書きます。紙復帰したらモダンとかパイオニアとかもやりたいですね。
思ったより長くなりましたが、ではでは。
0)はじめに
他所(https://kumtg.com/)でいろいろ書かせてもらっていますが、その際にはいろいろデッキを作って改良してから載せている場合が多いです。そんな没になったデッキをここで供養しようかと。
そんな感じで編集後記的なポジションで書きます。
1)それぞれのデッキについて
・「ルールスバーン」その1
(https://kumtg.com/2020/05/20/lurrusburn/)
これがヒストリックシリーズの初投稿ですね。このデッキ自体はすぐに完成しました。今思えば《血の墓所》のような黒赤ランドも足したほうがルールス出しやすかったでしょうね。当時はパイオニア以下の「ボロスバーン」のイメージで組んでいたので土地基盤も頭でっかちになってしまいました。
このとき、サークルのメンバーに《ゴブリンの鎖回し》と《死住まいの呼び声》を組み合わせて組んでほしい、と言われたものの、サイドプランならまだしも、メインには入れることはできないだろう、ということになり却下してました。今ではそこそこ有名なコンボに。反省しています。
普通の赤単や赤緑アグロは回すかどうか悩みますね。亜種の可能性を模索していきたいですね。
・「青緑マーフォーク」その2
(https://kumtg.com/2020/05/27/ugmerfolk/)
これはワイルド使うのを一番躊躇したデッキですね。あと、デッキはリメイクしました。初めに作ったときはサイドに《マーフォークのペテン師》を採用していなかったため、「ナヤウィノータ」に圧敗しました。現在の形には満足しています。ヒストリックにクリーチャーデッキが思ったより多かったので、《マーフォークのペテン師》は相手のプラン崩壊に一役買ってくれました。打点がかなり高いので一度プラン崩壊させればそれだけで勝てる強さがありました。
土地基盤ですが、《古代の聖塔》と《手付かずの領土》は悩みました。サイドのウーロのことだけを考えると《古代の聖塔》に軍配が上がりますね。カウンターのことを考えると《手付かずの領土》のほうが良さそうかと思います。
このデッキを作成したおかげで、「探検」と「脱出」の相性の良さ、ウーロの強さを再確認できました。ヒストリックのデッキを考える上では常に考えるパッケージとなりました。
・「ヨーリオン探検」その3
(https://kumtg.com/2020/05/30/yorionexplore/)
これが先に挙げた「探検」と「脱出」の組み合わせです。3色ランドの登場により、楔3色はかなり組みやすくなりました。メインは特に考えることなく80枚決まりました。2マナの探検を優先的に採用し、3マナ以降はあまりにもウーロが強いのでウーロキャストを優先するような構築です。4ターン目にウーロを場に出すことを目標に組みました。
サイドの《軽蔑的な一撃》は環境に合っていると思い採用しました。「ナヤウィノータ」のウィノータ本体、「青緑ネクサス」のネクサス本体や《荒野の再生》、ヨーリオンミラーにも青白コントロールにも刺さりますから。候補は《否認》と《霊気の疾風》でしたが、それらデッキに入れるかどうか、刺さるかどうかで判断しました。
回していて楽しいデッキだったので、相棒弱体化後も試してみたいです。ヨーリオンはよく試作段階では作っているので、改良してみてもいいかもしれません。
・「緑単信心」その4
(https://kumtg.com/2020/06/07/monogreen/)
これはスタンダードで《世界を揺るがす者、ニッサ》を使っていた時に思いついたデッキです。最初は《絶え間ない飢餓、ウラモグ》を入れようかとも思ったんですが、なんか思ったより出なそうだな、ということで融通の利くXマナクリーチャーに変えました。10マナ出ているときは《ハイドロイド混成体》でも十分な場合が多いので。それよりも10マナでない盤面のほうが困るんでね。《眷者の神童、キナン》まで採用したら《絶え間ない飢餓、ウラモグ》も出るでしょうが。
回しているときはげらげら笑いながら回せるいいデッキですね。2ターン目に《世界を揺るがす者、ニッサ》が出ることが何度もあったので、もう笑うしかないですよね。
正直サイドがあまりにも適当だったのでもうちょっと考えてから回したほうが良かったかもです。追加のビビアン2種は入れるマッチなさそうですよね。コントロールに入れるかな、と思っていたんですがなくてもいいかと。それよりも軽いカードが欲しいな、という印象でした。青マナ足してウーロやカウンター積むのが良さそうですが、そうするとせっかくの力線を活かしきれないので。難しいところです。
2)没デッキ
あとは没デッキ・コンセプトを述べます。
・《ゴブリンの鎖回し》+《死住まいの呼び声》
メタがわからないときに言われたもので、クリーチャーデッキならまだしも、コントロールデッキには何もしないのでは、という勘違いと、効率よく《ゴブリンの鎖回し》を墓地に送る方法を考えなきゃ、という勘違いでお蔵入りに。速攻多めの構成なら全体除去の返しで2体リアニすれば十分なわけでコントロールにも十分仕事するし、《ゴブリンの鎖回し》をリアニするデッキ組むなら、普通にリアニデッキ組めばいいわけだし。
実際、赤トリプル出しながら黒マナを適切に出すのには土地基盤が難しい。ショックランド・チェックランドの他の選択肢はチェックランドとの相性を考えればトライランドだろう。オボシュがらみで奇数赤単タッチ黒が組めたら試すかもしれない。
・ヨーリオンPW
《戦慄衆の指揮》と「探検」パッケージとウーロを採用した4色80枚指揮デッキ。記事にする直前で相棒の弱体化が発表されたのでお蔵入りに。それ以降、改良するくらいなら別の回すか、と思ってそのまま。
デッキ自体は『灯争大戦』時期のスタンダードの4色指揮を再現した形に。スーパーミッドレンジなのでミッドレンジ好きにはかなり楽しめるデッキだと思う。実際楽しかった。
・マルドゥヨーリオンサクリファイス
《波乱の悪魔》と各種英雄譚が勝手にサクリファイスできるので相性良さそうに思い、《スナップダックスの神話》が理想の全体除去だと思い詰め込んだデッキ。実際には《エルズペス、死に打ち勝つ》と《最古再誕》が強いだけのデッキになってしまいコンセプトが迷子となりお蔵入りに。
もともとは《集めるもの、ウモーリ》をエンチャント指定にしてデッキを組もうとしたときに思いついた英雄譚マシマシデッキだったがデッキの完成度を高めきれず、ヨーリオンに鞍替えしたらヨーリオンと英雄譚の相性が微妙となりデッキコンセプトがめちゃくちゃに。ただ、デッキ自体は思ったより強そうで英雄譚のエフェクトが好きなので改良して再挑戦したいところ。
3)さいごに
まあこんなところです。こっちであんまり書かないで他所のリンクばかり貼るのは良くないかな、と思っていたところだったので、こうして向こうに書けないことで差別化できるなら気も少しは晴れます。
次回は6/14(日)に他所で挙がる予定です。たぶん毎週日曜日更新になると思われますが、どうなることやら。
最近はヒストリックばかりやってますが、スタンもやっと納得のいくデッキができたのでまた機会があれば書きます。紙復帰したらモダンとかパイオニアとかもやりたいですね。
思ったより長くなりましたが、ではでは。
雑記89[ウィノータ使用停止について]
2020年6月9日 Magic: The Gatheringタイトルの通り、ウィノータがヒストリックで緊急対応で使用停止となりました。
よって、6/9現在の使用停止は
停止:《創案の火》《裏切りの工作員》《軍団のまとめ役、ウィノータ》
です。
以前の禁止改定の答え合わせ
(https://formicaoperaia.diarynote.jp/202006021901252549/)
では、あまりヒストリックにコメントしなかったので、これを機に少しばかりコメントします。できる限りがむしゃらな暴言にならないように心がけます。
WotCは禁止(や使用停止)を出すのがまだ慣れておらず、DCGにも慣れていないのでしょう。それは仕方ありません。いくら25年カード刷ってきてても毎セット禁止出しているのはここ1~2年ですから、慣れていないのも無理ありません。また、MtGAも始まって間もないですから、DCGでの使用停止の決定が他よりもぎこちないのもうなずけます。
起きてしまった失敗はどうしようもありません。刷ってしまったカードをいまさらなかったことにする(オーコ・むかしむかし)、テキストを書き換える(相棒)、なんてことは通常できないのですから。
ただ、再発防止のために何を講じているかは知りたいですね。プレイデザインチームの発足は『カラデシュ』ブロック等のスタンダード禁止カードへの再発防止でした。ここ1~2年でのスタンダード禁止カードについて、今後何かしらの策を講じているはずなので、それに期待するほかありません。
ヒストリックの使用停止ですが、内容は特に不満ありません。BO1はほとんどしないのであくまで想像ですが、BO1ならナヤウィノータはかなり理不尽だろうな、とは思います。サイドがあれば無色1マナの《墓掘りの檻》や赤の色対策、各種除去、などなど様々存在しているので、しっかり対策をとればいいのではないか、と思っていることは確かです。《霊気池の驚異》とは違って除去が効きますからね(《霊気池の驚異》は優先権の問題でファクト破壊では間に合わない)。
今後のヒストリックは《死者の原野》ランプ・シミックネクサスが強い中で赤単アグロ・グルールアグロがどう頑張るか、という構図でしょうか。正直《死者の原野》がいる以上、通常のミッドレンジ・コントロールは厳しい状況です。なにかズルしないといけません。
最後に、禁止改定のやり方に一つ自分の気持ちを書いて終わりにします。
前のように日時を決めてやってくれませんかね。
マジックが良くなることを願って。ではでは。
よって、6/9現在の使用停止は
停止:《創案の火》《裏切りの工作員》《軍団のまとめ役、ウィノータ》
です。
以前の禁止改定の答え合わせ
(https://formicaoperaia.diarynote.jp/202006021901252549/)
では、あまりヒストリックにコメントしなかったので、これを機に少しばかりコメントします。できる限りがむしゃらな暴言にならないように心がけます。
WotCは禁止(や使用停止)を出すのがまだ慣れておらず、DCGにも慣れていないのでしょう。それは仕方ありません。いくら25年カード刷ってきてても毎セット禁止出しているのはここ1~2年ですから、慣れていないのも無理ありません。また、MtGAも始まって間もないですから、DCGでの使用停止の決定が他よりもぎこちないのもうなずけます。
起きてしまった失敗はどうしようもありません。刷ってしまったカードをいまさらなかったことにする(オーコ・むかしむかし)、テキストを書き換える(相棒)、なんてことは通常できないのですから。
ただ、再発防止のために何を講じているかは知りたいですね。プレイデザインチームの発足は『カラデシュ』ブロック等のスタンダード禁止カードへの再発防止でした。ここ1~2年でのスタンダード禁止カードについて、今後何かしらの策を講じているはずなので、それに期待するほかありません。
ヒストリックの使用停止ですが、内容は特に不満ありません。BO1はほとんどしないのであくまで想像ですが、BO1ならナヤウィノータはかなり理不尽だろうな、とは思います。サイドがあれば無色1マナの《墓掘りの檻》や赤の色対策、各種除去、などなど様々存在しているので、しっかり対策をとればいいのではないか、と思っていることは確かです。《霊気池の驚異》とは違って除去が効きますからね(《霊気池の驚異》は優先権の問題でファクト破壊では間に合わない)。
今後のヒストリックは《死者の原野》ランプ・シミックネクサスが強い中で赤単アグロ・グルールアグロがどう頑張るか、という構図でしょうか。正直《死者の原野》がいる以上、通常のミッドレンジ・コントロールは厳しい状況です。なにかズルしないといけません。
最後に、禁止改定のやり方に一つ自分の気持ちを書いて終わりにします。
前のように日時を決めてやってくれませんかね。
マジックが良くなることを願って。ではでは。
雑記87[M21カード予想]
2020年6月4日 Magic: The Gatheringネタバレ注意
マロ―のタンブラーにて『基本セット2021』の収録カードについて、ヒントが載っていたのでその中から気になったのを予想できたら。
タンブラー:https://markrosewater.tumblr.com/post/619742666224254976/maros-core-2021-teaser#notes
↓↓
↓↓
では、コメントしていきます。
1)新規カードについて
・ヴァンガードと1枚だけ伝説のクリーチャー・カードになっている。
(原文: A character with a Vanguard card and a legendary creature card gets a second of the latter.)
ヴァンガードの一覧をみて、何回伝説のクリーチャー・カードになっているかを確認します。
Ashnod:0
Barrin:1
Crovax:2
Eladamri:1
Ertai:2
Gerrard:2
Gix:0
Greven il-Vec:1
Hanna:1
Karn:1
Lyna:0
Maraxus:1
Mirri:3
Mishra:1
Multani:2
Oracle:0
Orim:1
Rofellos:1
Selenia:1
Serra:0
Sidar Kondo:1
Sisay:2
Sliver Queen, Brood Mother:1
Squee:2
Starke:1
Tahngarth:1
Takara:1
Tawnos:1
Titania:1
Urza:1
Volrath:2
Xantcha:1
思ったより該当するのは多いですね。絞れなかったです。一応、前情報としてテフェリーにフィーチャーしたセットだということは伝えられているので、Barrin,Karn,Hanna,Urzaあたりが可能性高めでしょうか。この4種類から出ると予想してここは終わり。
・常盤木ではないエンチャントサブタイプの復活
(原文:A nonevergreen enchantment subtype returns.)
まあ、英雄譚でしょう。選択肢もほとんどないしこれは当たってほしい。
2)再録カードについて
・フレンチバニラ神話レア
(原文:A French Vanilla mythic rare.)
《タルモゴイフ》の一点読みにします。当たれば万馬券です。
・ユニークなプロテクションを持つカード
(原文:A card with a unique protection.)
ユニークを「唯一」として受け取れば、
《堕ちたる僧侶/Fallen Cleric》
プロテクション(クレリック)
《春の先駆け/Harbinger of Spring》
プロテクション(スピリットでないクリーチャー)
《地平線のドレイク/Horizon Drake》
プロテクション(土地)
《スランの医師、ヨーグモス/Yawgmoth, Thran Physician》
プロテクション(人間)
などちらほらいます。P(ビースト)、P(カヴ)、P(氷雪)なんてのもいますが、これらはスタンに来ても活躍できるプロテクションではないでしょう。それは上記も大概です。その意味では《春の先駆け/Harbinger of Spring》だけはひょっとするかもですが、こいつは「転生4」という神河のキーワード能力を持っているので再録しにくそう。以上を踏まえると、
《サーボ・タヴォーク/Tsabo Tavoc》
プロテクション(伝説のクリーチャー)
と予想します。一見するとレジェンドからのプロテクションなのでPWもはじけるかと思いましたが、そんなことはなく、ちゃんとクリーチャー限定でした。残念。
・『時のらせん』タイムシフト
(原文:A card from the Time Spiraltimeshifted sheet.)
タイムシフトでテフェリーを冠したカードである《テフェリーの濠/Teferi’s Moat》と予想します。
まあ、こんなところで。ではでは。
マロ―のタンブラーにて『基本セット2021』の収録カードについて、ヒントが載っていたのでその中から気になったのを予想できたら。
タンブラー:https://markrosewater.tumblr.com/post/619742666224254976/maros-core-2021-teaser#notes
↓↓
↓↓
では、コメントしていきます。
1)新規カードについて
・ヴァンガードと1枚だけ伝説のクリーチャー・カードになっている。
(原文: A character with a Vanguard card and a legendary creature card gets a second of the latter.)
ヴァンガードの一覧をみて、何回伝説のクリーチャー・カードになっているかを確認します。
Ashnod:0
Barrin:1
Crovax:2
Eladamri:1
Ertai:2
Gerrard:2
Gix:0
Greven il-Vec:1
Hanna:1
Karn:1
Lyna:0
Maraxus:1
Mirri:3
Mishra:1
Multani:2
Oracle:0
Orim:1
Rofellos:1
Selenia:1
Serra:0
Sidar Kondo:1
Sisay:2
Sliver Queen, Brood Mother:1
Squee:2
Starke:1
Tahngarth:1
Takara:1
Tawnos:1
Titania:1
Urza:1
Volrath:2
Xantcha:1
思ったより該当するのは多いですね。絞れなかったです。一応、前情報としてテフェリーにフィーチャーしたセットだということは伝えられているので、Barrin,Karn,Hanna,Urzaあたりが可能性高めでしょうか。この4種類から出ると予想してここは終わり。
・常盤木ではないエンチャントサブタイプの復活
(原文:A nonevergreen enchantment subtype returns.)
まあ、英雄譚でしょう。選択肢もほとんどないしこれは当たってほしい。
2)再録カードについて
・フレンチバニラ神話レア
(原文:A French Vanilla mythic rare.)
《タルモゴイフ》の一点読みにします。当たれば万馬券です。
・ユニークなプロテクションを持つカード
(原文:A card with a unique protection.)
ユニークを「唯一」として受け取れば、
《堕ちたる僧侶/Fallen Cleric》
プロテクション(クレリック)
《春の先駆け/Harbinger of Spring》
プロテクション(スピリットでないクリーチャー)
《地平線のドレイク/Horizon Drake》
プロテクション(土地)
《スランの医師、ヨーグモス/Yawgmoth, Thran Physician》
プロテクション(人間)
などちらほらいます。P(ビースト)、P(カヴ)、P(氷雪)なんてのもいますが、これらはスタンに来ても活躍できるプロテクションではないでしょう。それは上記も大概です。その意味では《春の先駆け/Harbinger of Spring》だけはひょっとするかもですが、こいつは「転生4」という神河のキーワード能力を持っているので再録しにくそう。以上を踏まえると、
《サーボ・タヴォーク/Tsabo Tavoc》
プロテクション(伝説のクリーチャー)
と予想します。一見するとレジェンドからのプロテクションなのでPWもはじけるかと思いましたが、そんなことはなく、ちゃんとクリーチャー限定でした。残念。
・『時のらせん』タイムシフト
(原文:A card from the Time Spiraltimeshifted sheet.)
タイムシフトでテフェリーを冠したカードである《テフェリーの濠/Teferi’s Moat》と予想します。
まあ、こんなところで。ではでは。
雑記86[禁止改定の答え合わせ]
2020年6月2日 Magic: The Gathering0)はじめに
予想はこちら
https://formicaoperaia.diarynote.jp/202005300054165520/
では振り返ってみましょう。
1)スタンダードについて
禁止予想:《時を解す者、テフェリー》
禁止希望:なし
解除予想:《夏の帳》
解除希望:なし
でした。結果はご存じの通り。
禁止:《創案の火》《裏切りの工作員》
解除:なし
コメント:予想は外したものの、全くの想定外、というわけではないですね。ある程度納得しています。ただ、スタンダードで禁止を出すことがさも当たり前かのようになっているのは納得していないですね。このように禁止を出したことを今後のセットにしっかり反映してほしいです。特に、『基本セット2020』から複数枚禁止が出ていることは非常に残念です。初心者に勧めにくくなってきますので。3テフェが禁止を逃れているならなぜに《反射魔道士》は禁止になったんでしょうかね。多分今後もPWはまず禁止されないでしょう。そこは安心してカードを購入できそうです。
2)ヒストリックについて
停止予想:《軍団のまとめ役、ウィノータ》《獣相のシャーマン》
停止希望:なし
禁止予想:なし
禁止希望:なし
解除予想:なし
解除希望:なし
でした。結果はご存じの通り。
停止:《創案の火》《裏切りの工作員》
禁止:なし
解除:なし
コメント:停止理由がスタンダードで禁止にしたから、というのは正当な理由なんでしょうかね。自分は別フォーマットだと思っているだけに驚きました。WotCがそういう理由でヒストリックの禁止を管理するのがわかったのは大きな収穫です。
3)相棒メカニズムのルール改定について
予想:「相棒使用の場合は1マリガンスタート」「いつでも唱えられることではなく、任意のタイミングでドローを相棒に置換」「相棒を初手に加えてスタート」のどれかかその派生
でした。結果はご存じの通り。
各ゲーム中に1度だけ、あなたはソーサリーを唱えられるときに(3)を支払うことでサイドボードからあなたの相棒をあなたの手札に加えることができる。これは特別な処理であり、起動型能力ではない。
コメント:この調整は、さすがカードを25年刷っているだけのことはあるな、と感じさせられる調整でした。素人のそれでは思いつけなかったです。正直、もう二度とこのようなルール改定はしてほしくないですね。なにせ本業は紙売っているのでね。この感想は個々人によると思いますので悪口はこの辺で終わり。この調整でルーツリー君は残念なことになってしまいました。本体が瞬速持ちなのに、ソーサリーで持ってくる、となるともう構築では厳しいでしょう。しかし、この調整はいい案配だと思いますね。やってみないとわからない点が多いですが、これで相棒無しでデッキを組んだほうがテンポが良くなるのでアグロが組めればメタが回るかと。アグロが組めればね。正直、ティムール再生が相棒含め失うものがなかったので、強化の一途をたどっているのは大丈夫なのか、と思っています。
4)おわりに
この辺で。ではでは。
予想はこちら
https://formicaoperaia.diarynote.jp/202005300054165520/
では振り返ってみましょう。
1)スタンダードについて
禁止予想:《時を解す者、テフェリー》
禁止希望:なし
解除予想:《夏の帳》
解除希望:なし
でした。結果はご存じの通り。
禁止:《創案の火》《裏切りの工作員》
解除:なし
コメント:予想は外したものの、全くの想定外、というわけではないですね。ある程度納得しています。ただ、スタンダードで禁止を出すことがさも当たり前かのようになっているのは納得していないですね。このように禁止を出したことを今後のセットにしっかり反映してほしいです。特に、『基本セット2020』から複数枚禁止が出ていることは非常に残念です。初心者に勧めにくくなってきますので。3テフェが禁止を逃れているならなぜに《反射魔道士》は禁止になったんでしょうかね。多分今後もPWはまず禁止されないでしょう。そこは安心してカードを購入できそうです。
2)ヒストリックについて
停止予想:《軍団のまとめ役、ウィノータ》《獣相のシャーマン》
停止希望:なし
禁止予想:なし
禁止希望:なし
解除予想:なし
解除希望:なし
でした。結果はご存じの通り。
停止:《創案の火》《裏切りの工作員》
禁止:なし
解除:なし
コメント:停止理由がスタンダードで禁止にしたから、というのは正当な理由なんでしょうかね。自分は別フォーマットだと思っているだけに驚きました。WotCがそういう理由でヒストリックの禁止を管理するのがわかったのは大きな収穫です。
3)相棒メカニズムのルール改定について
予想:「相棒使用の場合は1マリガンスタート」「いつでも唱えられることではなく、任意のタイミングでドローを相棒に置換」「相棒を初手に加えてスタート」のどれかかその派生
でした。結果はご存じの通り。
各ゲーム中に1度だけ、あなたはソーサリーを唱えられるときに(3)を支払うことでサイドボードからあなたの相棒をあなたの手札に加えることができる。これは特別な処理であり、起動型能力ではない。
コメント:この調整は、さすがカードを25年刷っているだけのことはあるな、と感じさせられる調整でした。素人のそれでは思いつけなかったです。正直、もう二度とこのようなルール改定はしてほしくないですね。なにせ本業は紙売っているのでね。この感想は個々人によると思いますので悪口はこの辺で終わり。この調整でルーツリー君は残念なことになってしまいました。本体が瞬速持ちなのに、ソーサリーで持ってくる、となるともう構築では厳しいでしょう。しかし、この調整はいい案配だと思いますね。やってみないとわからない点が多いですが、これで相棒無しでデッキを組んだほうがテンポが良くなるのでアグロが組めればメタが回るかと。アグロが組めればね。正直、ティムール再生が相棒含め失うものがなかったので、強化の一途をたどっているのは大丈夫なのか、と思っています。
4)おわりに
この辺で。ではでは。
他所ですが書きました。
こっそりひっそりヒストリック|3|「ヨーリオン探検」
https://kumtg.com/2020/05/30/yorionexplore/
禁止改定直前にヨーリオンを使いました。結構強いです。
こっそりひっそりヒストリック|3|「ヨーリオン探検」
https://kumtg.com/2020/05/30/yorionexplore/
禁止改定直前にヨーリオンを使いました。結構強いです。
他所ですが書きました。
こっそりひっそりヒストリック|2|「青緑マーフォーク」
https://kumtg.com/2020/05/27/ugmerfolk/
ヒストリックで部族デッキ:マーフォクを作ってみました。
こっそりひっそりヒストリック|2|「青緑マーフォーク」
https://kumtg.com/2020/05/27/ugmerfolk/
ヒストリックで部族デッキ:マーフォクを作ってみました。
雑記83[禁止改定および相棒ルール改定予想]
2020年5月29日 Magic: The Gathering0)はじめに
来たる6/1はスタンダード・ヒストリックの禁止改定と相棒メカニズムに関する変更(ここではルール改定とします)が予定されています。ということで、予想してみましょう。
1)スタンダードについて
IKO以降のスタンダードは相棒の登場により、過去のスタンダードと比べかなり異質な環境だったように感じました。過去のスタンダードの不満の多くは、アーキタイプの少なさによるものなはずです。その意味ではデッキの種類、アーキタイプ自体はかなりの種類があった今環境ですが、不満が多かったように感じました。
根本的な不満は「アーキタイプの少なさ」による「ゲームの飽き」だったのでしょう。その「飽き」はアーキタイプが多くても起き得ます。どんなプレイヤーが相手でも相手のデッキがゲーム開始時に確定して、どんなプレイヤーが握ってもどんな手札をキープしても5ターン目には(もしくは3ターン目には)特定のカードが唱えられる。確かに飽きそうです。これは相棒メカニズムによるものです。このルール改定については下記で述べるので今はスルーします。
この相棒メカニズムは今までにないメカニズムでなおかつスタンダードではかなり活躍したメカニズムになりました。10種類中6種類7種類がきっちりと使われる、そんなメカニズムは過去にあったでしょうか。でもいつも同じ動きをするので飽きてしまう、そんな欠陥がありました。実際には「飽き」以外の問題点もあるのでしょうが、後述。
IKO環境でトップメタなのはヨーリオンを相棒としたジェスカイルーカです。80枚デッキでコンボを搭載するという、過去には考えられないデッキ構築論ですが、高い再現性と対処の難しさ、全体的なカードパワーの高さから長い間トップに君臨しています。MtGGoldFish調べで使用率は25%程度で2位の青白コントロールの15%と比べるとおよそ2倍あります。使用率自体は一強といえるほどの高さではない、と個人的には思いますが、このデッキは現環境の戦車だと思っています。
長らくIKO環境のスタンダードについての個人的な見解・感想を述べてきました。さて、禁止予想を行いましょう。
5/29現在の禁止カードはこちらです。
《死者の原野》
《王冠泥棒、オーコ》
《むかしむかし》
《夏の帳》
計4枚。
これを踏まえて、
禁止予想:《時を解す者、テフェリー》
禁止希望:なし
解除予想:《夏の帳》
解除希望:なし
《時を解す者、テフェリー》がいるのでカウンターをとれない、これが一番の問題だと思っています。《神秘の論争》や《ドビンの拒否権》といった強力なカウンターがあるものの、この3マナのPWを通したら最後、本当に何もしないカードとなり、指くわえて待つのみです。カウンターいっぱいとってテフェリーもルーカもカウンターすればよい、と思っても、本当に一回通っただけで負けます。そんなリスクを背負うくらいなら別のデッキを握ったほうがよい、というのが今環境なのでしょう。それだといろいろ歪んでしまった。だから禁止措置をとると予想します。
そうした場合、カウンターが強すぎるので、対カウンターとして《夏の帳》を戻そうかと。これで均衡が保てるかはわかりません。なにせ、この禁止改定は相棒のルール改定も起因してくるはずなので。でも、こんな感じで落ち着くのかと思います。禁止改定の傾向としては「最新セットからは出さない」「神話レアからは出さない」はずなのでIKOからの禁止はないでしょう。
2)ヒストリックについて
ちょくちょくヒストリックを行っているプレイヤーとしての感想ですが、正直不満ないです。まだまだ遊びつくせていないカードがいっぱいで文句言えないです。確かにナヤウィノータばかりに当たったら飽きてくるかもしれませんが、少なくとも自分は現状そんなことないので、たまに当たるクリーチャーコンボ、程度です。コンボという意味ではシミックネクサスも大概だと思いますよ。
さて、予想を行いましょう。ヒストリックは使用停止を挟んで禁止になるはずなので、その辺も注意します。
5/29現在の使用停止・禁止カードはこちらです。
《王冠泥棒、オーコ》禁止
《むかしむかし》禁止
《夏の帳》禁止
禁止:計3枚。停止:計0枚。
停止予想:《軍団のまとめ役、ウィノータ》《獣相のシャーマン》
停止希望:なし
禁止予想:なし
禁止希望:なし
解除予想:なし
解除希望:なし
停止中のものがないので禁止はないでしょう。あと、解禁もまあないでしょう。きっとナヤウィノータに調整が入ると思うので、ウィノータ自身かサーチ手段の獣相でしょう。ヒストリックはアリーナ上でしかないのでワイルド補填だけで済むため、躊躇せずに最新セットの神話レアを停止・禁止できるはずです。まあ、いったんウィノータを停止して様子見が濃厚ですかね。しなくてもよさそうですが。
3)相棒メカニズムのルール改定について
この項目はオリカ発表会に近いので手短に。
ルール改定の目標は「相棒の使用の有無による差を無くす・減らす」ことです。多分ここはあっているはずです。この「差を無くす」ことを相棒の構築条件で十分だという判断で印刷されましたが、それだけではあまりにも不十分だったわけです。なのでルール改定という近年類を見ない改定を行うんですね。
ではその「差を無くす」方法は単純に次の2択です。「相棒なしにメリット付与」か「相棒ありにデメリット付与」です。ただ、前者の可能性は非常に低いはずです。そもそも相棒なしが今までのゲームでしたから、「相棒なしにメリット付与」を行うとそれは相棒メカニズムのルール改定よりもマジックの基本ルールのルール改定になります。さすがにそこまで突飛なことはしないでしょう。25年と謳ってたTCGが26年目に過去25年捨てることはない、ということです。
相棒は初手8枚を容認しているルールなので、「相棒なしにメリット付与」するなら「初手の追加ドロー」等が思いつきますが、それは25年の基本ルールに立ち返るのなら次のほうが”自然”です。
「このゲームはみんな初手8枚。但し、相棒使用の場合はそのうち1枚を置換」
但し書きの文言は現行のルールとは違いますが、「置換」の部分をいい案配にすればこっちのほうがシンプルです。これは基本ルールの初手7枚の改定だと思うので、そんなことはしないはず。これは「メリット付与」の「追加ドロー」を「追加の占術」にしてもほとんど同じはずです。
以上から、消去法で後者の「相棒ありにデメリット付与」だと思います。
今までの「デメリット」は「構築条件」でしたが、これだけでは足りないということなので、適当に考えてみます。ここは理論とかは特にないのでオリカ発表会に近いです。ちなみに自分はオリカ発表会好きですよ。
多分、「相棒使用の場合は1マリガンスタート」「いつでも唱えられることではなく、任意のタイミングでドローを相棒に置換」「相棒を初手に加えてスタート」のどれかかその派生でしょう。
一応一つずつコメントを。
1つ目はわかりやすいですね。これが一番あり得るかなと思っていたりします。いままでの相棒と同じく、手札を介しません。
2つ目もそれっぽい。手札を介するようになります。これにより、相棒は8枚目の手札から、いつでもデッキトップ、になるわけです。あり得そう。
3つ目は相棒の問題点の一つ、ハンデス耐性を解消しようとした形です。初手に加えるので、当然ハンデスで落とせますし、後攻の場合、手札超過によるディスカードの可能性も出てきます。これもそこそこあり得るかも。
ちなみに、総合ルールによると、ゲームの始める順番はこんな感じでした。
1:各々デッキ持ってくる
2:相棒を公開する(任意)
3:先攻後攻を決める
4:初期ライフを得る
5:マリガンしたりキープしたりする
6:力線出したりする
7:1ターン目を始める
つまり、可能性としては相棒の有無で先攻後攻の決定権の所在が決まったり、初期ライフが変動することもあり得るはずです。
4)おわりに
どうなるか楽しみですね。なんて生易しい言葉は正直かけにくいです。こういうカードデザインの問題は最近圧倒的に増えているように感じます。スタンは10年に1度の禁止を目標に慎重にデザインしていたあの頃に戻ってほしいです。個人的には特殊セット等を近年本当にたくさん刷っているのでその分人材を割けなかったためにこういう惨事が起きているのかな、と。
好きなゲームなのでマジックが良くなることを願っています。ではでは。
来たる6/1はスタンダード・ヒストリックの禁止改定と相棒メカニズムに関する変更(ここではルール改定とします)が予定されています。ということで、予想してみましょう。
1)スタンダードについて
IKO以降のスタンダードは相棒の登場により、過去のスタンダードと比べかなり異質な環境だったように感じました。過去のスタンダードの不満の多くは、アーキタイプの少なさによるものなはずです。その意味ではデッキの種類、アーキタイプ自体はかなりの種類があった今環境ですが、不満が多かったように感じました。
根本的な不満は「アーキタイプの少なさ」による「ゲームの飽き」だったのでしょう。その「飽き」はアーキタイプが多くても起き得ます。どんなプレイヤーが相手でも相手のデッキがゲーム開始時に確定して、どんなプレイヤーが握ってもどんな手札をキープしても5ターン目には(もしくは3ターン目には)特定のカードが唱えられる。確かに飽きそうです。これは相棒メカニズムによるものです。このルール改定については下記で述べるので今はスルーします。
この相棒メカニズムは今までにないメカニズムでなおかつスタンダードではかなり活躍したメカニズムになりました。10種類中6種類7種類がきっちりと使われる、そんなメカニズムは過去にあったでしょうか。でもいつも同じ動きをするので飽きてしまう、そんな欠陥がありました。実際には「飽き」以外の問題点もあるのでしょうが、後述。
IKO環境でトップメタなのはヨーリオンを相棒としたジェスカイルーカです。80枚デッキでコンボを搭載するという、過去には考えられないデッキ構築論ですが、高い再現性と対処の難しさ、全体的なカードパワーの高さから長い間トップに君臨しています。MtGGoldFish調べで使用率は25%程度で2位の青白コントロールの15%と比べるとおよそ2倍あります。使用率自体は一強といえるほどの高さではない、と個人的には思いますが、このデッキは現環境の戦車だと思っています。
長らくIKO環境のスタンダードについての個人的な見解・感想を述べてきました。さて、禁止予想を行いましょう。
5/29現在の禁止カードはこちらです。
《死者の原野》
《王冠泥棒、オーコ》
《むかしむかし》
《夏の帳》
計4枚。
これを踏まえて、
禁止予想:《時を解す者、テフェリー》
禁止希望:なし
解除予想:《夏の帳》
解除希望:なし
《時を解す者、テフェリー》がいるのでカウンターをとれない、これが一番の問題だと思っています。《神秘の論争》や《ドビンの拒否権》といった強力なカウンターがあるものの、この3マナのPWを通したら最後、本当に何もしないカードとなり、指くわえて待つのみです。カウンターいっぱいとってテフェリーもルーカもカウンターすればよい、と思っても、本当に一回通っただけで負けます。そんなリスクを背負うくらいなら別のデッキを握ったほうがよい、というのが今環境なのでしょう。それだといろいろ歪んでしまった。だから禁止措置をとると予想します。
そうした場合、カウンターが強すぎるので、対カウンターとして《夏の帳》を戻そうかと。これで均衡が保てるかはわかりません。なにせ、この禁止改定は相棒のルール改定も起因してくるはずなので。でも、こんな感じで落ち着くのかと思います。禁止改定の傾向としては「最新セットからは出さない」「神話レアからは出さない」はずなのでIKOからの禁止はないでしょう。
2)ヒストリックについて
ちょくちょくヒストリックを行っているプレイヤーとしての感想ですが、正直不満ないです。まだまだ遊びつくせていないカードがいっぱいで文句言えないです。確かにナヤウィノータばかりに当たったら飽きてくるかもしれませんが、少なくとも自分は現状そんなことないので、たまに当たるクリーチャーコンボ、程度です。コンボという意味ではシミックネクサスも大概だと思いますよ。
さて、予想を行いましょう。ヒストリックは使用停止を挟んで禁止になるはずなので、その辺も注意します。
5/29現在の使用停止・禁止カードはこちらです。
《王冠泥棒、オーコ》禁止
《むかしむかし》禁止
《夏の帳》禁止
禁止:計3枚。停止:計0枚。
停止予想:《軍団のまとめ役、ウィノータ》《獣相のシャーマン》
停止希望:なし
禁止予想:なし
禁止希望:なし
解除予想:なし
解除希望:なし
停止中のものがないので禁止はないでしょう。あと、解禁もまあないでしょう。きっとナヤウィノータに調整が入ると思うので、ウィノータ自身かサーチ手段の獣相でしょう。ヒストリックはアリーナ上でしかないのでワイルド補填だけで済むため、躊躇せずに最新セットの神話レアを停止・禁止できるはずです。まあ、いったんウィノータを停止して様子見が濃厚ですかね。しなくてもよさそうですが。
3)相棒メカニズムのルール改定について
この項目はオリカ発表会に近いので手短に。
ルール改定の目標は「相棒の使用の有無による差を無くす・減らす」ことです。多分ここはあっているはずです。この「差を無くす」ことを相棒の構築条件で十分だという判断で印刷されましたが、それだけではあまりにも不十分だったわけです。なのでルール改定という近年類を見ない改定を行うんですね。
ではその「差を無くす」方法は単純に次の2択です。「相棒なしにメリット付与」か「相棒ありにデメリット付与」です。ただ、前者の可能性は非常に低いはずです。そもそも相棒なしが今までのゲームでしたから、「相棒なしにメリット付与」を行うとそれは相棒メカニズムのルール改定よりもマジックの基本ルールのルール改定になります。さすがにそこまで突飛なことはしないでしょう。25年と謳ってたTCGが26年目に過去25年捨てることはない、ということです。
相棒は初手8枚を容認しているルールなので、「相棒なしにメリット付与」するなら「初手の追加ドロー」等が思いつきますが、それは25年の基本ルールに立ち返るのなら次のほうが”自然”です。
「このゲームはみんな初手8枚。但し、相棒使用の場合はそのうち1枚を置換」
但し書きの文言は現行のルールとは違いますが、「置換」の部分をいい案配にすればこっちのほうがシンプルです。これは基本ルールの初手7枚の改定だと思うので、そんなことはしないはず。これは「メリット付与」の「追加ドロー」を「追加の占術」にしてもほとんど同じはずです。
以上から、消去法で後者の「相棒ありにデメリット付与」だと思います。
今までの「デメリット」は「構築条件」でしたが、これだけでは足りないということなので、適当に考えてみます。ここは理論とかは特にないのでオリカ発表会に近いです。ちなみに自分はオリカ発表会好きですよ。
多分、「相棒使用の場合は1マリガンスタート」「いつでも唱えられることではなく、任意のタイミングでドローを相棒に置換」「相棒を初手に加えてスタート」のどれかかその派生でしょう。
一応一つずつコメントを。
1つ目はわかりやすいですね。これが一番あり得るかなと思っていたりします。いままでの相棒と同じく、手札を介しません。
2つ目もそれっぽい。手札を介するようになります。これにより、相棒は8枚目の手札から、いつでもデッキトップ、になるわけです。あり得そう。
3つ目は相棒の問題点の一つ、ハンデス耐性を解消しようとした形です。初手に加えるので、当然ハンデスで落とせますし、後攻の場合、手札超過によるディスカードの可能性も出てきます。これもそこそこあり得るかも。
ちなみに、総合ルールによると、ゲームの始める順番はこんな感じでした。
1:各々デッキ持ってくる
2:相棒を公開する(任意)
3:先攻後攻を決める
4:初期ライフを得る
5:マリガンしたりキープしたりする
6:力線出したりする
7:1ターン目を始める
つまり、可能性としては相棒の有無で先攻後攻の決定権の所在が決まったり、初期ライフが変動することもあり得るはずです。
4)おわりに
どうなるか楽しみですね。なんて生易しい言葉は正直かけにくいです。こういうカードデザインの問題は最近圧倒的に増えているように感じます。スタンは10年に1度の禁止を目標に慎重にデザインしていたあの頃に戻ってほしいです。個人的には特殊セット等を近年本当にたくさん刷っているのでその分人材を割けなかったためにこういう惨事が起きているのかな、と。
好きなゲームなのでマジックが良くなることを願っています。ではでは。
環境:パイオニア(~IKO)
1)はじめに
前回:https://formicaoperaia.diarynote.jp/202005251903012738/
熱の入り方が本筋からそれて書き忘れたので書き足します。コメントありがとうございました。ということでリストの改良を行う、という感じです。リストは前回のものを参照します。
2)採用スペルの調整
このデッキの理想的な初手は何でしょうか。それは(土地2+クリーチャー1+エンチャント1+スペル3)でしょう。このとき、クリーチャーが《膨れコイルの奇魔》の場合は何の問題もありません。そのまま勝ちます。クリーチャーが《火傷吐きグレムリン》の場合、これ単体で勝つのはまず無理です。自身がパンプ機能を持たないため、ほかの勝ち筋を必要とします。これはイコリアより前の《熱錬金術師》でも同じでした。これ単体ではデッキを掘ることしかできません。違いは、2枚目の《熱錬金術師》が勝ち筋となることでした。
では、これが1マナの《火傷吐きグレムリン》になったらどうなるのか。それはデッキ掘削のターンが1ターン早まることにほかなりません。つまり、2ターン目に《膨れコイルの奇魔》を引き当てて、3キルを目指します。カードの機能としては《大霊堂の戦利品》に近い動きですね。そもそこのデッキはスペルが連鎖するので手札がクリーチャーと土地だけになるまでデッキを掘り続けられるので《膨れコイルの奇魔》にたどり着くことはそう非現実的な話ではありません。
それだと2キルできないじゃん。そう思って悔しいのは事実です。そうなるとズルするカードを入れなくてはいけません。このデッキはクリーチャーとエンチャントが揃うと1マナスペルはタダで打てます。つまり、1マナスペルでマナを1マナ生むカードは0マナで1マナ生むことになるんです。かつてのモダンの「純鋼ストーム」における2キルルートはすべてこの0マナで1マナ生むカード《オパールのモックス》が絡んだものです。
ではそんな1マナスペルがあるか、というと実はあります。自分のパイオニアデッキの「ジェスカイの隆盛コンボ」(https://formicaoperaia.diarynote.jp/202003121630403741/)で使っている《薔薇棘の見習い - 季節の儀式》もそうですが、このデッキならこちらのほうが好ましいでしょう。
さて、この探検というキーワード、占術とドローの愛の子といったところです。手札消費を最低限にしつつ1マナ増やすことができます。確かに先ほどの出来事でも3マナクリーチャーは担保されていますが、それを使って勝つことはまず少ないでしょう。ならこのカードのほうがトップ操作の分、優れているはず。これによってのどから手が出るほど欲しかった1マナが生まれ、2ターン目に追加で《膨れコイルの奇魔》をキャストできるはずです。あとはそこに《促進》を唱えればオッケー。
手札の土地を使うという点で《マグマの洞察力》と競合するのは否めません。ただ、《マグマの洞察力》は数少ない1マナで手札を増やすカードなので抜くわけにはいかない、という現状です。
3)リスト
メインボード(60)
・クリーチャー(8)
4 膨れコイルの奇魔/Blistercoil Weird
4 火傷吐きグレムリン/Blisterspit Gremlin
・インスタント・ソーサリー(28)
3 突破/Crash Through
4 促進/Expedite
4 マグマの洞察力/Magmatic Insight
4 選択/Opt
2 急かし/Quicken
3 空間の擦り抜け/Slip Through Space
4 未踏地への進入/Enter the Unknown
4 宝船の巡航/Treasure Cruise
・エンチャント(8)
4 ケイラメトラの好意/Karametra’s Favor
4 謎の石の儀式/Cryptolith Rite
・土地(16)
4 植物の聖域/Botanical Sanctum
4 尖塔断の運河/Spirebluff Canal
4 マナの合流点/Mana Confluence
2 蒸気孔/Steam Vents
2 踏み鳴らされる地/Stomping Ground
4)おわりに
早く回してみたいですね。次回の6/1の禁止改定でもパイオニアはノータッチのようなので安心しています。ではでは。
1)はじめに
前回:https://formicaoperaia.diarynote.jp/202005251903012738/
熱の入り方が本筋からそれて書き忘れたので書き足します。コメントありがとうございました。ということでリストの改良を行う、という感じです。リストは前回のものを参照します。
2)採用スペルの調整
このデッキの理想的な初手は何でしょうか。それは(土地2+クリーチャー1+エンチャント1+スペル3)でしょう。このとき、クリーチャーが《膨れコイルの奇魔》の場合は何の問題もありません。そのまま勝ちます。クリーチャーが《火傷吐きグレムリン》の場合、これ単体で勝つのはまず無理です。自身がパンプ機能を持たないため、ほかの勝ち筋を必要とします。これはイコリアより前の《熱錬金術師》でも同じでした。これ単体ではデッキを掘ることしかできません。違いは、2枚目の《熱錬金術師》が勝ち筋となることでした。
では、これが1マナの《火傷吐きグレムリン》になったらどうなるのか。それはデッキ掘削のターンが1ターン早まることにほかなりません。つまり、2ターン目に《膨れコイルの奇魔》を引き当てて、3キルを目指します。カードの機能としては《大霊堂の戦利品》に近い動きですね。そもそこのデッキはスペルが連鎖するので手札がクリーチャーと土地だけになるまでデッキを掘り続けられるので《膨れコイルの奇魔》にたどり着くことはそう非現実的な話ではありません。
それだと2キルできないじゃん。そう思って悔しいのは事実です。そうなるとズルするカードを入れなくてはいけません。このデッキはクリーチャーとエンチャントが揃うと1マナスペルはタダで打てます。つまり、1マナスペルでマナを1マナ生むカードは0マナで1マナ生むことになるんです。かつてのモダンの「純鋼ストーム」における2キルルートはすべてこの0マナで1マナ生むカード《オパールのモックス》が絡んだものです。
ではそんな1マナスペルがあるか、というと実はあります。自分のパイオニアデッキの「ジェスカイの隆盛コンボ」(https://formicaoperaia.diarynote.jp/202003121630403741/)で使っている《薔薇棘の見習い - 季節の儀式》もそうですが、このデッキならこちらのほうが好ましいでしょう。
(G)《未踏地への進入/Enter the Unknown》
ソーサリー
あなたがコントロールしているクリーチャー1体を対象とする。それは探検を行う。
このターン、あなたは追加の土地を1つプレイしてもよい。
さて、この探検というキーワード、占術とドローの愛の子といったところです。手札消費を最低限にしつつ1マナ増やすことができます。確かに先ほどの出来事でも3マナクリーチャーは担保されていますが、それを使って勝つことはまず少ないでしょう。ならこのカードのほうがトップ操作の分、優れているはず。これによってのどから手が出るほど欲しかった1マナが生まれ、2ターン目に追加で《膨れコイルの奇魔》をキャストできるはずです。あとはそこに《促進》を唱えればオッケー。
手札の土地を使うという点で《マグマの洞察力》と競合するのは否めません。ただ、《マグマの洞察力》は数少ない1マナで手札を増やすカードなので抜くわけにはいかない、という現状です。
3)リスト
メインボード(60)
・クリーチャー(8)
4 膨れコイルの奇魔/Blistercoil Weird
4 火傷吐きグレムリン/Blisterspit Gremlin
・インスタント・ソーサリー(28)
3 突破/Crash Through
4 促進/Expedite
4 マグマの洞察力/Magmatic Insight
4 選択/Opt
2 急かし/Quicken
3 空間の擦り抜け/Slip Through Space
4 未踏地への進入/Enter the Unknown
4 宝船の巡航/Treasure Cruise
・エンチャント(8)
4 ケイラメトラの好意/Karametra’s Favor
4 謎の石の儀式/Cryptolith Rite
・土地(16)
4 植物の聖域/Botanical Sanctum
4 尖塔断の運河/Spirebluff Canal
4 マナの合流点/Mana Confluence
2 蒸気孔/Steam Vents
2 踏み鳴らされる地/Stomping Ground
4)おわりに
早く回してみたいですね。次回の6/1の禁止改定でもパイオニアはノータッチのようなので安心しています。ではでは。
環境:パイオニア(~IKO)
1)はじめに
前回:https://formicaoperaia.diarynote.jp/202003162237009854/
『イコリア:巨獣の棲処』が発売されてからすっかり忘れていたのですが、URストームがとんでもなく強化されていたんですよね。これでパイオニアのコンボデッキとしても有力候補になりえるかと。決して過言ではないですよ。真面目に考察するのでナンバリングも1にします。
2)強いコンボといわれるには
マジックにはたくさんのコンボデッキがあります。それはパイオニアも例には漏れません。自分が一番好きなフォーマットだったモダンにも本当にたくさんのコンボデッキがありました。しかし、その中のほとんどはトーナメントシーンで活躍しません。その活躍するコンボデッキとそうでないデッキ、その違いはどこにあるんでしょうか。
個人的な見解ですが、「コンボパーツの種類数」と「1パーツの同型枚数」に大きく依存していると思います。もちろん、クリーチャーコンボなら主要な軽量除去への耐性や、基本的なカウンターやハンデスへの耐性といった「妨害耐性」の有無も重要ではありますが、その「妨害耐性」を兼ね備えたコンボデッキが環境に存在し続けることは稀です。妨害しにくくコンボパーツが少ないデッキは環境の健全化のために大抵禁止措置が施されます。こうした「妨害耐性」を持つコンボデッキで主流なのは土地コンボでしょう。カウンターは要所には刺さるものの、ハンデスや除去は刺さりにくいですから。現存するコンボデッキの多くは「妨害耐性」を圧倒的な速度(2ターンキルや3ターンキル)によってカバーしているわけです。相手が有効な妨害を引く前に勝つ、という考えですね。
先ほど個人的な見解でコンボデッキの強さには2つの要因があると述べました。しかし、思ったより共感は得られるのではないでしょうか。コンボデッキやコンボそのものを表現するに際し、主に「3枚コンボ」や「8枚・8枚・4枚コンボ」と称されることが多いと思うんですが、その前者「3枚コンボ」に当たるのが「コンボパーツの種類数」、その後者「8枚・8枚・4枚コンボ」に当たるのが「1パーツの同型枚数」です。
前者の意味は、コンボ成立に必要な枚数です。パイオニアのインバーター・コンボなら《真実を覆すもの》と《タッサの信託者》の2枚です。後者の意味は、それぞれの枚数です。基本的に4枚しかないのですが、これが同型再販などで8枚積めると強いコンボになるわけです。これがモダンの純鋼ストームやけちストームですね。インバーター・コンボは《タッサの信託者》が《神秘を操る者、ジェイス》でも可なので「8枚・4枚コンボ」というわけです。
コンボパーツが同型再販で8枚になる。これが強いコンボデッキには必須の条件でしょう。モダンの《アロサウルス乗り》コンボを考えてみればよく分かるはずです。『灯争大戦』によって《新生化》を得たことで「2枚コンボ」の「8枚・8枚コンボ」になって話題となりました。その後の活躍は十分お分かりでしょう。
以上より、「2枚コンボ」の「8枚・8枚コンボ」がパイオニアで作れるかを検討します。
3)パイオニアにおけるコンボデッキ
パイオニアのコンボデッキは前述のインバーター・コンボのほかにロータス・ブリーチ、ヘリオット・バリスタ等が存在しますが、どれも「8枚・8枚コンボ」ではありません。それは《願いのフェイ》といったウィッシュボードや《森の占術》といったサーチカードを利用しても条件を満たしません。こうした現状を踏まえるとインバーター・コンボの「8枚・4枚コンボ」はかなり優秀です。
ここで今回の「8枚・8枚コンボ」を紹介します。それは《膨れコイルの奇魔》と《ケイラメトラの好意》による奇魔ストームです。
4)今回のデッキの肝
増えたのは《火傷吐きグレムリン/Blisterspit Gremlin》です。
IKO以前は《熱錬金術師》が入っていました。2マナという重さのためコンボ始動は3ターン目。これでも十分だと思っていた半面、満足はしていませんでした。
ここが1マナになる。これは一度でも回したことのある人なら革命的なものだとすぐにわかるでしょう。
5)リスト
メインボード(60)
・クリーチャー(8)
4 膨れコイルの奇魔/Blistercoil Weird
4 火傷吐きグレムリン / Blisterspit Gremlin
・インスタント・ソーサリー(28)
4 突破/Crash Through
4 促進/Expedite
4 マグマの洞察力/Magmatic Insight
4 選択/Opt
4 急かし/Quicken
4 空間の擦り抜け/Slip Through Space
4 宝船の巡航/Treasure Cruise
・エンチャント(8)
4 ケイラメトラの好意/Karametra’s Favor
4 謎の石の儀式/Cryptolith Rite
・土地(16)
4 植物の聖域/Botanical Sanctum
4 尖塔断の運河/Spirebluff Canal
4 マナの合流点/Mana Confluence
2 蒸気孔/Steam Vents
2 踏み鳴らされる地/Stomping Ground
・サイドボード(15)
4 若き紅蓮術士/Young Pyromancer
4 削剥/Abrade
2 火想者の研究/Firemind’s Research
2 崇高な工匠、サヒーリ/Saheeli, Sublime Artificer
3 熱病の幻視/Fevered Visions
6)さいごに
サイドボードは実践して欲しいそうなカードと随時変えていければな、と思います。紙でマジックができるようになったら回します。ではでは。
1)はじめに
前回:https://formicaoperaia.diarynote.jp/202003162237009854/
『イコリア:巨獣の棲処』が発売されてからすっかり忘れていたのですが、URストームがとんでもなく強化されていたんですよね。これでパイオニアのコンボデッキとしても有力候補になりえるかと。決して過言ではないですよ。真面目に考察するのでナンバリングも1にします。
2)強いコンボといわれるには
マジックにはたくさんのコンボデッキがあります。それはパイオニアも例には漏れません。自分が一番好きなフォーマットだったモダンにも本当にたくさんのコンボデッキがありました。しかし、その中のほとんどはトーナメントシーンで活躍しません。その活躍するコンボデッキとそうでないデッキ、その違いはどこにあるんでしょうか。
個人的な見解ですが、「コンボパーツの種類数」と「1パーツの同型枚数」に大きく依存していると思います。もちろん、クリーチャーコンボなら主要な軽量除去への耐性や、基本的なカウンターやハンデスへの耐性といった「妨害耐性」の有無も重要ではありますが、その「妨害耐性」を兼ね備えたコンボデッキが環境に存在し続けることは稀です。妨害しにくくコンボパーツが少ないデッキは環境の健全化のために大抵禁止措置が施されます。こうした「妨害耐性」を持つコンボデッキで主流なのは土地コンボでしょう。カウンターは要所には刺さるものの、ハンデスや除去は刺さりにくいですから。現存するコンボデッキの多くは「妨害耐性」を圧倒的な速度(2ターンキルや3ターンキル)によってカバーしているわけです。相手が有効な妨害を引く前に勝つ、という考えですね。
先ほど個人的な見解でコンボデッキの強さには2つの要因があると述べました。しかし、思ったより共感は得られるのではないでしょうか。コンボデッキやコンボそのものを表現するに際し、主に「3枚コンボ」や「8枚・8枚・4枚コンボ」と称されることが多いと思うんですが、その前者「3枚コンボ」に当たるのが「コンボパーツの種類数」、その後者「8枚・8枚・4枚コンボ」に当たるのが「1パーツの同型枚数」です。
前者の意味は、コンボ成立に必要な枚数です。パイオニアのインバーター・コンボなら《真実を覆すもの》と《タッサの信託者》の2枚です。後者の意味は、それぞれの枚数です。基本的に4枚しかないのですが、これが同型再販などで8枚積めると強いコンボになるわけです。これがモダンの純鋼ストームやけちストームですね。インバーター・コンボは《タッサの信託者》が《神秘を操る者、ジェイス》でも可なので「8枚・4枚コンボ」というわけです。
コンボパーツが同型再販で8枚になる。これが強いコンボデッキには必須の条件でしょう。モダンの《アロサウルス乗り》コンボを考えてみればよく分かるはずです。『灯争大戦』によって《新生化》を得たことで「2枚コンボ」の「8枚・8枚コンボ」になって話題となりました。その後の活躍は十分お分かりでしょう。
以上より、「2枚コンボ」の「8枚・8枚コンボ」がパイオニアで作れるかを検討します。
3)パイオニアにおけるコンボデッキ
パイオニアのコンボデッキは前述のインバーター・コンボのほかにロータス・ブリーチ、ヘリオット・バリスタ等が存在しますが、どれも「8枚・8枚コンボ」ではありません。それは《願いのフェイ》といったウィッシュボードや《森の占術》といったサーチカードを利用しても条件を満たしません。こうした現状を踏まえるとインバーター・コンボの「8枚・4枚コンボ」はかなり優秀です。
ここで今回の「8枚・8枚コンボ」を紹介します。それは《膨れコイルの奇魔》と《ケイラメトラの好意》による奇魔ストームです。
4)今回のデッキの肝
増えたのは《火傷吐きグレムリン/Blisterspit Gremlin》です。
(R)火傷吐きグレムリン / Blisterspit Gremlin
クリーチャー — グレムリン 1/1
(1),(T):火傷吐きグレムリンは各対戦相手にそれぞれ1点のダメージを与える。
あなたがクリーチャーでない呪文を唱えるたび、火傷吐きグレムリンをアンタップする。
IKO以前は《熱錬金術師》が入っていました。2マナという重さのためコンボ始動は3ターン目。これでも十分だと思っていた半面、満足はしていませんでした。
ここが1マナになる。これは一度でも回したことのある人なら革命的なものだとすぐにわかるでしょう。
5)リスト
メインボード(60)
・クリーチャー(8)
4 膨れコイルの奇魔/Blistercoil Weird
4 火傷吐きグレムリン / Blisterspit Gremlin
・インスタント・ソーサリー(28)
4 突破/Crash Through
4 促進/Expedite
4 マグマの洞察力/Magmatic Insight
4 選択/Opt
4 急かし/Quicken
4 空間の擦り抜け/Slip Through Space
4 宝船の巡航/Treasure Cruise
・エンチャント(8)
4 ケイラメトラの好意/Karametra’s Favor
4 謎の石の儀式/Cryptolith Rite
・土地(16)
4 植物の聖域/Botanical Sanctum
4 尖塔断の運河/Spirebluff Canal
4 マナの合流点/Mana Confluence
2 蒸気孔/Steam Vents
2 踏み鳴らされる地/Stomping Ground
・サイドボード(15)
4 若き紅蓮術士/Young Pyromancer
4 削剥/Abrade
2 火想者の研究/Firemind’s Research
2 崇高な工匠、サヒーリ/Saheeli, Sublime Artificer
3 熱病の幻視/Fevered Visions
6)さいごに
サイドボードは実践して欲しいそうなカードと随時変えていければな、と思います。紙でマジックができるようになったら回します。ではでは。
環境:パイオニア(~IKO)
自分が一番好きなフォーマット、モダン(最近久しくやっていないから、好きだったのほうが正確か)。そのモダンは魔境といわれるほどアーキタイプがばらけていて、どんなデッキでも勝てる可能性がある自由度を秘めていました。
そんな下環境のモダンのアーキタイプをパイオニアでも作れれば強いのでは、と思ったとき、とあるデッキを思い出しました。
これが「ランタンコントロール」。プロツアー「イクサランの相克」で優勝する実力を持った最強デッキのひとつです。その時のリストを見てみましょう。
Lantern Control
土地 (18)
1 島/Island
3 闇滑りの岸/Darkslick Shores
1 涙の川/River of Tears
3 植物の聖域/Botanical Sanctum
4 空僻地/Glimmervoid
4 産業の塔/Spire of Industry
1 アカデミーの廃墟/Academy Ruins
1 発明博覧会/Inventors’ Fair
呪文 (42)
4 オパールのモックス/Mox Opal
4 ミシュラのガラクタ/Mishra’s Bauble
4 洞察のランタン/Lantern of Insight
4 写本裁断機/Codex Shredder
2 伏魔殿のピュクシス/Pyxis of Pandemonium
2 真髄の針/Pithing Needle
1 墓掘りの檻/Grafdigger’s Cage
1 黄鉄の呪文爆弾/Pyrite Spellbomb
4 古きものの活性/Ancient Stirrings
4 コジレックの審問/Inquisition of Kozilek
3 思考囲い/Thoughtseize
1 突然の衰微/Abrupt Decay
3 罠の橋/Ensnaring Bridge
1 魔女封じの宝珠/Witchbane Orb
4 発明品の唸り/Whir of Invention
サイドボード (15)
2 溶接の壺/Welding Jar
1 墓掘りの檻/Grafdigger’s Cage
1 真髄の針/Pithing Needle
1 自然の要求/Nature’s Claim
1 突然の衰微/Abrupt Decay
1 古えの遺恨/Ancient Grudge
1 集団的蛮行/Collective Brutality
1 紅蓮地獄/Pyroclasm
1 アズカンタの探索/Search for Azcanta
1 大渦の脈動/Maelstrom Pulse
2 神聖の力線/Leyline of Sanctity
2 ボーラスの工作員、テゼレット/Tezzeret, Agent of Bolas
さて、お気づきでしょうか。このデッキの肝である《洞察のランタン》《写本裁断機》《伏魔殿のピュクシス》のうち、パイオニアにないのは《洞察のランタン》だけなんです。
じゃあ《洞察のランタン》の代わりを探さなきゃなんですが、《鮮明のレンズ》か《ダクラの神秘家》くらいなんですよね。あるだけましと思いますか。
あとは、《罠の橋》がいないことが問題かと思いますが、そこを逆手に取るカードがあります。そうです、《夢の巣のルールス》です。メインデッキを見てみると、主要パーマネントは2マナ以下ですからね。これを活用しない手はありません。そうなると《錬金術師の薬瓶》は《ミシュラのガラクタ》と《罠の橋》を兼ねているといっても過言ではありません。
こうして完成したのが、パイオニア版、ランタンレスコントロールです。
Lantern Control
土地 (20)
4 島/Island
4 沼/Swamp
4 湿った墓/Watery Grave
4 産業の塔/Spire of Industry
2 爆発域/Blast Zone
1 隔絶した隠し場所/Sequestered Stash
1 発明博覧会/Inventors’ Fair
クリーチャー (4)
4 歩行バリスタ/Walking Ballista
呪文 (36)
4 鮮明のレンズ/Lens of Clarity
4 写本裁断機/Codex Shredder
4 伏魔殿のピュクシス/Pyxis of Pandemonium
2 真髄の針/Pithing Needle
2 魂標ランタン/Soul-Guide Lantern
4 思考囲い/Thoughtseize
4 錬金術師の薬瓶/Alchemist’s Vial
4 湖での水難/Drown in the Loch
4 ディミーアの魔除け/Dimir Charm
4 発明品の唸り/Whir of Invention
相棒/Companion (1)
1 夢の巣のルールス/Lurrus of the Dream Den
だいぶそれっぽくなりました。メインの2マナインスタントスペルの枠、計8枚はもっといいカードがあるかもしれませんね。
ぜひ紙の大会があるなら持って行って試してみたいところ。それまでにサイド案も練れれば。それは何か思いついたら書きます。ではでは。
自分が一番好きなフォーマット、モダン(最近久しくやっていないから、好きだったのほうが正確か)。そのモダンは魔境といわれるほどアーキタイプがばらけていて、どんなデッキでも勝てる可能性がある自由度を秘めていました。
そんな下環境のモダンのアーキタイプをパイオニアでも作れれば強いのでは、と思ったとき、とあるデッキを思い出しました。
これが「ランタンコントロール」。プロツアー「イクサランの相克」で優勝する実力を持った最強デッキのひとつです。その時のリストを見てみましょう。
Lantern Control
土地 (18)
1 島/Island
3 闇滑りの岸/Darkslick Shores
1 涙の川/River of Tears
3 植物の聖域/Botanical Sanctum
4 空僻地/Glimmervoid
4 産業の塔/Spire of Industry
1 アカデミーの廃墟/Academy Ruins
1 発明博覧会/Inventors’ Fair
呪文 (42)
4 オパールのモックス/Mox Opal
4 ミシュラのガラクタ/Mishra’s Bauble
4 洞察のランタン/Lantern of Insight
4 写本裁断機/Codex Shredder
2 伏魔殿のピュクシス/Pyxis of Pandemonium
2 真髄の針/Pithing Needle
1 墓掘りの檻/Grafdigger’s Cage
1 黄鉄の呪文爆弾/Pyrite Spellbomb
4 古きものの活性/Ancient Stirrings
4 コジレックの審問/Inquisition of Kozilek
3 思考囲い/Thoughtseize
1 突然の衰微/Abrupt Decay
3 罠の橋/Ensnaring Bridge
1 魔女封じの宝珠/Witchbane Orb
4 発明品の唸り/Whir of Invention
サイドボード (15)
2 溶接の壺/Welding Jar
1 墓掘りの檻/Grafdigger’s Cage
1 真髄の針/Pithing Needle
1 自然の要求/Nature’s Claim
1 突然の衰微/Abrupt Decay
1 古えの遺恨/Ancient Grudge
1 集団的蛮行/Collective Brutality
1 紅蓮地獄/Pyroclasm
1 アズカンタの探索/Search for Azcanta
1 大渦の脈動/Maelstrom Pulse
2 神聖の力線/Leyline of Sanctity
2 ボーラスの工作員、テゼレット/Tezzeret, Agent of Bolas
さて、お気づきでしょうか。このデッキの肝である《洞察のランタン》《写本裁断機》《伏魔殿のピュクシス》のうち、パイオニアにないのは《洞察のランタン》だけなんです。
じゃあ《洞察のランタン》の代わりを探さなきゃなんですが、《鮮明のレンズ》か《ダクラの神秘家》くらいなんですよね。あるだけましと思いますか。
あとは、《罠の橋》がいないことが問題かと思いますが、そこを逆手に取るカードがあります。そうです、《夢の巣のルールス》です。メインデッキを見てみると、主要パーマネントは2マナ以下ですからね。これを活用しない手はありません。そうなると《錬金術師の薬瓶》は《ミシュラのガラクタ》と《罠の橋》を兼ねているといっても過言ではありません。
こうして完成したのが、パイオニア版、ランタンレスコントロールです。
Lantern Control
土地 (20)
4 島/Island
4 沼/Swamp
4 湿った墓/Watery Grave
4 産業の塔/Spire of Industry
2 爆発域/Blast Zone
1 隔絶した隠し場所/Sequestered Stash
1 発明博覧会/Inventors’ Fair
クリーチャー (4)
4 歩行バリスタ/Walking Ballista
呪文 (36)
4 鮮明のレンズ/Lens of Clarity
4 写本裁断機/Codex Shredder
4 伏魔殿のピュクシス/Pyxis of Pandemonium
2 真髄の針/Pithing Needle
2 魂標ランタン/Soul-Guide Lantern
4 思考囲い/Thoughtseize
4 錬金術師の薬瓶/Alchemist’s Vial
4 湖での水難/Drown in the Loch
4 ディミーアの魔除け/Dimir Charm
4 発明品の唸り/Whir of Invention
相棒/Companion (1)
1 夢の巣のルールス/Lurrus of the Dream Den
だいぶそれっぽくなりました。メインの2マナインスタントスペルの枠、計8枚はもっといいカードがあるかもしれませんね。
ぜひ紙の大会があるなら持って行って試してみたいところ。それまでにサイド案も練れれば。それは何か思いついたら書きます。ではでは。
『ヒストリックアンソロジー3』カード私評
2020年5月10日 Magic: The Gathering久々ですが、お付き合いいただければ。。。27枚すべて行きます!
今回はすべての本殿が収録されました。白は2点ゲイン。エンチャントかどうかを問わなければ《群れの力、アジャニ》と同等なことを考えると、エンチャントであることに注目すべきか。《太陽の恵みの執政官》といった星座に寄せるか、《屋敷の踊り》に寄せるか、か。《運命の手、ケイリクス》を用いて、本殿コントロールなんてのは面白いかもしれない。
ヒストリック初のフラッシュバック持ち呪文。ブリンクしたいカードの代表格は《裏切りの工作員》だろう。色が合うので《恩寵の天使》によるソフトロックも面白いかもしれない。ジェスカイヨーリオンのヒストリック版は強化されるだろうか。
モダンでは辛酸を舐めさせられ続けたカード。対アグロ性能は100点。今後のヒストリックの白系コントロールの強い味方になるだろう。
名カード。白単鋼はヒストリックでは十分組めるだろう。《秘儀術師のフクロウ》が良い活躍をするはずだ。《羽ばたき飛行機械》に《鋼の監視者》、《石とぐろの海蛇》が使えるこのヒストリックはさながらモダン。ただ、このカードをメインに据えると《夢の巣のルールス》が相棒指定できないので、それがどこまで響くか。
青の本殿はドロー。残念ながら、使われないでしょう。
プレインズウォーカーがこんなに強くなる前までは、流行る前までは、頼りになったカウンター。モダンのコンボデッキがサイドにカウンターを取るならこれか《呪文貫き》だった。その手のコンボデッキは《覆いを割く者、ナーセット》や《時を解す者、テフェリー》が厳しいこともあり、今はあまり使われない。カウンター警戒には《神秘の論争》で概ね事足りることも大きいか。ヒストリックには《荒野の再生》デッキがあるので、ここなら思ったよりは活躍するだろう。
使ったことないので想像で申し訳ないが、弱いと思う。これを使うなら《死者の眠り》で良さそうだが。
大好きですし、大嫌いです。まじめに使うと、思ってる倍は使いにくいのでズルしたいところ。《死の頂点、ネスロイ》は相性良さそうで、実はあんまりのパターンだろう。墓地が肥えててこれが変容すれば《影武者》なくても十分ですからね。2枚コンボとかがあれば別ですが。思いついたのは《貪るトロールの王》をコピーして出すことですかね。そうすれば墓地のトロールも釣れるので5マナで7/6が2体出ます。意外と強いかも?
黒の本殿はハンデス。手札空っぽにして勝てるならいいんですが、最近のカードは1枚でも十分強いのでトップデッキで解決されやすいんですよね。相棒というハンデスが効かないキーカードもありますし。力不足かと。
《リリアナの勝利》があるんでねえ。フラシュバックが打てる利点よりもソーサりの欠点のほうが大きそう。
今回の目玉の1つでしょうね。適切に処理できないとめちゃくちゃします。さらにその”適切な処理”がデッキによっては全くできない場合がある、そんなスーパーカードです。シンボルがきついですが、《アスフォデルの灰色商人》がいますので、黒単信心風に組みましょう。
今までの少々地味なフラッシュバックはこのカードの収録のための数合わせかと思わせられる、そんな強カード。まじでバケモンです。やっとまともなリアニメイトが組めそうです。《けちな贈り物》がないですが、《ブロコスの神話》で我慢しましょう。色がとんでもない、と思いますが、4c掘葬はいけるでしょう。墓地対策をどう抜けるかは、よく考えておきましょう。ヒストリックの墓地対策カードは他のフォーマットと遜色ないので。
打ち消されない上にカードが減らない本体火力なら強いんじゃないですかね。《恋に落ちた剣士》の出来事である《ご機嫌取り》も騎士デッキなら十分強かったですし。《墓所破り》や《死の男爵》もいるので、ゾンビデッキは見かけることになりそうですね。
赤の本殿はどこかに1点ダメージ。本殿が伝説なんでね。本殿の中では一番軽い3マナで、本殿の中で唯一盤面に干渉できるので、これが一番活躍する可能性が高い。裏を返せばこれが活躍しないなら他も。。。
《苦悩火》を採用していたデッキはこちらを検討しても良いかもしれない。ただ、《苦悩火》は打ち消されない点で採用されていることがほとんどなので、これに代わることは少ないだろう。
モダンホライゾンで収録されてそれっきり話を聞かなかったカード。サイクリング関係のセットがまだ1セットしかないヒストリックでも話を聞くことはないんじゃなかろうか。MH1発売以前の私評(https://formicaoperaia.diarynote.jp/201906062109561361/)では以下のように評価していた。
「デッキに複数枚入れても腐らないので良いエンチャント。《新たな視点》と合わせて巧いことコンボデッキ出来ないかな。あとは赤系コントロールがマナフラ受けに入れてもよいかもしれない。そのくらいの良カード。」
いかにカードの発売前評価が難しいかを物語っている。
一番使ってみたいカード。ヒストリックのゴブリンデッキは本当にカードが豊富。そのため正直枠はないかもしれない。ただ、《ゴブリンの女看守》を採用すれば除去をサーチできるようなものなので、魅力的。枠は《斉射の古参兵》と取り合うことになるだろう。
緑の本殿はトークン生成。本殿の悪口は他でいっぱい書いてしまったので、ここは本殿を並べる方法を書きましょう。まずは本殿を墓地に落とします。これは決して不敬なんかではありません。お間違えの無いよう。その後、《屋敷の踊り》によって釣り上げます。この際、しっかりとX=6以上にしてクリーチャーにしてください。その後、このクリーチャーを《灯の分身》しましょう。ただ、それだと1回しかできません。もっと本殿を建設したい場合は《多勢の兜》がおすすめです。これで本殿祭りしましょう。ご報告お待ちしています。
エンチャントレス。このようなカードの枚数が増えてきたのでしっかりとした白緑エンチャントレスは組めそうですね。白緑はサイドもちゃんと取れるので十分戦えるデッキになると思います。
サイクリングすると手札が1枚増えるのはこのカードくらいじゃないですかね。シングルシンボルの3マナインスタントで2ドローと思ったら破格の性能です。良いカードだと思います。ランプデッキか《荒野の再生》デッキで使われるでしょう。
このカードはどうやって捨てるかを考えるカードですよね。青緑マッドネスの肝、《不可思議》の良い相方でした。《勇敢な妨害工作員》や《波濤牝馬》、《狡猾な漂流者、ジェイス》でそれに似たデッキ、組めませんかね。激渋デッキになることは間違いないです。
《サメ台風》があるからこれも活躍できるのかも。その場合は《栄光の終焉》のほうが合致しているか。何にしろ往年の名カードなので活躍してほしいところ。
張ったら大抵勝ちます。オーバーキル気味になるかもしれないですし、修整はないので、小粒だけだとちょっと不安かもですね。どういうデッキで使うかは想像できませんが、ファクトということで軽減しやすいので悪さするかも。
ランプのフィニッシャーですね。ズルして出しても勝てます。まず使われるでしょう。一番強い使い方ができるデッキがどれかはわかりませんが、《豊穣の力線》が使えるということで緑単ランプが良いのかと。パイオニアでは禁止カードですからね。
露骨ではないにしろ、トークン対策でしょうね。よほど《死者の原野》を警戒しているんでしょう。《時を解す者、テフェリー》がいる以上、適当に出しておくことがしにくいので、ちょっと使いにくそうですね。ただ、丸いサイドカードと思えばいいですかね。
5色人間用の土地です。あとはマルドゥ騎士の土地基盤がとんでもなく安定しました。
これがあるとないとでは門デッキを作るモチベーションが全然違います。やっと来てくれたか、という気持ちです。《創案の火》があるので、このカードで勝つデッキを実践級レベルで組むのはそう難しくないでしょう。
いや、これにて。楽しみですね。ランク戦も常設されるようなので、ヒストリックが盛り上がることに期待して。ではでは。
3W《浄火の本殿》
伝説のエンチャント — 祭殿
あなたのアップキープの開始時に、あなたはあなたがコントロールする祭殿1つにつき2点のライフを得る。
今回はすべての本殿が収録されました。白は2点ゲイン。エンチャントかどうかを問わなければ《群れの力、アジャニ》と同等なことを考えると、エンチャントであることに注目すべきか。《太陽の恵みの執政官》といった星座に寄せるか、《屋敷の踊り》に寄せるか、か。《運命の手、ケイリクス》を用いて、本殿コントロールなんてのは面白いかもしれない。
1W《一瞬の瞬き》
インスタント
あなたがコントロールするクリーチャー1体を対象とし、それを追放する。その後それをオーナーのコントロール下で戦場に戻す。
フラッシュバック(3)(U)
ヒストリック初のフラッシュバック持ち呪文。ブリンクしたいカードの代表格は《裏切りの工作員》だろう。色が合うので《恩寵の天使》によるソフトロックも面白いかもしれない。ジェスカイヨーリオンのヒストリック版は強化されるだろうか。
2W《機を見た援軍》
ソーサリー
あなたのライフの点数がいずれかの対戦相手よりも低い場合、あなたは6点のライフを得る。 あなたがコントロールしているクリーチャーの総数がいずれかの対戦相手よりも少ない場合、白の1/1の兵士・クリーチャー・トークンを3体戦場に出す。
モダンでは辛酸を舐めさせられ続けたカード。対アグロ性能は100点。今後のヒストリックの白系コントロールの強い味方になるだろう。
1WW《鍛えられた鋼》
エンチャント
あなたがコントロールするアーティファクト・クリーチャーは+2/+2の修整を受ける。
名カード。白単鋼はヒストリックでは十分組めるだろう。《秘儀術師のフクロウ》が良い活躍をするはずだ。《羽ばたき飛行機械》に《鋼の監視者》、《石とぐろの海蛇》が使えるこのヒストリックはさながらモダン。ただ、このカードをメインに据えると《夢の巣のルールス》が相棒指定できないので、それがどこまで響くか。
4U《風見の本殿》
伝説のエンチャント — 祭殿
あなたのアップキープの開始時に、あなたがコントロールする祭殿1つにつきカードを1枚引く。
青の本殿はドロー。残念ながら、使われないでしょう。
U《白鳥の歌》
インスタント
エンチャント・呪文1つかインスタント・呪文1つかソーサリー・呪文1つを対象とし、それを打ち消す。それのコントローラーは、飛行を持つ青の2/2の鳥・クリーチャー・トークンを1体生成する。
プレインズウォーカーがこんなに強くなる前までは、流行る前までは、頼りになったカウンター。モダンのコンボデッキがサイドにカウンターを取るならこれか《呪文貫き》だった。その手のコンボデッキは《覆いを割く者、ナーセット》や《時を解す者、テフェリー》が厳しいこともあり、今はあまり使われない。カウンター警戒には《神秘の論争》で概ね事足りることも大きいか。ヒストリックには《荒野の再生》デッキがあるので、ここなら思ったよりは活躍するだろう。
U《静かな旅立ち》
ソーサリー
クリーチャー1体を対象とし、それをオーナーの手札に戻す。
フラッシュバック(4)(U)
使ったことないので想像で申し訳ないが、弱いと思う。これを使うなら《死者の眠り》で良さそうだが。
4U《影武者》
クリーチャー — 多相の戦士 0/0
あなたは影武者を、墓地にあるクリーチャー・カード1枚のコピーとして戦場に出してもよい。
大好きですし、大嫌いです。まじめに使うと、思ってる倍は使いにくいのでズルしたいところ。《死の頂点、ネスロイ》は相性良さそうで、実はあんまりのパターンだろう。墓地が肥えててこれが変容すれば《影武者》なくても十分ですからね。2枚コンボとかがあれば別ですが。思いついたのは《貪るトロールの王》をコピーして出すことですかね。そうすれば墓地のトロールも釣れるので5マナで7/6が2体出ます。意外と強いかも?
3B《夜陰の本殿》
伝説のエンチャント — 祭殿
あなたのアップキープの開始時に、対戦相手1人を対象とする。そのプレイヤーは、あなたがコントロールする祭殿1つにつき1枚のカードを捨てる。
黒の本殿はハンデス。手札空っぽにして勝てるならいいんですが、最近のカードは1枚でも十分強いのでトップデッキで解決されやすいんですよね。相棒というハンデスが効かないキーカードもありますし。力不足かと。
1B《チェイナーの布告》
ソーサリー
プレイヤー1人を対象とする。そのプレイヤーはクリーチャー1体を生け贄に捧げる。
フラッシュバック(5)(B)(B)
《リリアナの勝利》があるんでねえ。フラシュバックが打てる利点よりもソーサりの欠点のほうが大きそう。
BBBB《ファイレクシアの抹消者》
クリーチャー — ホラー 5/5
トランプル
発生源が1つファイレクシアの抹消者にダメージを与えるたび、その発生源のコントローラーはその点数に等しい数のパーマネントを生け贄に捧げる。
今回の目玉の1つでしょうね。適切に処理できないとめちゃくちゃします。さらにその”適切な処理”がデッキによっては全くできない場合がある、そんなスーパーカードです。シンボルがきついですが、《アスフォデルの灰色商人》がいますので、黒単信心風に組みましょう。
4B《掘葬の儀式》
ソーサリー
あなたの墓地からクリーチャー・カード1枚を対象とし、それを戦場に戻す。
フラッシュバック(3)(W)
今までの少々地味なフラッシュバックはこのカードの収録のための数合わせかと思わせられる、そんな強カード。まじでバケモンです。やっとまともなリアニメイトが組めそうです。《けちな贈り物》がないですが、《ブロコスの神話》で我慢しましょう。色がとんでもない、と思いますが、4c掘葬はいけるでしょう。墓地対策をどう抜けるかは、よく考えておきましょう。ヒストリックの墓地対策カードは他のフォーマットと遜色ないので。
5B《宝石の手の汚染者》
クリーチャー — ゾンビ 4/3
サイクリング(B)(B)
あなたが宝石の手の汚染者をサイクリングしたとき、プレイヤー1人を対象とする。あなたは「そのプレイヤーは、戦場に出ているゾンビの数に等しい点数のライフを失う」ことを選んでもよい。
打ち消されない上にカードが減らない本体火力なら強いんじゃないですかね。《恋に落ちた剣士》の出来事である《ご機嫌取り》も騎士デッキなら十分強かったですし。《墓所破り》や《死の男爵》もいるので、ゾンビデッキは見かけることになりそうですね。
2R《激憤の本殿》
伝説のエンチャント — 祭殿
あなたのアップキープの開始時に、クリーチャー1体かプレイヤー1人を対象とする。激憤の本殿はそれに、あなたがコントロールする祭殿の総数に等しい点数のダメージを与える。
赤の本殿はどこかに1点ダメージ。本殿が伝説なんでね。本殿の中では一番軽い3マナで、本殿の中で唯一盤面に干渉できるので、これが一番活躍する可能性が高い。裏を返せばこれが活躍しないなら他も。。。
XR《小悪魔の遊び》
ソーサリー
クリーチャー1体かプレインズウォーカー1体かプレイヤー1人を対象とする。小悪魔の遊びはそれにX点のダメージを与える。
フラッシュバック(X)(R)(R)(R)
《苦悩火》を採用していたデッキはこちらを検討しても良いかもしれない。ただ、《苦悩火》は打ち消されない点で採用されていることがほとんどなので、これに代わることは少ないだろう。
1R《地盤改変》
エンチャント
あなたの手札にある各土地・カードはそれぞれサイクリング(R)を持つ。
サイクリング(2)
モダンホライゾンで収録されてそれっきり話を聞かなかったカード。サイクリング関係のセットがまだ1セットしかないヒストリックでも話を聞くことはないんじゃなかろうか。MH1発売以前の私評(https://formicaoperaia.diarynote.jp/201906062109561361/)では以下のように評価していた。
「デッキに複数枚入れても腐らないので良いエンチャント。《新たな視点》と合わせて巧いことコンボデッキ出来ないかな。あとは赤系コントロールがマナフラ受けに入れてもよいかもしれない。そのくらいの良カード。」
いかにカードの発売前評価が難しいかを物語っている。
2R《宝石の手の焼却者》
クリーチャー — ゴブリン 2/1
サイクリング(1)(R)
あなたが宝石の手の焼却者をサイクリングしたとき、クリーチャー1体を対象とする。あなたは「宝石の手の焼却者はそれにX点のダメージを与える。」を選んでもよい。Xは戦場にあるゴブリンの総数に等しい。
一番使ってみたいカード。ヒストリックのゴブリンデッキは本当にカードが豊富。そのため正直枠はないかもしれない。ただ、《ゴブリンの女看守》を採用すれば除去をサーチできるようなものなので、魅力的。枠は《斉射の古参兵》と取り合うことになるだろう。
4G《生網の本殿》
伝説のエンチャント — 祭殿
あなたのアップキープの開始時に、あなたがコントロールする祭殿1つにつき、無色の1/1のスピリット・クリーチャー・トークンを1体戦場に出す。
緑の本殿はトークン生成。本殿の悪口は他でいっぱい書いてしまったので、ここは本殿を並べる方法を書きましょう。まずは本殿を墓地に落とします。これは決して不敬なんかではありません。お間違えの無いよう。その後、《屋敷の踊り》によって釣り上げます。この際、しっかりとX=6以上にしてクリーチャーにしてください。その後、このクリーチャーを《灯の分身》しましょう。ただ、それだと1回しかできません。もっと本殿を建設したい場合は《多勢の兜》がおすすめです。これで本殿祭りしましょう。ご報告お待ちしています。
2G《女魔術師の存在》
エンチャント
あなたがエンチャント・呪文を唱えるたび、カードを1枚引く。
エンチャントレス。このようなカードの枚数が増えてきたのでしっかりとした白緑エンチャントレスは組めそうですね。白緑はサイドもちゃんと取れるので十分戦えるデッキになると思います。
5GG《クローサの大牙獣》
クリーチャー — 猪・ビースト 6/5
サイクリング(2)(G)
あなたがクローサの大牙獣をサイクリングしたとき、あなたは「あなたのライブラリーから基本土地・カード1枚を探し、それを公開してあなたの手札に加え、その後あなたのライブラリーを切り直す。」を選んでもよい。
サイクリングすると手札が1枚増えるのはこのカードくらいじゃないですかね。シングルシンボルの3マナインスタントで2ドローと思ったら破格の性能です。良いカードだと思います。ランプデッキか《荒野の再生》デッキで使われるでしょう。
6G《ワームの咆哮》
ソーサリー
緑の6/6のワーム・クリーチャー・トークンを1体生成する。
フラッシュバック(3)(G)
このカードはどうやって捨てるかを考えるカードですよね。青緑マッドネスの肝、《不可思議》の良い相方でした。《勇敢な妨害工作員》や《波濤牝馬》、《狡猾な漂流者、ジェイス》でそれに似たデッキ、組めませんかね。激渋デッキになることは間違いないです。
3GW《ミラーリの目覚め》
エンチャント
あなたがコントロールするクリーチャーは+1/+1の修整を受ける。
あなたがマナを引き出す目的で土地を1つタップするたび、その土地が生み出したいずれかのタイプのマナ1点をあなたのマナ・プールに加える。
《サメ台風》があるからこれも活躍できるのかも。その場合は《栄光の終焉》のほうが合致しているか。何にしろ往年の名カードなので活躍してほしいところ。
7《アクローマの記念碑》
伝説のアーティファクト
あなたがコントロールするクリーチャーは、飛行と先制攻撃と警戒とトランプルと速攻とプロテクション(黒)とプロテクション(赤)を持つ。
張ったら大抵勝ちます。オーバーキル気味になるかもしれないですし、修整はないので、小粒だけだとちょっと不安かもですね。どういうデッキで使うかは想像できませんが、ファクトということで軽減しやすいので悪さするかも。
10《絶え間ない飢餓、ウラモグ》
伝説のクリーチャー — エルドラージ 10/10
あなたが絶え間ない飢餓、ウラモグを唱えたとき、パーマネント2つを対象とし、それらを追放する。破壊不能絶え間ない飢餓、ウラモグが攻撃するたび、防御プレイヤーは自分のライブラリーの一番上から20枚のカードを追放する。
ランプのフィニッシャーですね。ズルして出しても勝てます。まず使われるでしょう。一番強い使い方ができるデッキがどれかはわかりませんが、《豊穣の力線》が使えるということで緑単ランプが良いのかと。パイオニアでは禁止カードですからね。
2《漸増爆弾》
アーティファクト
(T):漸増爆弾の上に蓄積カウンターを1個置く。
(T),漸増爆弾を生け贄に捧げる:点数で見たマナ・コストが漸増爆弾の上に置かれていた蓄積カウンターの総数に等しい土地でない各パーマネントを破壊する。
露骨ではないにしろ、トークン対策でしょうね。よほど《死者の原野》を警戒しているんでしょう。《時を解す者、テフェリー》がいる以上、適当に出しておくことがしにくいので、ちょっと使いにくそうですね。ただ、丸いサイドカードと思えばいいですかね。
《古代の聖塔》
土地
(T):あなたのマナ・プールに、好きな色1色のマナ1点を加える。 このマナは、クリーチャー呪文をプレイするためにのみ使用できる。
5色人間用の土地です。あとはマルドゥ騎士の土地基盤がとんでもなく安定しました。
《迷路の終わり》
土地
迷路の終わりはタップ状態で戦場に出る。
(T):あなたのマナ・プールに(1)を加える。
(3),(T),迷路の終わりをオーナーの手札に戻す:あなたのライブラリーから門カードを1枚探し、それを戦場に出す。その後あなたのライブラリーを切り直す。あなたが異なる名前の門を10個以上コントロールしている場合、あなたはこのゲームに勝利する。
これがあるとないとでは門デッキを作るモチベーションが全然違います。やっと来てくれたか、という気持ちです。《創案の火》があるので、このカードで勝つデッキを実践級レベルで組むのはそう難しくないでしょう。
いや、これにて。楽しみですね。ランク戦も常設されるようなので、ヒストリックが盛り上がることに期待して。ではでは。
雑記81[相棒はハットトリックなのか]
2020年5月9日 Magic: The Gatheringデッキ見聞録[モダン:ルールスストーム1]
2020年4月28日 Magic: The Gathering環境:モダン(~IKO)
みなさんこんにちはこんばんは。
相棒システム楽しんでますか? 自分はまずまず肯定していますし、十分楽しんでいます。ウィザーズの想定では、死者の原野ガチョウオーコウーロ夏帳ヨーリオンが可能だったと考えると末恐ろしいですが。
さて、今回は初見で強そうな相棒である《夢の巣のルールス/Lurrus of the Dream Den》をモダンで使おうかと。ただ、いろんな人がこのカードを試しているので、自分がかつて使っていてとある理由で使えなくなったデッキに入れようかと。
それが、「純鋼ストーム」です。そのとある理由は《オパールのモックス/Mox Opal》のモダン禁止ですね。まあ、それ以降モダンを全くやっていないのですが、その禁止告知後に《オパールのモックス/Mox Opal》の代用品を考えたわけです。考えた結果、それは《モックス・アンバー/Mox Amber》という結論になりました。
なんだよ、普通じゃないか。そう思う気持ちもわかります。ただ、この結論はいわゆる「親和」や「鱗親和」には適用できません。これは有色の伝説のクリーチャーである《上級建設官、スラム/Sram, Senior Edificer》をナチュラルに採用できる「純鋼ストーム」だけのシークレットテクなのです。
以前、パイオニアの「純鋼ストーム」を検討しました(https://formicaoperaia.diarynote.jp/202003142331125910/)。この時は特に触れていないのですが、《上級建設官、スラム》以外に伝説のクリーチャーを入れていないので《モックス・アンバー》からマナが出るかはざっくり半分くらいしか可能性がないわけです。当然《純鋼の聖騎士/Puresteel Paladin》があればキープするわけですから。
この問題点が今回の相棒のおかげで解消されました。絶対にマナが出ます。さらに、今までの「純鋼ストーム」の問題点であった、除去耐性のなさが改善されました。ありがとうございます。
本音を言えば《ぶどう弾》用の赤マナが欲しいので、赤い相棒が良かったのですが、ハイランダーはきついし、奇数だけは無理で、5マナは重いし、起動型能力は持っていないのでしょうがないです。そこは我慢できます。
というわけで生まれ変わった「純鋼ストーム」はこんな感じ。
4 純鋼の聖騎士/Puresteel Paladin
4 上級建設官、スラム/Sram, Senior Edificer
3 上位の空民、エラヨウ/Erayo, Soratami Ascendant
4 血清の幻視/Serum Visions
4 撤収/Retract
1 ハーキルの召還術/Hurkyl’s Recall
1 ぶどう弾/Grapeshot
1 有毒の蘇生/Noxious Revival
4 モックス・アンバー/Mox Amber
4 極楽のマントル/Paradise Mantle
4 調和者隊の盾/Accorder’s Shield
3 骨の鋸/Bone Saw
4 聖戦士の盾/Cathar’s Shield
3 蜘蛛糸の網/Spidersilk Net
16 土地/Land
Side
1 夢の巣のルールス/Lurrus of the Dream Den
どうですかね。自分は《上位の空民、エラヨウ》型を改良できる良い機会だな、と思っています。サイド案はまた今度。ではでは。
みなさんこんにちはこんばんは。
相棒システム楽しんでますか? 自分はまずまず肯定していますし、十分楽しんでいます。ウィザーズの想定では、死者の原野ガチョウオーコウーロ夏帳ヨーリオンが可能だったと考えると末恐ろしいですが。
さて、今回は初見で強そうな相棒である《夢の巣のルールス/Lurrus of the Dream Den》をモダンで使おうかと。ただ、いろんな人がこのカードを試しているので、自分がかつて使っていてとある理由で使えなくなったデッキに入れようかと。
それが、「純鋼ストーム」です。そのとある理由は《オパールのモックス/Mox Opal》のモダン禁止ですね。まあ、それ以降モダンを全くやっていないのですが、その禁止告知後に《オパールのモックス/Mox Opal》の代用品を考えたわけです。考えた結果、それは《モックス・アンバー/Mox Amber》という結論になりました。
なんだよ、普通じゃないか。そう思う気持ちもわかります。ただ、この結論はいわゆる「親和」や「鱗親和」には適用できません。これは有色の伝説のクリーチャーである《上級建設官、スラム/Sram, Senior Edificer》をナチュラルに採用できる「純鋼ストーム」だけのシークレットテクなのです。
以前、パイオニアの「純鋼ストーム」を検討しました(https://formicaoperaia.diarynote.jp/202003142331125910/)。この時は特に触れていないのですが、《上級建設官、スラム》以外に伝説のクリーチャーを入れていないので《モックス・アンバー》からマナが出るかはざっくり半分くらいしか可能性がないわけです。当然《純鋼の聖騎士/Puresteel Paladin》があればキープするわけですから。
この問題点が今回の相棒のおかげで解消されました。絶対にマナが出ます。さらに、今までの「純鋼ストーム」の問題点であった、除去耐性のなさが改善されました。ありがとうございます。
本音を言えば《ぶどう弾》用の赤マナが欲しいので、赤い相棒が良かったのですが、ハイランダーはきついし、奇数だけは無理で、5マナは重いし、起動型能力は持っていないのでしょうがないです。そこは我慢できます。
というわけで生まれ変わった「純鋼ストーム」はこんな感じ。
4 純鋼の聖騎士/Puresteel Paladin
4 上級建設官、スラム/Sram, Senior Edificer
3 上位の空民、エラヨウ/Erayo, Soratami Ascendant
4 血清の幻視/Serum Visions
4 撤収/Retract
1 ハーキルの召還術/Hurkyl’s Recall
1 ぶどう弾/Grapeshot
1 有毒の蘇生/Noxious Revival
4 モックス・アンバー/Mox Amber
4 極楽のマントル/Paradise Mantle
4 調和者隊の盾/Accorder’s Shield
3 骨の鋸/Bone Saw
4 聖戦士の盾/Cathar’s Shield
3 蜘蛛糸の網/Spidersilk Net
16 土地/Land
Side
1 夢の巣のルールス/Lurrus of the Dream Den
どうですかね。自分は《上位の空民、エラヨウ》型を改良できる良い機会だな、と思っています。サイド案はまた今度。ではでは。
雑記80[モダンのねこかま]
2020年4月27日 Magic: The Gatheringモダンでねこかまどって弱いんですかね。
ファクト対策と墓地対策に刺さるんでダメなんでしょうか、やっぱり。
序盤中盤をしのいでくれる点でうまくへんぴなコントロールに仕込むか、サクリファイスシナジーを存分に活かすか。
ランタンコントロールとかに入れれば1マナがほんとにいっぱいでなんか良さげですけど、ねえ。
雑記なんでこの辺で。
ファクト対策と墓地対策に刺さるんでダメなんでしょうか、やっぱり。
序盤中盤をしのいでくれる点でうまくへんぴなコントロールに仕込むか、サクリファイスシナジーを存分に活かすか。
ランタンコントロールとかに入れれば1マナがほんとにいっぱいでなんか良さげですけど、ねえ。
雑記なんでこの辺で。