『ストリクスヘイヴン』カード私評[両面R]
2021年4月11日 Magic: The Gatheringさまようアルカイック/表
無色の5マナ4/4。擬似的なサリアのようなもの。2払わないと勝手にコピーされるので、カウンターキャストもドローキャストもかなり制限される。結構強いし、伝説ではないので連打されたらそれだけで勝ちそう。ただ、スタンでは無色5マナは緑黒の英雄譚の存在もありやや使いにくい。モダンだとトロンが採用してみたら面白いけど、どんなデッキに効くのだろうか。死の影デッキとかには効きそう。
裏/大界の探検
お互いドローはかなり使いにくいはず。無色で3点ゲインと2枚ドローは良いものの、さすがになあ。面白いデザインのカードだと思うし、相手に与える影響よりも自分が得る影響のほうが圧倒的に多い場合は採用を検討しても良いかもしれない。一つ特筆すべき点は完全な不特定マナなので、メダリオンですべて軽減すれば0マナ2ドロー。そういう点では特殊なストームデッキは登場するかもしれない。
増強者の拳闘家/表
《森の代言者》の時を思い返してみたら土地8枚はまず厳しい。ただ、3マナ3/3トランプルは両面カードであることを考えれば及第点だろう。マンモスがいなければ緑の一線級だっただろう。まあ裏面をうまく使えるならマンモスとは差別化できそう。
裏/残響方程式
ソーサリーかあ、というのが最初の感想。スタンなら毒殺デッキで、モダンならフェイジと合わせて使うと面白そう。まあ面白そうどまりな気がする。
厄介な害獣、ブレックス/表
伝説のクリーチャーで虫系のロード。ロードは連打が強いのでそういう点で伝説のロードは使いにくいことが多い。ただ、伝説のデメリットを両面でカバーしているのはかなりの好印象。死亡時4点ゲインはおまけにしては大きいものの、戦況にはあまり影響しないので、対して。。。
裏/ブレックスの捜索
4マナで5枚見て1枚につき3点払って手札か墓地に。かなり強いぞ、このスペル。4マナの手札補充スペルはデッキを選ぶが、巧く組み込めれば非常に強力なことは《スカルドの決戦》が証明している。このスペルは墓地に落とすことができるので、脱出持ちのようなカードとの併用が期待される。こちらが本体だと思うのでうまく表面も使えるデッキが組めるかどうか。モダンとかだとさすがに重いかな。
オリークの首領、エクスタス/表
白黒で二段攻撃ねえ。回避能力ないし、微妙かな。魔技でクリーチャー回収なのは強いけど、本体が4マナなのでテンポ良く回収するのは難しい。
裏/血の化身の目覚め
最近ではトルガールのようなサクるとマナコストを下げられるスペル。実際効果は思ったより強力で、うまく軽減して4マナで打てれば十分なスペック。その際のアドバンテージ差も1:1交換と損していないため、トークン系デッキで種を用意できれば良さそう。こっちが本体かな。
炎巻物の祝賀者/表
起動に1点かあ。火吹きの効率はいいけど微妙だな。
裏/静寂の享楽
《沈黙》亜種か。いいね。こっちが本体か。《沈黙》はすべてのデッキが採用するような強カードではないけど、アグロの擬似追加ターンやコンボの前方確認としては採用される、有意義なカードなので、下環境でそういうデッキが採用する選択肢が増えたのは良いところ。赤白系のアグロが巧く組めたら見る機会は多そう。
アルケヴィオスの神託者、ジャズィ/表
8マナで除去耐性がセルフバウンスは重すぎるよ。魔技もデッキトップを1マナキャストとなっており、かなりの調整が見受けられる。8マナ生物だったらタダで唱えさせてほしかった。今のスタンダードは多色とはいえ7マナで勝てるので単色の8マナで追加でカードが必要なら今のところは弱いと言わざるを得ない。
裏/神託者への旅
梓で土地をプレイするデッキがスタンで見られない以上、このカードが活躍するとは思えない。以上。
物質の学部長、キアン/表
3マナのタフネス2のタップ能力持ち生物は今のスタンではきついだろう。確定ドローでもないし。厳しい。
裏/理論の学部長、イムブラハム
こっちが本体ですね。なるほど。悪くはない。こちらでキャストして、マナが十分伸びたら表面をキャストしてトークン生成か。必要パーツがこのカードだけであとは土地を伸ばすだけでよいというのは、PWみたいな性能。青緑系のミッドレンジ以降のデッキには環境初期は試しで入れられるかもしれない。
狡猾な相棒、ミラ/表
3マナ3/3でPWを守れてドローもついている。まずまずだが、スタンで使われるかはPWを主軸にしたデッキの構築の後か。PWデッキは全体除去を採用することが多く、その際はこれがクリーチャーという点でちょっともやもやしそう。
裏/むら気な眷者、ルーカ
6マナで盤面触らないPWは弱い。以上。
死に至る大釜/表
黒い《交易所》。いいと思いますよ。うまく使えると強いタイプのアーティファクト。《交易所》はかなり好きなカードだったので、これも使ってみたいデザインしている。スタンだと脱出持ちを捨てようかな。
裏/修復の噴出
2枚回収か。裏も結構強いな。ライフ詰めるデッキだと相手に4点ゲインさせることはデメリットだが、この両面カードを使うデッキは早期にライフを詰めるデッキではなく、腰を据えて戦うミッドレンジなのでデメリットは軽微。呪文は追放されるものの表面はアーティファクトなので下環境なら灯争カーンで回収可能。今回のセットで1番使ってみたいカード。
混沌の学部長、プラーグ/表
2マナ2/2でマスト除去のシステムクリーチャーか。序盤、中盤、終盤強いので使うなら4枚入れたい。いやあ、使われたくないなあ。良いカード。
裏/秩序の学部長、オーガスタ
擬似警戒付与でロード。表裏どちらも強いな。赤白アグロですね、文句ないです。
火花の学者、ローアン/表
メダリオンが本体。能力は弱いけど、3マナだし両面だしまあ。スタンだと微妙かな。モダンでも微妙かな。ヒストリックかパイオニアで。
裏/霜の学者、ウィル
裏はまあまあ。使うデッキはすぐには思いつかないし、奥義で勝てるわけではないけど、確実なアドバンテージが約束されるので、たまに見ることはあったり。まあ普通に使うなら弱いのでデッキは頑張って作る必要はあるかも。
無私の象形織り/表
追放かあ。あとは地上かあ。3マナかあ。《無私の霊魂》がないならこれで我慢か。厳しめ。
裏/命取りのうぬぼれ
8マナって、おい。PWも含む《砂塵破》とはいえ、まず構築はないだろう。今のスタンは7マナで1枚コンボがあるので、8マナで勝てないのはさすがに。下環境も表面がきついのでまずないだろう。
光輝の学部長、シャイル/表
2マナで《巨森、オラン=リーフ》内蔵の飛行警戒。いやあ、強いでしょ、これは。表が2マナだからルールス相棒にもできるのか。文句ないです。
裏/暗影の学部長、エムブローズ
相手クリーチャーへの擬似的なティムか。自軍にはサクリ台にもなれるし、パンプもできる。さらにはドローエンジンとは。盛り込みすぎだろ。両面文句なく強い。こんなに強いシステムクリーチャーなら下環境でも見かけることがありそう。
奔流の彫刻家/表
ほとんどバニラかあ。回避能力ついていればなあ。4マナだし、この面は弱い。
裏/炎投げのソナタ
裏も微妙だな。顔に飛ばないし、カードは減るし。《火の予言》よりも使いにくいと思うので、弱いでしょう。
完全の学部長、ユヴィルダ/表
待機とは違ってマナを払うデメリットが。しかし、X呪文ならマナを払えるのでその点では使えなくはないが。さすがに3マナ2/2のタップ能力でカードが増えない生物は無理だろう。
裏/表現の学部長、ナサーリ
こっちが本体ね。5マナと重く、相手のカードを使う赤包囲なのでスタンでは見ることはまずないだろうが。楽しいカードだね。
血流の学部長、ヴァレンティン/表
サクリファイス系デッキや墓地リソースデッキにけん制できる1マナ生物。すでに墓地にあるカードには干渉できないものの、死亡誘発はなくすことができるので、特定のデッキにはかなり刺さりそう。吸血鬼なのもヒストリックならうれしい点か。メタによっては強そうなデッキが組めるかもしれない。
裏/樹根の学部長、リセッテ
強いな、こっちも。特に表面と噛みあっているのもグッド。これを軸にデッキが組まれることはあると思いますね。フードやガーガロスと組み合わせると良さそうか。
終わり!
レアカード多かったなあ。全体的にはカードパワーの低下はそんなに感じなかったですね。ただ、リミテッドは遅そうだな、と思いました。
ではでは。
無色の5マナ4/4。擬似的なサリアのようなもの。2払わないと勝手にコピーされるので、カウンターキャストもドローキャストもかなり制限される。結構強いし、伝説ではないので連打されたらそれだけで勝ちそう。ただ、スタンでは無色5マナは緑黒の英雄譚の存在もありやや使いにくい。モダンだとトロンが採用してみたら面白いけど、どんなデッキに効くのだろうか。死の影デッキとかには効きそう。
裏/大界の探検
お互いドローはかなり使いにくいはず。無色で3点ゲインと2枚ドローは良いものの、さすがになあ。面白いデザインのカードだと思うし、相手に与える影響よりも自分が得る影響のほうが圧倒的に多い場合は採用を検討しても良いかもしれない。一つ特筆すべき点は完全な不特定マナなので、メダリオンですべて軽減すれば0マナ2ドロー。そういう点では特殊なストームデッキは登場するかもしれない。
増強者の拳闘家/表
《森の代言者》の時を思い返してみたら土地8枚はまず厳しい。ただ、3マナ3/3トランプルは両面カードであることを考えれば及第点だろう。マンモスがいなければ緑の一線級だっただろう。まあ裏面をうまく使えるならマンモスとは差別化できそう。
裏/残響方程式
ソーサリーかあ、というのが最初の感想。スタンなら毒殺デッキで、モダンならフェイジと合わせて使うと面白そう。まあ面白そうどまりな気がする。
厄介な害獣、ブレックス/表
伝説のクリーチャーで虫系のロード。ロードは連打が強いのでそういう点で伝説のロードは使いにくいことが多い。ただ、伝説のデメリットを両面でカバーしているのはかなりの好印象。死亡時4点ゲインはおまけにしては大きいものの、戦況にはあまり影響しないので、対して。。。
裏/ブレックスの捜索
4マナで5枚見て1枚につき3点払って手札か墓地に。かなり強いぞ、このスペル。4マナの手札補充スペルはデッキを選ぶが、巧く組み込めれば非常に強力なことは《スカルドの決戦》が証明している。このスペルは墓地に落とすことができるので、脱出持ちのようなカードとの併用が期待される。こちらが本体だと思うのでうまく表面も使えるデッキが組めるかどうか。モダンとかだとさすがに重いかな。
オリークの首領、エクスタス/表
白黒で二段攻撃ねえ。回避能力ないし、微妙かな。魔技でクリーチャー回収なのは強いけど、本体が4マナなのでテンポ良く回収するのは難しい。
裏/血の化身の目覚め
最近ではトルガールのようなサクるとマナコストを下げられるスペル。実際効果は思ったより強力で、うまく軽減して4マナで打てれば十分なスペック。その際のアドバンテージ差も1:1交換と損していないため、トークン系デッキで種を用意できれば良さそう。こっちが本体かな。
炎巻物の祝賀者/表
起動に1点かあ。火吹きの効率はいいけど微妙だな。
裏/静寂の享楽
《沈黙》亜種か。いいね。こっちが本体か。《沈黙》はすべてのデッキが採用するような強カードではないけど、アグロの擬似追加ターンやコンボの前方確認としては採用される、有意義なカードなので、下環境でそういうデッキが採用する選択肢が増えたのは良いところ。赤白系のアグロが巧く組めたら見る機会は多そう。
アルケヴィオスの神託者、ジャズィ/表
8マナで除去耐性がセルフバウンスは重すぎるよ。魔技もデッキトップを1マナキャストとなっており、かなりの調整が見受けられる。8マナ生物だったらタダで唱えさせてほしかった。今のスタンダードは多色とはいえ7マナで勝てるので単色の8マナで追加でカードが必要なら今のところは弱いと言わざるを得ない。
裏/神託者への旅
梓で土地をプレイするデッキがスタンで見られない以上、このカードが活躍するとは思えない。以上。
物質の学部長、キアン/表
3マナのタフネス2のタップ能力持ち生物は今のスタンではきついだろう。確定ドローでもないし。厳しい。
裏/理論の学部長、イムブラハム
こっちが本体ですね。なるほど。悪くはない。こちらでキャストして、マナが十分伸びたら表面をキャストしてトークン生成か。必要パーツがこのカードだけであとは土地を伸ばすだけでよいというのは、PWみたいな性能。青緑系のミッドレンジ以降のデッキには環境初期は試しで入れられるかもしれない。
狡猾な相棒、ミラ/表
3マナ3/3でPWを守れてドローもついている。まずまずだが、スタンで使われるかはPWを主軸にしたデッキの構築の後か。PWデッキは全体除去を採用することが多く、その際はこれがクリーチャーという点でちょっともやもやしそう。
裏/むら気な眷者、ルーカ
6マナで盤面触らないPWは弱い。以上。
死に至る大釜/表
黒い《交易所》。いいと思いますよ。うまく使えると強いタイプのアーティファクト。《交易所》はかなり好きなカードだったので、これも使ってみたいデザインしている。スタンだと脱出持ちを捨てようかな。
裏/修復の噴出
2枚回収か。裏も結構強いな。ライフ詰めるデッキだと相手に4点ゲインさせることはデメリットだが、この両面カードを使うデッキは早期にライフを詰めるデッキではなく、腰を据えて戦うミッドレンジなのでデメリットは軽微。呪文は追放されるものの表面はアーティファクトなので下環境なら灯争カーンで回収可能。今回のセットで1番使ってみたいカード。
混沌の学部長、プラーグ/表
2マナ2/2でマスト除去のシステムクリーチャーか。序盤、中盤、終盤強いので使うなら4枚入れたい。いやあ、使われたくないなあ。良いカード。
裏/秩序の学部長、オーガスタ
擬似警戒付与でロード。表裏どちらも強いな。赤白アグロですね、文句ないです。
火花の学者、ローアン/表
メダリオンが本体。能力は弱いけど、3マナだし両面だしまあ。スタンだと微妙かな。モダンでも微妙かな。ヒストリックかパイオニアで。
裏/霜の学者、ウィル
裏はまあまあ。使うデッキはすぐには思いつかないし、奥義で勝てるわけではないけど、確実なアドバンテージが約束されるので、たまに見ることはあったり。まあ普通に使うなら弱いのでデッキは頑張って作る必要はあるかも。
無私の象形織り/表
追放かあ。あとは地上かあ。3マナかあ。《無私の霊魂》がないならこれで我慢か。厳しめ。
裏/命取りのうぬぼれ
8マナって、おい。PWも含む《砂塵破》とはいえ、まず構築はないだろう。今のスタンは7マナで1枚コンボがあるので、8マナで勝てないのはさすがに。下環境も表面がきついのでまずないだろう。
光輝の学部長、シャイル/表
2マナで《巨森、オラン=リーフ》内蔵の飛行警戒。いやあ、強いでしょ、これは。表が2マナだからルールス相棒にもできるのか。文句ないです。
裏/暗影の学部長、エムブローズ
相手クリーチャーへの擬似的なティムか。自軍にはサクリ台にもなれるし、パンプもできる。さらにはドローエンジンとは。盛り込みすぎだろ。両面文句なく強い。こんなに強いシステムクリーチャーなら下環境でも見かけることがありそう。
奔流の彫刻家/表
ほとんどバニラかあ。回避能力ついていればなあ。4マナだし、この面は弱い。
裏/炎投げのソナタ
裏も微妙だな。顔に飛ばないし、カードは減るし。《火の予言》よりも使いにくいと思うので、弱いでしょう。
完全の学部長、ユヴィルダ/表
待機とは違ってマナを払うデメリットが。しかし、X呪文ならマナを払えるのでその点では使えなくはないが。さすがに3マナ2/2のタップ能力でカードが増えない生物は無理だろう。
裏/表現の学部長、ナサーリ
こっちが本体ね。5マナと重く、相手のカードを使う赤包囲なのでスタンでは見ることはまずないだろうが。楽しいカードだね。
血流の学部長、ヴァレンティン/表
サクリファイス系デッキや墓地リソースデッキにけん制できる1マナ生物。すでに墓地にあるカードには干渉できないものの、死亡誘発はなくすことができるので、特定のデッキにはかなり刺さりそう。吸血鬼なのもヒストリックならうれしい点か。メタによっては強そうなデッキが組めるかもしれない。
裏/樹根の学部長、リセッテ
強いな、こっちも。特に表面と噛みあっているのもグッド。これを軸にデッキが組まれることはあると思いますね。フードやガーガロスと組み合わせると良さそうか。
終わり!
レアカード多かったなあ。全体的にはカードパワーの低下はそんなに感じなかったですね。ただ、リミテッドは遅そうだな、と思いました。
ではでは。
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