雑記94[モダンの明日]
2020年7月14日 Magic: The Gathering※雑記なので乱筆です。
0)はじめに
モダン禁止改定が行われ、《アーカムの天測儀》が禁止に。これにより『モダンホライゾン』からフォーマット:モダンで禁止となったカードは《甦る死滅都市、ホガーク》と《アーカムの天測儀》の2枚となり、これらのカードを延命するためか《黄泉からの橋》《信仰無き物あさり》、《オパールのモックス》は先んじて禁止カードに指定されました。
もちろん《黄泉からの橋》を始めとするこれらカードは『モダンホライゾン』発売前から特定のデッキで活躍していた優秀なカードですので、頭ごなしに『モダンホライゾン』出のカードのせいだ、とは言えませんが、モダン制定時から一線級のカードだったものがこのように禁止カードに指定されて使えなくなってくる現状を考えると、モダンは新しい方向に進もうとしているように感じます。
1)使いたいカードの選定
最近のカードパワーの上昇具合は目まぐるしいものであり、その波及はモダンにも当然出ています。モダンで友好色フェッチが使えるようになった『タルキール』ブロックでもそのカードパワーの高さには驚かされましたが、今のモダンでは見ることは少なくなりました。スタンダードでの禁止カードが出たことで騒がれた『カラデシュ』ブロックもそうです。
フォーマットとしての歴史があるため、新しいエキスパンションが出ると、既存のモダンのデッキへの強化パーツとして新カードを検討することが多かったはずです。バーンにおける《僧院の速槍》やウルザトロンにおける《精霊龍、ウギン》、白黒トークンにおける《真面目な訪問者、ソリン》などです。もちろん、《包囲サイ》の登場によりアブザンジャンクが登場したり、各種軽量エルドラージの登場によりエルドラージデッキが登場したりしましたが、それは珍しいことであり、珍しいことだからこそ新アーキタイプ設立として喜ばしいことが多かったはずです。
現在はどうかというと、逆のパターンが増えました。《最高工匠卿、ウルザ》が強いからそこに焦点を当ててモダンプールを漁る、《甦る死滅都市、ホガーク》が強いから、《大いなる創造者、カーン》が強いから、《王冠泥棒、オーコ》が強いから、相棒が強いから。本来はアーキタイプが増えて嬉しいのですが、それがあまりにも続くことを受け入れる土壌はできていなかったわけですよね。カード資産のあるプレイヤーが新カードをあまり買わなくても遊べる、というのがローテーションのないフォーマットの良さでもあるので、良い悪いを言うつもりはありません。自分もこう言語化していて受け入れていかなきゃな、と意識している最中ですので。
ただ、問題があるとすれば、禁止措置の存在です。モダンではキルターンが早すぎたり、大会に支障をきたしたりするデッキは禁止措置によって対処することが明言されています。最近のカードの強さを理解して《大いなる創造者、カーン》が強いからデッキを組んでも禁止されるのはもともとあった《マイコシンスの格子》。《甦る死滅都市、ホガーク》が強いからデッキを組んでも禁止されるのはもともとあった《黄泉からの橋》。昔からあるカードを使って遊ぶことを目的の一つとしたフォーマットで遊んでいるプレイヤーからしたら楽しみ切れるか怪しいラインになってきます。
ここまで書いていて思うことはいろいろ割り切って新しいカードからデッキを考える、ということ。これが大事になってきたのかな、と思います。
2)新フォーマットの存在
では割り切って新カードを使うとなると新フォーマットがちらついてきます。そうです。「パイオニア」です。
設立当初は過去のスタンダードの同窓会かと思われたこの「パイオニア」もPTフォーマットとなったことでまじめに取り組むプレイヤーが増え、モダンとそん色ないキルターンのコンボデッキが存在するフォーマットとなりました。
…続きはまた時間があるときに書きます。ではでは。
0)はじめに
モダン禁止改定が行われ、《アーカムの天測儀》が禁止に。これにより『モダンホライゾン』からフォーマット:モダンで禁止となったカードは《甦る死滅都市、ホガーク》と《アーカムの天測儀》の2枚となり、これらのカードを延命するためか《黄泉からの橋》《信仰無き物あさり》、《オパールのモックス》は先んじて禁止カードに指定されました。
もちろん《黄泉からの橋》を始めとするこれらカードは『モダンホライゾン』発売前から特定のデッキで活躍していた優秀なカードですので、頭ごなしに『モダンホライゾン』出のカードのせいだ、とは言えませんが、モダン制定時から一線級のカードだったものがこのように禁止カードに指定されて使えなくなってくる現状を考えると、モダンは新しい方向に進もうとしているように感じます。
1)使いたいカードの選定
最近のカードパワーの上昇具合は目まぐるしいものであり、その波及はモダンにも当然出ています。モダンで友好色フェッチが使えるようになった『タルキール』ブロックでもそのカードパワーの高さには驚かされましたが、今のモダンでは見ることは少なくなりました。スタンダードでの禁止カードが出たことで騒がれた『カラデシュ』ブロックもそうです。
フォーマットとしての歴史があるため、新しいエキスパンションが出ると、既存のモダンのデッキへの強化パーツとして新カードを検討することが多かったはずです。バーンにおける《僧院の速槍》やウルザトロンにおける《精霊龍、ウギン》、白黒トークンにおける《真面目な訪問者、ソリン》などです。もちろん、《包囲サイ》の登場によりアブザンジャンクが登場したり、各種軽量エルドラージの登場によりエルドラージデッキが登場したりしましたが、それは珍しいことであり、珍しいことだからこそ新アーキタイプ設立として喜ばしいことが多かったはずです。
現在はどうかというと、逆のパターンが増えました。《最高工匠卿、ウルザ》が強いからそこに焦点を当ててモダンプールを漁る、《甦る死滅都市、ホガーク》が強いから、《大いなる創造者、カーン》が強いから、《王冠泥棒、オーコ》が強いから、相棒が強いから。本来はアーキタイプが増えて嬉しいのですが、それがあまりにも続くことを受け入れる土壌はできていなかったわけですよね。カード資産のあるプレイヤーが新カードをあまり買わなくても遊べる、というのがローテーションのないフォーマットの良さでもあるので、良い悪いを言うつもりはありません。自分もこう言語化していて受け入れていかなきゃな、と意識している最中ですので。
ただ、問題があるとすれば、禁止措置の存在です。モダンではキルターンが早すぎたり、大会に支障をきたしたりするデッキは禁止措置によって対処することが明言されています。最近のカードの強さを理解して《大いなる創造者、カーン》が強いからデッキを組んでも禁止されるのはもともとあった《マイコシンスの格子》。《甦る死滅都市、ホガーク》が強いからデッキを組んでも禁止されるのはもともとあった《黄泉からの橋》。昔からあるカードを使って遊ぶことを目的の一つとしたフォーマットで遊んでいるプレイヤーからしたら楽しみ切れるか怪しいラインになってきます。
ここまで書いていて思うことはいろいろ割り切って新しいカードからデッキを考える、ということ。これが大事になってきたのかな、と思います。
2)新フォーマットの存在
では割り切って新カードを使うとなると新フォーマットがちらついてきます。そうです。「パイオニア」です。
設立当初は過去のスタンダードの同窓会かと思われたこの「パイオニア」もPTフォーマットとなったことでまじめに取り組むプレイヤーが増え、モダンとそん色ないキルターンのコンボデッキが存在するフォーマットとなりました。
…続きはまた時間があるときに書きます。ではでは。
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