環境:パイオニア(~THB)

その1:https://formicaoperaia.diarynote.jp/202003121630403741/

1)リストの調整

メイン
in:薔薇棘の見習い/Rosethorn Acolyte - 季節の儀式/Seasonal Ritual
out:霊気との調和/Attune with Aether

の1枚交換

サイド
in:水形/Hydroform New!
out:大自然の反撃/Elemental Uprising

in:神聖な協力/Blessed Alliance New!
out:立身+出世/Claim+Fame

の2枚交換

メインボード(60)
・クリーチャー(16)
4 森の女人像/Sylvan Caryatid
4 楽園のドルイド/Paradise Druid
4 願いのフェイ/Fae of Wishes - 成就/Granted
4 薔薇棘の見習い/Rosethorn Acolyte - 季節の儀式/Seasonal Ritual

・インスタント・ソーサリー(18)
4 選択/Opt
1 空間の擦り抜け/Slip Through Space
4 促進/Expedite
1 マグマの洞察力/Magmatic Insight
3 霊気との調和/Attune with Aether
1 収まらぬ思い/Nagging Thoughts
2 巧みな軍略/Strategic Planning
2 宝船の巡航/Treasure Cruise

・エンチャント(8)
4 枷はずれな成長/Unbridled Growth
3 ジェスカイの隆盛/Jeskai Ascendancy
1 死の国からの脱出/Underworld Breach

・土地(18)
4 霊気拠点/Aether Hub
4 植物の聖域/Botanical Sanctum
1 寺院の庭/Temple Garden
1 蒸気孔/Steam Vents
1 神聖なる泉/Hallowed Fountain
1 繁殖池/Breeding Pool
1 踏み鳴らされる地/Stomping Ground
1 マナの合流点/Mana Confluence
1 平地/Plains
1 島/Island
1 山/Mountain
1 森/Forest

サイドボード(15)
1 神秘を操る者、ジェイス/Jace, Wielder of Mysteries
1 肉体+血流/Flesh+Blood
1 水形/Hydroform
1 死の国からの脱出/Underworld Breach
1 ジェスカイの隆盛/Jeskai Ascendancy
1 試練に臨むギデオン/Gideon of the Trials
1 黄昏+払暁/Dusk+Dawn
1 白鳥の歌/Swan Song
1 削剥/Abrade
1 摩耗+損耗/Wear+Tear
1 神聖な協力/Blessed Alliance
2 沈黙/Silence
2 神秘の論争/Mystical Dispute

2)調整の理由と使用感
 調整するということは、もとのリストに不満があるからですね。では、その不満が何なのか、それが実際に解消されたのかを各々見ていきましょう。また、なぜそのカードが元々採用されていたのか等も触れられたら軽く。

・メインの調整
 このMtGというゲームにおいて、メインデッキは肝心要です。1枚の採用の違いでも実際に引けるか否か、複数枚引いた時の受けの差というものは良く考えるべきだと思っています。ここで、《霊気との調和》というカードを見てみると複数枚引いて嬉しいカードかどうかはかなり怪しいカードです。もちろん、非クリーチャー・呪文ですので手札入れ替えはできますが、コンボ途中では一番弱い非クリーチャー・呪文と言わざるを得ません。その点、《薔薇棘の見習い》の出来事である《季節の儀式》は最序盤にこそいらないものの、3キルのためには複数枚引くことが要求されます。実際の対戦中でも《霊気との調和》を4回唱えることはありませんが、《季節の儀式》を4回唱えることはしょっちゅうあります。ということで入れ替え。
 《霊気との調和》は1ターン目に唱えるスペルとして《選択》の次に強いスペルでしたので、4枚採用していました。4色デッキということもあり土地基盤は悩むところが多いのかと思いましたが、実際にはこのカードと《霊気拠点》だけでまかなってくれるので本当に驚きます。

・サイドの調整
 《水形》はコメントから教えていただきました。《大自然の反撃》と違う点はルアー亜種がなくなり、代わりに飛行を得ました。また、多色スペルとなり、パワー・タフネスは一回り小さくなり3/3となります。あとは、相手の土地に唱えられます。飛行になった分強化されましたね。他の部分はこのデッキに関しては特に関係ないので。

 《立身+出世》の枠は前回も書いたように自由枠です。《立身+出世》を採用した理由は《大自然の反撃》のようなサイドボードから持ってこれるマナ・クリーチャーという枠ですね。同じ枠を2種類(または2枚)以上採用していると、サイドチェンジの際に1枚サイドインすることで《願いのフェイ》の《成就》で水増しできるんですよね。これが1種類だけの採用だとどうなるかと言いますと、サイドインしたら60枚中の1枚しかないので効果的な場面で引けるか分からず、サイドインしないと必要な場面で4マナの《成就》を経由することが必須となり、テンポが悪くかつ勝ち手段への《成就》を1枚切ることになります。これが2枚で1枚だけサイドインすれば、キャントリップでデッキを掘るという選択肢が出てくるんですよね。あとはサイド後のキープ基準の1つにもなりやすいですね。《願いのフェイ》ではキープするかどうかはかなり難しいです。なにしろ、このカードは実質サイド15枚に化ける訳ですから。
 このサイドに2種類理論は《削剥》と《摩耗+損耗》の関係にも表れています。このデッキに対して《減衰球/Damping Sphere》をサイドに取ってれば入れてきますが、無色のカードはどんなデッキにも入っているわけでして、そういう時に《削剥》は便利ですね。クリーチャー除去としても使えますから。だから入れるのは《削剥》でサイドに残ってもらうのは《摩耗+損耗》です。
 しかし毎度毎度こうするわけではないですね。そのサイドボードのカードが必要になるターンがどのくらい早いか、で変わります。カウンターはおおむねサイドインするのは必要になるターンが《成就》経由では遅いことが多いですし、そもそも《成就》が通したいカードでもあるからですね。
 話を《立身+出世》に戻すと、サイドからマナクリスペルを持ってくるのはゲームの後半で良い場合が多く、また複数枚いらないと思いました。よって別のカードにしようかと。もちろん、このカードはカード1枚で2回唱えられるのでそういう点では評価できるのですが、ゲーム後半で2回唱えて2回手札入れ替えで来て嬉しい盤面は少ないんですよね。そういう場合はマナフラしていることが多いのですが、その時は《願いのフェイ》を起動すればよいので。ということで違うカードに変えます。
 ここで探したいカードは2種類あり得ると思います。もともとあるサイドのカードの水増しとなるカード。もしくは、全然別のカードでなおかつサイドインしやすいカード。今回はサイドインしやすいカードを探そうかと思います。そこで思いついたのが《神聖な協力》でした。サイド後はゲームが長くなることが多いのでよく《薔薇棘の見習い》の枚数を減らすのですが、実際にどのくらいゲームが長くなるかは分かりません。そこで《神聖な協力》は減った《季節の儀式》のマナ加速枠に入るんですよね。あとはアグロ対策やデカブツ対策のライフゲインとエディクト。第一印象は悪くないです。
 実際使ってみると、まあこれじゃなくてもいいかな、という気持ちはありますね。悪いカードではなくて、見た目以上に強いカードだったのは間違いなかったのですが、サイド後にしたいことを的確にとらえたカードではなかったです。

3)今後の調整等
 サイドボードをぴったり合ったカードで組むのがどれほど難しいか、ってことですね、このデッキをいじっていて思うことは。
 メインはおおむねオッケー。80点
 メイン中にウィッシュするのもオッケー。95点
 サイド後にウィッシュするのもオッケー? 65点
 サイド後にサイドインするのはダメ? 40点~60点
 上記が今のデッキリストに納得いっているかどうかの感覚的なものです。こうしてみると、サイドの勝ち手段に関係ない部分にあまり納得いっていないんでしょうね。サイド後のゲーム展開では、手札の消耗が多くなる場合がそこそこあります。それは《削剥》や《白鳥の歌》のような1対1交換カードをこちらが採用していることや、対戦相手が《強迫》や《否認》のような1対1交換カードを採用してくることに起因します。そうしたときには《死の国からの脱出》が機能しないとそのままジリ貧になってしまうので、そこを解消できるようなカードを入れるのもあり得ますね。《一日のやり直し/Day’s Undoing》はそうした考えではひょっとしたらアリなのでは、そう思っています。これは相手の手札7枚よりもコンボデッキの7枚の方が強い、という発想のもとの採用です。《沈黙》のようなカードもあることですし。
 あとは《ハゾレトの終わりなき怒り/Hazoret’s Undying Fury》も面白いですね。これは先の《一日のやり直し》よりも重い分、相手にメリットはありません。コンボデッキは回ったターンに勝てばよいので、次のターンうんぬんは関係ないでしょう。マナクリ型の亜種なので、そういう意味でもデメリットは解消されていると思います。これをサイドピン挿しが今のところ面白さと強さの両方のバランスがいいですね。

 まあ、こんなところで。ではでは。

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