《オパールのモックス》のモダン禁止により、手持ちの主要モダンデッキであった、親和・鱗親和・エラヨウ親和・カエル親和・純鋼ストームが死んだので離れていました。。。

ただ、新セット『テーロス還魂記』も発売されて大型大会のあるスタンダードやパイオニアは盛り上がり、モダン以下フォーマットも場所が減ったものの面白そうではありますね。

ここで、今の一押しフォーマットはアリーナ専用の「ヒストリック」ですね。というのはMtGAにてランク戦が3月中旬から約1ヶ月開催されるので、プロツアーに一番近い穴場フォーマットなのでは? ということです。

さて、ランク戦が開催していない期間はヒストリックをプレイするのは参加費が2000ゴールドのやつですね。結構色んなデッキに当たるので楽しかったです。自分はGP名古屋に参加しようと思ったので、パイオニアの練習を兼ねて「赤単」を回していました。ウィザード型の赤単ならほとんどヒストリックで事足りるんですよね。一人回しよりは良いかな、という程度ですが、ヒストリックの「青白コントロール」は3テフェ、5テフェ、4マナラスゴ、吸収、とパイオニアさながら。無料の練習台としては十分です。基本的には過去のスタンデッキを土地基盤直して持ってくることが多いですが(かくいう自分も赤単はそうです)。

今回は、自分が思うヒストリックの主要アーキタイプの紹介と、『ヒストリック・アンソロジー / Historic Anthology』のカードから予想される新アーキタイプを考えていきたいと思います。

ーヒストリックの主要アーキタイプー
・白単 / Mono White
『ヒストリック・アンソロジー1』に収録された《セラの高位僧/Serra Ascendant》と《魂の管理人/Soul Warden》により確立したデッキ。ソウル・シスターズ。『イクサラン』の《軍団の上陸/Legion’s Landing》や『ラヴニカのギルド』の《敬慕されるロクソドン/Venerated Loxodon》を合わせて採用することが多い印象。『テーロス還魂記』により《太陽冠のヘリオッド/Heliod, Sun-Crowned》を獲得した。

・青単 / Mono Blue
『イクサランの相克』に収録された《執着的探訪/Curious Obsession》を軽量飛行クリーチャーにエンチャントするクロックパーミッション。過去には『ドミナリア』の《大嵐のジン/Tempest Djinn》をフィニッシャーに採用する形が多かったが、最近は《厚かましい借り手/Brazen Borrower》を採用してよりフラッシュに寄せた型の方が多い印象。

・赤単 / Mono Red
『ドミナリア』に収録された《ゴブリンの鎖回し/Goblin Chainwhirler》を一番強く使うことに主眼を置いたデッキ。この《ゴブリンの鎖回し》はタフネス1環境なら3Tに出すだけで勝利を保証してくれるほど。ヒストリックでは《ラノワールのエルフ/Llanowar Elves》や《楽園のドルイド/Paradise Druid》といったタフネス1のマナクリ―チャーを見ることがそこそこあるのでタフネス1環境であるかは断定できないものの有効ではある。主に同じく『ドミナリア』の《魔術師の稲妻/Wizard’s Lightning》や《ギトゥの溶岩走り/Ghitu Lavarunner》を採用する形が多い。

・緑単 / Mono Green
『ドミナリア』に収録された《鉄葉のチャンピオン/Steel Leaf Champion》を一番強く使うことに主眼を置いたデッキ。同セットに《ラノワールのエルフ/Llanowar Elves》があるので2Tに出すのが黄金ムーブ。『ヒストリック・アンソロジー1』の《傲慢な完全者/Imperious Perfect》を採用した「緑単エルフ」か『イクサランの相克』の《原初の飢え、ガルタ/Ghalta, Primal Hunger》を採用した「緑単アグロ」かの大きく分けて2種類ある。

・青白コントロール
《アズカンタの探索/Search for Azcanta》《時を解す者、テフェリー/Teferi, Time Raveler》《空の粉砕/Shatter the Sky》《ドミナリアの英雄、テフェリー/Teferi, Hero of Dominaria》《夢さらい/Dream Trawler》を有する。以前は《黎明をもたらす者ライラ/Lyra Dawnbringer》が採用されていたが、《夢さらい》の登場により見る機会が減った。

・黒緑探検とその亜種
《野茂み歩き/Wildgrowth Walker》を採用したデッキ。黒の除去と緑のクリーチャーで押し切り、《野茂み歩き》の回復で刺しきる。亜種として、白と青を足してPWに寄せた《戦慄衆の指揮/Command the Dreadhorde》型が一定数存在する。『テーロス還魂記』により《自然の怒りのタイタン、ウーロ/Uro, Titan of Nature’s Wrath》を獲得したのでスゥルタイ探検は今後見かけることになるかもしれない。

・ジャンドかまど猫パンくず
スタンそのままかと思うほど。しかし完成度はなかなか。対戦時に《宝物の地図/Treasure Map》による「宝物・トークン」で生け贄誘発した時にはヒストリックの可能性を感じた。

・シミックネクサス
『基本セット2019』の《運命のきずな/Nexus of Fate》を使ったターボフォグ。実はあんまり当たらない。みんな使えることを知らないのだろうか。

・ケシスコンボ
これもあんまり当たらないデッキ。最近はぱったり見なくなった。

・グリクシスボーラス
意外と見るんですよね、『基本セット2019』の《破滅の龍、ニコル・ボーラス/Nicol Bolas, the Ravager》。基本的にはコントロールの様相を呈していますね。『テーロス還魂記』により《ファリカの献杯/Pharika’s Libation》や《悪夢の詩神、アショク/Ashiok, Nightmare Muse》を獲得したので《実験の狂乱/Experimental Frenzy》に触れるようになったのは大きいか。

・5色ニヴ
最近増えてきたアーキタイプ。マナクリーチャーは《楽園のドルイド/Paradise Druid》と《力線をうろつくもの/Leyline Prowler》の2種類で組まれることが多い印象。ごちゃ混ぜミッドレンジではあるものの、ホントに何でも持ってるマンになれる。WCが足りたら作ってみたいデッキの一つ。


だいたいこんなもんですかね。多くの人は旧スタンのデッキを使っていると思うので旧スタンのアーキタイプそのまま、といったところですが。
最後に「ヒストリック・アンソロジー」の話をして終わりにしましょう。

・ヒストリック・アンソロジー1
《魂の管理人》:たまに見る
《遠くの旋律》:まず見ない
《宝物探し》:見ないけど意外と強いかも
《堕落の触手》:見ないけど意外と強いかも
《ゴブリンの女看守》:たまに見る
《窯の悪鬼》:あんまり見ない
《エルフの幻想家》:結構見る
《精神石》:見ないなあ
《羽ばたき飛行機械》:見ないよ
《炎樹族の使者》:結構見る
《キンズベイルの騎兵》:見ない
《惑乱の死霊》:たまに見る
《傲慢な完全者》:たまに見る
《墓所破り》:たまに見る
《獣相のシャーマン》:あんまり見ないけど使いたい
《ダークスティールの反応炉》:見ないよ
《艦長シッセイ》:見ないよ
《ファイレクシアの闘技場》:たまに見る
《碑出告の第二の儀式》:たまに見るけど大変そう
《セラの高位僧》:たまにみる

・ヒストリック・アンソロジー2
《祖先の仮面》:白緑オーラ?
《やせた原野》:汎用?
《ボジューカの沼》:汎用?
《脳蛆》:黒単信心?
《竜使いののけ者》:コントロールサイド?
《忘れられた洞窟》:汎用?
《幽霊街》:汎用?
《ゴブリンの廃墟飛ばし》:ランデス?
《容赦無い潮流》:コンボ?
《聖遺の騎士》:コンボ?
《孤立した砂州》:汎用?
《大渦の脈動》:ミッドレンジ?
《翻弄する魔道士》:デスタク?
《メロウの騎兵》:マーフォーク?
《ニクス毛の雄羊》:コントロールサイド?
《群れネズミ》:黒単信心?
《白金の天使》:コンボ?
《イーオスのレインジャー》:デスタク?
《隔離されたステップ》:汎用?
《空位の玉座の印章》:エンチャントレス?
《土を食うもの》:コンボ?
《スレイベンの守護者、サリア》:デスタク?
《平穏な茂み》:汎用?
《悪性の疫病》:サイド?
《無駄省き》:コンボ?

デッキとして生まれてきそうなのは《聖遺の騎士》を採用したアグロ~ミッドレンジと《群れネズミ》を採用した黒単信心ですかね。

ではでは。

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