雑記66[スタン・パイオニア禁止改定予想]
2019年11月10日 Magic: The Gatheringさて、スタンダードとパイオニアは最近色々ありましたので、ここを切り取って話そうかな、と。
まずはおさらいとして、パイオニアではフォーマット制定時の禁止として友好色フェッチランド5種類が指定されていました。
そして、先日、Magic Online上でのデータ等から《守護フェリダー》、《ニッサの誓い》、《豊穣の力線》が禁止されました。使われていたデッキは、
《守護フェリダー》:「サヒーリフェリダー」と呼ばれる2枚コンボデッキ。
《ニッサの誓い》:上記のコンボデッキのドローソース。その他のPWを主軸にしたデッキでも優良な1マナドローソースとして利用される。
《豊穣の力線》:「緑単信心」と呼ばれる緑のビッグマナデッキ。
こんな感じでした。自分の感想としましては、一週目の禁止改訂からしっかり禁止していくんだな、という印象ですね。初週は様子見で来るのかなと思っていただけに驚きです。正直いつかは《守護フェリダー》は禁止されるだろうな、と思っていましたが。《豊穣の力線》もかなり早い段階での禁止だな、と思いましたね。別に《断片化》等のエンチャント破壊や《ショック》や《致命的な一押し》等の軽量クリーチャー除去もありましたし。まだいろんな人がカード試している段階だったのでサイドボードが固まってなくて勝ちやすかったのでしょうかね。《ニッサの誓い》はスタン当時から《思案》と揶揄されるドロースペルだったので、この禁止から1マナの優良ドローには厳しく行くのかな、と思いました。まあ、フェッチ無くして色ガバ環境ではなくしたいのにPWの色が何でもよい、というのを嫌がったのもありますね。
ということで、おさらい終わり。禁止改定予想でも。
まずは先におさらいしたからパイオニアから。
禁止予想:《宝船の巡航》《運命のきずな》
禁止希望:なし(強いてあげるなら《集合した中隊》)
傾向として、勝っているデッキからカードを禁止していく、ということが分かります。今勝っているデッキは《宝船の巡航》を採用し息切れしにくくなった「青赤フェニックス」と《運命のきずな》による無限ターンを目標とした「ターボネクサス」です。自分もこのフォーマットが始まるに当たり、《宝船の巡航》を使いたいな、と思い赤t青の「バーンt巡航」を組みました。ただ、フェッチや《思考掃き》がない点、下環境に比べスペルよりもクリーチャーが強く墓地を能動的にまたアド損を少なくして肥やしにくい点、これらから「探査」は思っていた以上に使いにくいな、という印象でした。これは《死儀礼のシャーマン》にも言えることだと思います。そのためルーティングが《巧みな軍略》や《イゼットの魔除け》、《航路の作成》と2マナしかないのだから自分としては《宝船の巡航》は残しておいてほしい気がしますが、《孤高のフェニックス》デッキが息切れしないのは確かに脅威ではあり、それを支えているカードでもあるので禁止されるのではないかと。ただ、パイオニアは《安らかなる眠り》や《墓掘りの檻》、《虚空の力線》、最後には《トーモッドの墓所》まであるほど、「墓地対策」カードがあるのでサイドボード後のことを考えれば《宝船の巡航》なんて撃ちにくくて仕方ないと思うんですがね。そういう安全弁もあるので禁止されて欲しくないな、と思ってます。
次は《運命のきずな》ですね。これは対策しにくいというのと現在フォイル版しかないので大会運営に支障をきたすという理由ですね。このデッキでしか使われていないので禁止されたらデッキごと消滅してしまうのは残念ですが、《時を越えた探索》により追加ターンが格段に途切れにくくなっているのは事実ですしそれを脅威ととらえられても仕方ないかな、と。墓地対策しても《時を越えた探索》は《荒野の再生》により撃ちやすくなっているので意味が薄く、そのため《時を越えた探索》の方を禁止する可能性もありますが、このカードは青白コントロールでも採用されている点や大会運営に影響しない点が評価されるのかな、と。
また、実際今パイオニアを回していて禁止してほしい、というカードはあんまりないですね。《霊気との調和》や《霊気拠点》、《ならず者の精製屋》には文句ないですし、《霊気池の驚異》も強いですが《時を解す者、テフェリー》の影響であまり見ませんし。《ドロモカの命令》や《呪文捕らえ》、《大天使アヴァシン》もやられたらうっ、と思いますが、ちゃんとケアしなきゃな、と思うだけでそこまででは。《ゼンティカーの同盟者、ギデオン》や《反逆の先導者、チャンドラ》、《最後の望み、リリアナ》もめちゃくちゃ強いな、って思いますがまあまあまあ。許容できますね。「シディシウィップ」で使われている《スカラベの神》や「ラムナプレッド」で使われている《ボーマットの急使》も同上です。ただ、当時のスタンの事もあってか《集合した中隊》は他と比べてもやもやしますね。4マナインスタントで3マナ以下2体。。。ちょっと君ねえ、って思います。まあ、でもいいでしょう。せっかくの新フォーマットなんですから当時使ってた・好きだったカード使いたいでしょうし、禁止希望はなしで。
では、問題のスタンダードです。。。
禁止予想:《王冠泥棒、オーコ》《時を解す者、テフェリー》
禁止希望:《王冠泥棒、オーコ》オラクル変更、《時を解す者、テフェリー》《意地悪な狼》
そうですね。デッキの選択肢をめちゃくちゃ狭めているというのはカードゲームとして大問題なので。《ラノワールのエルフ》再録の際に、「1マナのマナクリは強すぎる」って言ってたのに《金のガチョウ》からの《王冠泥棒、オーコ》ですからね。連携取れてないのかと疑いましたね。禁止予想としてはまずは本命の《王冠泥棒、オーコ》。PWだからとか最新セットの神話レアだからとか言ってられないでしょう。スタンダードは10年に1度の禁止改定を目指す、なんて言ってたけど、それはほんとここ3~4年で変わりましたね。『カラデシュ』以降に何枚出したんだ、って話ですよ。その時は、昔とは違ってインターネットの普及により大会優勝リストの流通が容易になった、とか思ってましたけど、純粋にカードデザインが雑になってきたのかな、と思いますね。『バトルボンド』や『統率者』、さらには『モダンホライゾン』のような新規特殊セットをいっぱい作らなきゃで大変なんでしょう。でも、一個人としては一番大事にしなきゃいけないのは「スタンダード」だと思いますね。グチはほどほどにして、他の禁止予想カードは《時を解す者、テフェリー》ですね。対話拒否してますからね。青対策カードの《夏の帳》も腐るしカウンター戦略は否定されるし。《ハイドロイド混成体》や《世界を揺るがす者、ニッサ》はチャレンジャーデッキに入っていますし、ランプデッキがいなくなってしまうのもあって残すのかなあ、と。
禁止希望としては《時を解す者、テフェリー》は同じです。あとは《意地悪な狼》ですね。前あった《逆毛ハイドラ》みたいなやつですが、追放除去が少ない今、破壊不能は呪禁より強いと思います。あとこれを希望しているのは、《王冠泥棒、オーコ》を禁止ではなく、オラクル変更という形にしてほしいからです。「+2→+1」とか「+1→-1」とか「+1:ターン終了時まで」とか、これだったら良かったのに、って思っている人は多いと思います。自分もその一人なんでそうなればいいな、と思っています。別にWotCがそうします、というだけなので特別難しくないでしょ、前例がほとんどないだけで。まあ《ドミナリアの英雄、テフェリー》もエラッタ出てるわけですし、やる気ならできるでしょ。
まあ、こんなところで。MtGがよくなることを願って。ではでは。
まずはおさらいとして、パイオニアではフォーマット制定時の禁止として友好色フェッチランド5種類が指定されていました。
そして、先日、Magic Online上でのデータ等から《守護フェリダー》、《ニッサの誓い》、《豊穣の力線》が禁止されました。使われていたデッキは、
《守護フェリダー》:「サヒーリフェリダー」と呼ばれる2枚コンボデッキ。
《ニッサの誓い》:上記のコンボデッキのドローソース。その他のPWを主軸にしたデッキでも優良な1マナドローソースとして利用される。
《豊穣の力線》:「緑単信心」と呼ばれる緑のビッグマナデッキ。
こんな感じでした。自分の感想としましては、一週目の禁止改訂からしっかり禁止していくんだな、という印象ですね。初週は様子見で来るのかなと思っていただけに驚きです。正直いつかは《守護フェリダー》は禁止されるだろうな、と思っていましたが。《豊穣の力線》もかなり早い段階での禁止だな、と思いましたね。別に《断片化》等のエンチャント破壊や《ショック》や《致命的な一押し》等の軽量クリーチャー除去もありましたし。まだいろんな人がカード試している段階だったのでサイドボードが固まってなくて勝ちやすかったのでしょうかね。《ニッサの誓い》はスタン当時から《思案》と揶揄されるドロースペルだったので、この禁止から1マナの優良ドローには厳しく行くのかな、と思いました。まあ、フェッチ無くして色ガバ環境ではなくしたいのにPWの色が何でもよい、というのを嫌がったのもありますね。
ということで、おさらい終わり。禁止改定予想でも。
まずは先におさらいしたからパイオニアから。
禁止予想:《宝船の巡航》《運命のきずな》
禁止希望:なし(強いてあげるなら《集合した中隊》)
傾向として、勝っているデッキからカードを禁止していく、ということが分かります。今勝っているデッキは《宝船の巡航》を採用し息切れしにくくなった「青赤フェニックス」と《運命のきずな》による無限ターンを目標とした「ターボネクサス」です。自分もこのフォーマットが始まるに当たり、《宝船の巡航》を使いたいな、と思い赤t青の「バーンt巡航」を組みました。ただ、フェッチや《思考掃き》がない点、下環境に比べスペルよりもクリーチャーが強く墓地を能動的にまたアド損を少なくして肥やしにくい点、これらから「探査」は思っていた以上に使いにくいな、という印象でした。これは《死儀礼のシャーマン》にも言えることだと思います。そのためルーティングが《巧みな軍略》や《イゼットの魔除け》、《航路の作成》と2マナしかないのだから自分としては《宝船の巡航》は残しておいてほしい気がしますが、《孤高のフェニックス》デッキが息切れしないのは確かに脅威ではあり、それを支えているカードでもあるので禁止されるのではないかと。ただ、パイオニアは《安らかなる眠り》や《墓掘りの檻》、《虚空の力線》、最後には《トーモッドの墓所》まであるほど、「墓地対策」カードがあるのでサイドボード後のことを考えれば《宝船の巡航》なんて撃ちにくくて仕方ないと思うんですがね。そういう安全弁もあるので禁止されて欲しくないな、と思ってます。
次は《運命のきずな》ですね。これは対策しにくいというのと現在フォイル版しかないので大会運営に支障をきたすという理由ですね。このデッキでしか使われていないので禁止されたらデッキごと消滅してしまうのは残念ですが、《時を越えた探索》により追加ターンが格段に途切れにくくなっているのは事実ですしそれを脅威ととらえられても仕方ないかな、と。墓地対策しても《時を越えた探索》は《荒野の再生》により撃ちやすくなっているので意味が薄く、そのため《時を越えた探索》の方を禁止する可能性もありますが、このカードは青白コントロールでも採用されている点や大会運営に影響しない点が評価されるのかな、と。
また、実際今パイオニアを回していて禁止してほしい、というカードはあんまりないですね。《霊気との調和》や《霊気拠点》、《ならず者の精製屋》には文句ないですし、《霊気池の驚異》も強いですが《時を解す者、テフェリー》の影響であまり見ませんし。《ドロモカの命令》や《呪文捕らえ》、《大天使アヴァシン》もやられたらうっ、と思いますが、ちゃんとケアしなきゃな、と思うだけでそこまででは。《ゼンティカーの同盟者、ギデオン》や《反逆の先導者、チャンドラ》、《最後の望み、リリアナ》もめちゃくちゃ強いな、って思いますがまあまあまあ。許容できますね。「シディシウィップ」で使われている《スカラベの神》や「ラムナプレッド」で使われている《ボーマットの急使》も同上です。ただ、当時のスタンの事もあってか《集合した中隊》は他と比べてもやもやしますね。4マナインスタントで3マナ以下2体。。。ちょっと君ねえ、って思います。まあ、でもいいでしょう。せっかくの新フォーマットなんですから当時使ってた・好きだったカード使いたいでしょうし、禁止希望はなしで。
では、問題のスタンダードです。。。
禁止予想:《王冠泥棒、オーコ》《時を解す者、テフェリー》
禁止希望:《王冠泥棒、オーコ》オラクル変更、《時を解す者、テフェリー》《意地悪な狼》
そうですね。デッキの選択肢をめちゃくちゃ狭めているというのはカードゲームとして大問題なので。《ラノワールのエルフ》再録の際に、「1マナのマナクリは強すぎる」って言ってたのに《金のガチョウ》からの《王冠泥棒、オーコ》ですからね。連携取れてないのかと疑いましたね。禁止予想としてはまずは本命の《王冠泥棒、オーコ》。PWだからとか最新セットの神話レアだからとか言ってられないでしょう。スタンダードは10年に1度の禁止改定を目指す、なんて言ってたけど、それはほんとここ3~4年で変わりましたね。『カラデシュ』以降に何枚出したんだ、って話ですよ。その時は、昔とは違ってインターネットの普及により大会優勝リストの流通が容易になった、とか思ってましたけど、純粋にカードデザインが雑になってきたのかな、と思いますね。『バトルボンド』や『統率者』、さらには『モダンホライゾン』のような新規特殊セットをいっぱい作らなきゃで大変なんでしょう。でも、一個人としては一番大事にしなきゃいけないのは「スタンダード」だと思いますね。グチはほどほどにして、他の禁止予想カードは《時を解す者、テフェリー》ですね。対話拒否してますからね。青対策カードの《夏の帳》も腐るしカウンター戦略は否定されるし。《ハイドロイド混成体》や《世界を揺るがす者、ニッサ》はチャレンジャーデッキに入っていますし、ランプデッキがいなくなってしまうのもあって残すのかなあ、と。
禁止希望としては《時を解す者、テフェリー》は同じです。あとは《意地悪な狼》ですね。前あった《逆毛ハイドラ》みたいなやつですが、追放除去が少ない今、破壊不能は呪禁より強いと思います。あとこれを希望しているのは、《王冠泥棒、オーコ》を禁止ではなく、オラクル変更という形にしてほしいからです。「+2→+1」とか「+1→-1」とか「+1:ターン終了時まで」とか、これだったら良かったのに、って思っている人は多いと思います。自分もその一人なんでそうなればいいな、と思っています。別にWotCがそうします、というだけなので特別難しくないでしょ、前例がほとんどないだけで。まあ《ドミナリアの英雄、テフェリー》もエラッタ出てるわけですし、やる気ならできるでしょ。
まあ、こんなところで。MtGがよくなることを願って。ではでは。
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