『基本セット2020』カード私評[白R]
『基本セット2020』カード私評[白R]
『基本セット2020』カード私評[白R]
よし、今回もやっていきます。

2WW《群れの力、アジャニ》 神話レア
伝説のプレインズウォーカー ― アジャニ 初期忠誠度5
+1:あなたは、あなたがコントロールしているクリーチャーの総数とあなたがコントロールしているプレインズウォーカーの総数の合計に等しい点数のライフを得る。
-2:「アジャニの群れ仲間」という名前で「あなたがライフを得るたび、アジャニの群れ仲間の上に+1/+1カウンターを1個置く。」を持つ白の2/2の猫・兵士・クリーチャー・トークンを1体生成する。
±0:あなたのライフが、あなたの初期ライフ総量よりも15点以上多いなら、群れの力、アジャニと、対戦相手がコントロールしている各アーティファクトと各クリーチャーをそれぞれ追放する。

《アジャニの群れ仲間》を呼んでくるアジャニ。+1能力で回復できるのはおおむね4点程度か。それよりかは《アジャニの群れ仲間》を複数回出す置物、といった印象。0能力のデザインがよく分からない。てっきり窮地達成(自分のライフが5以下のとき)で起動できるのかと思ったら、ライフが多いときに相手のクリーチャーとなぜかアーティファクト全部を追放。うーん。使うときは勝ってる盤面を勝ちにするだけだと思うんだよなあ。《野茂み歩き》を採用して、ライフを高水準で保ちながら戦うデッキを作れば0能力を多用して殴り続けられるけど。


WW《翼の司教》
クリーチャー ― 人間・クレリック 1/4
天使が1体あなたのコントロール下で戦場に出るたび、あなたは4点のライフを得る。
あなたがコントロールしている天使が1体死亡するたび、飛行を持つ白の1/1のスピリット・クリーチャー・トークンを1体生成する。

《輝かしい天使》が活きるか、と思ったら向こうは5点以上のライフを得ることでの誘発なのでこれとの2枚コンボではない。しかし、天使デッキなんてスーパーロマンデッキがスタンで組める可能性を秘めたカード。天使デッキは序盤のテンポが著しく悪いため、そこをライフで補填できれば赤系アグロや緑系ミッドレンジにも十分戦えそう。また、コントロールデッキにも下の死亡誘発で除去に多少強い構成にできる。悪くない。


WW《帰寂からの帰還》
インスタント
あなたの墓地から、このターンに戦場からあなたの墓地に置かれたパーマネント・カード最大2枚を対象とし、それらをタップ状態で戦場に戻す。

《信仰の見返り》の小型版。PWを戻したり、英雄譚を戻したり、今回収録の土地《睡蓮の原野》で生け贄にした土地を戻したり、とスタンでも意外と使い道が多い。しかし、熱心な調整がされたようで、タップ状態で戻ってくる。そのため、マナファクトの使い回しができなくなっており、モダンで「セカンドサンライズ」が戻ってくることはなさそう。


2WWW《暁の騎兵》 神話レア
クリーチャー ― エレメンタル・騎士 4/6
警戒
暁の騎兵が戦場に出たとき、土地でないパーマネント最大1つを対象とし、それを破壊する。それのコントローラーは無色の3/3のゴーレム・アーティファクト・クリーチャー・トークンを1体生成する。
暁の騎兵が死亡したとき、あなたの墓地からアーティファクトかエンチャントであるカード1枚を対象とし、それをあなたの手札に戻す。

土地も対象に取れてもよくないですかね。《内にいる獣》もそうだし。死亡誘発では手札なのは、《全知》あるししょうがないですけど。5マナ4/6警戒でこの能力だと使われなさそう。悪用も手札に戻すから難しそう。総じて、微妙。


2W《絞首された処刑人》
クリーチャー ― スピリット 1/1
飛行
絞首された処刑人が戦場に出たとき、飛行を持つ白の1/1のスピリット・クリーチャー・トークンを1体生成する。
(3)(W),絞首された処刑人を追放する:クリーチャー1体を対象とし、それを追放する。

結構良いぞ。《コロンドールのマンガラ》みたいに使い回しはできないけど、それでも3マナのクリーチャーとしては十分かと。横に1/1飛行が出るからね。


2WW《神聖の力線》
エンチャント
神聖の力線があなたのゲーム開始時の手札にあるなら、あなたはこれが戦場に出ている状態でゲームを開始してもよい。
あなたは呪禁を持つ。

モダンの汎用サイドボードの1つが収録。スタンでは採用されるんですかね。低マナ域にキーパーツがあるコンボデッキなんてそんなモダンじみたデッキはスタンには存在しないでしょうし、まあ採用されないと思いますけど。赤系アグロへの対策カードとしてサイドに入れるのは良いかもですが、これはどんなデッキでも採用し得るカードなので、赤系がすべてのデッキにエンチャント破壊を入れるようになるのか、という話で、そんなことにはまあならないだろう。もしかしたら《探知の塔》の高騰がある?


5W《ロクソドンの生命詠み》
クリーチャー ― 象・クレリック 4/6
ロクソドンの生命詠みが戦場に出たとき、あなたは「あなたのライフ総量は、あなたがコントロールしているクリーチャーのタフネスの合計に等しくなる。」を選んでもよい。
(5)(W):ターン終了時まで、ロクソドンの生命詠みは+X/+Xの修整を受ける。Xはあなたのライフ総量に等しい。

6マナですか。リミテッドではかなり強そうですが、構築はまず厳しい、という印象。


3WWW《次元の浄化》
ソーサリー
土地でないパーマネントをすべて破壊する。

はい、強い。PWを根こそぎ触れるので。白のシンボルが濃いし、6マナなので普通の全体除去としては間に合わないかもだけど、コントロールミラーでも腐りにくいため、今後のコントロールでは数枚採用されるだろう。


4WWW《天空の刃、セファラ》
伝説のクリーチャー ― 天使 7/7
あなたは、この呪文のマナ・コストを支払うのではなく、(W)を支払いあなたがコントロールしていて飛行を持ちアンタップ状態であるクリーチャー4体をタップしてもよい。
飛行、絆魂
他の、あなたがコントロールしていて飛行を持つクリーチャーは破壊不能を持つ。

モダンで白黒トークンの復権が近いか。《未練ある魂》との相性は目を見張るものがある。スタンでは、低コストの「死後2」のクリーチャー、《債務の聖職者》を採用して、《絞首された処刑人》を入れれば5T目くらいには出るんじゃないかな。そういった意味では《ゴブリンの鎖回し》がスタン落ちした後からが本番か。


1W《星原の神秘家》
クリーチャー ― 人間・クレリック 2/2
あなたがエンチャント・呪文を唱えるためのコストは(1)少なくなる。
あなたがコントロールしているエンチャントが1つ戦場から墓地に置かれるたび、星原の神秘家の上に+1/+1カウンターを1個置く。

エンチャント補助。英雄譚とは上の能力、下の能力共にかなり相性が良い。英雄譚以外で自壊するエンチャントが現状少ないが、本体スペックが2マナ2/2と及第点なので、《サテュロスの結界師》と合わせて「白緑オーラ」なんてデッキが組めたら面白そう。

今回はここまで。ではまた次回の青Rで。

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