前回:https://formicaoperaia.diarynote.jp/201906201533229211/

『モダンホライゾン』で強化された(であろう)氷雪アーキタイプ。それを踏まえた親和、氷雪親和の可能性について検討していきます。
ということでみなさんおなじみの「Wisdom Guild(http://www.wisdom-guild.net/)」さまを使って、「特殊タイプ氷雪:モダン+モダンホライゾン:禁止を除く」で検索をすると、67件。多いの、、、か?
「カードテキスト氷雪:モダン+モダンホライゾン:禁止を除く」で検索すると、50件。

なるほど、最大117枚なのだから、みていくか。
というわけで、可能性を感じたものを以下にピックアップ。

ボリアルのドルイド/Boreal Druid  (緑)
氷雪クリーチャー ― エルフ(Elf)・ドルイド(Druid) CSP, コモン
(T):(◇)を加える。
1/1
Illus.Dan Dos Santos (105/155)

一時期、エルトロで見た、緑1マナで無色マナを生めるマナクリ。

ロノムの口/Mouth of Ronom  
氷雪土地 CSP, アンコモン
(T):(◇)を加える。
(4)(氷),(T),ロノムの口を生け贄に捧げる:クリーチャー1体を対象とする。これはそれに4点のダメージを与える。
Illus.Daren Bader (148/155)

氷雪土地でアンタップインできるということで。

ファイレクシアの魂喰らい/Phyrexian Soulgorger  (3)
氷雪アーティファクト・クリーチャー ― 構築物(Construct) CSP, レア
累加アップキープ ― クリーチャーを1体生け贄に捧げる。
8/8
Illus.Brian Snoddy (141/155)

デメリット過多ではあるが、3マナ8/8でアーティファクト・クリーチャー。

占術の岩床/Scrying Sheets  
氷雪土地 CSP, レア
(T):(◇)を加える。
(1)(氷),(T):あなたのライブラリーの一番上のカードを見る。そのカードが氷雪であるなら、あなたはそれを公開してあなたの手札に加えてもよい。
Illus.Thomas M. Baxa (149/155)

氷雪土地でアンタップインできるということで。ドローできる土地は強いはず。

熱足ナメクジ/Thermopod  (4)(赤)
氷雪クリーチャー ― ナメクジ(Slug) CSP, コモン
(氷):ターン終了時まで、熱足ナメクジは速攻を得る。
クリーチャーを1体生け贄に捧げる:(赤)を加える。
4/3
Illus.Dan Dos Santos (100/155)

コンボデッキにはなりそうだけど、面白い起動型能力持ち。

欠片の壁/Wall of Shards  (1)(白)
氷雪クリーチャー ― 壁(Wall) CSP, アンコモン
防衛、飛行
累加アップキープ ― いずれかの対戦相手1人は1点のライフを得る。
1/8
Illus.Alex Horley-Orlandelli (23/155)

《穢れた療法》とのコンボで有名。今回は多分出番なし。

霧氷風の使い手、ハイダー/Heidar, Rimewind Master  (4)(青)
伝説のクリーチャー ― 人間(Human)・ウィザード(Wizard) CSP, レア
(2),(T):パーマネント1つを対象とし、それをオーナーの手札に戻す。この能力は、あなたが氷雪パーマネントを4つ以上コントロールしている場合にのみ起動できる。
3/3
Illus.Ron Spears (36/155)

モダン版の《貿易風ライダー》ねえ。

霧氷風の冷術師/Rimewind Cryomancer  (3)(青)
クリーチャー ― 人間(Human)・ウィザード(Wizard) CSP, アンコモン
(1),(T):起動型能力1つを対象とし、それを打ち消す。この能力は、あなたが氷雪パーマネントを4つ以上コントロールしている場合にのみ起動できる。
2/3
Illus.Dan Scott (43/155)

《もみ消し》内蔵クリーチャーねえ。

霧氷風の特務魔道士/Rimewind Taskmage  (1)(青)
クリーチャー ― 人間(Human)・ウィザード(Wizard) CSP, コモン
(1),(T):パーマネント1つを対象とする。あなたはそれをタップまたはアンタップしてもよい。この能力は、あなたが氷雪パーマネントを4つ以上コントロールしている場合にのみ起動できる。
1/2
Illus.Ron Spears (44/155)

お、結構よさげな起動型能力持ってるじゃん。

アーカムの天測儀/Arcum’s Astrolabe  (氷)
氷雪アーティファクト MH1, コモン
アーカムの天測儀が戦場に出たとき、カードを1枚引く。
(1),(T):好きな色1色のマナ1点を加える。
Illus.Igor Kieryluk (220/254)

1マナcip1ドローの氷雪ファクト。

霜歩き砦/Frostwalk Bastion  
氷雪土地 MH1, アンコモン
(T):(◇)を加える。
(1)(氷):ターン終了時まで、霜歩き砦は2/3の構築物(Construct)アーティファクト・クリーチャーになる。これは土地でもある。
霜歩き砦がクリーチャー1体に戦闘ダメージを与えるたび、そのクリーチャーをタップする。それはそれのコントローラーの次のアンタップ・ステップにアンタップしない。
Illus.Jedd Chevrier (240/254)

ミシュランの選択肢が増えるのは嬉しい。アーティファクトなのもグッド。

氷牙のコアトル/Ice-Fang Coatl  (緑)(青)
氷雪クリーチャー ― 蛇(Snake) MH1, レア
瞬速
飛行
氷牙のコアトルが戦場に出たとき、カードを1枚引く。
あなたが他の氷雪パーマネントを少なくとも3つコントロールしているかぎり、氷牙のコアトルは接死を持つ。
1/1
Illus.Filip Burburan (203/254)

《悪意の大梟》、じゃないよなあ。ファクトじゃないもんなあ。

氷山のカンクリックス/Iceberg Cancrix  (1)(青)
氷雪クリーチャー ― カニ(Crab) MH1, コモン
他の氷雪パーマネントが1つあなたのコントロール下で戦場に出るたび、プレイヤー1人を対象とする。あなたは「そのプレイヤーは自分のライブラリーの一番上からカードを2枚自分の墓地に置く。」を選んでもよい。
0/4
Illus.Jenn Ravenna (54/254)

《面晶体のカニ》が増えたので何かできそう?

氷皮ゴーレム/Icehide Golem  (氷)
氷雪アーティファクト・クリーチャー ― ゴーレム(Golem) MH1, アンコモン
2/2
Illus.Paul Scott Canavan (224/254)

期待の新戦力(になってほしい)。氷雪親和ならいれるでしょうねえ。

マリット・レイジのまどろみ/Marit Lage’s Slumber  (1)(青)
伝説の氷雪エンチャント MH1, レア
マリット・レイジのまどろみか他の氷雪パーマネントが1つあなたのコントロール下で戦場に出るたび、占術1を行う。
あなたのアップキープの開始時に、あなたが氷雪パーマネントを10個以上コントロールしている場合、マリット・レイジのまどろみを生け贄に捧げる。そうしたなら、《マリット・レイジ/Marit Lage》という名前で飛行と破壊不能を持つ黒の20/20の伝説のアバター(Avatar)・クリーチャー・トークンを1体生成する。
Illus.Randy Vargas (56/254)

氷雪といえば。まあ、いつ殴れるのか、という問題はある。

霧氷守り/Rime Tender  (1)(緑)
氷雪クリーチャー ― 人間(Human)・ドルイド(Druid) MH1, コモン
(T):他の氷雪パーマネント1つを対象とし、それをアンタップする。
2/2
Illus.Bastien L. Deharme (176/254)

アンタップということは2体並べばなんかできそう?

真冬/Dead of Winter  (2)(黒)
ソーサリー MH1, レア
ターン終了時まで、すべての氷雪でないクリーチャーは-X/-Xの修整を受ける。Xは、あなたがコントロールしている氷雪パーマネントの総数に等しい。
Illus.Zack Stella (85/254)

氷雪親和にとっては《鞭打ち炎》の方が優先かと。

氷河の啓示/Glacial Revelation  (2)(緑)
ソーサリー MH1, アンコモン
あなたのライブラリーの一番上からカードを6枚公開する。あなたは、その中から望む枚数の氷雪パーマネント・カードをあなたの手札に加えてもよい。残りをあなたの墓地に置く。
Illus.Magali Villeneuve (167/254)

氷雪親和にとっては《物読み》の方が優先かと。

ふう。こんな感じかな。
今回の目標は「氷雪親和」ですので、氷雪パーマネントとアーティファクトをふんだんに使ったデッキにしたいものです。しかし、普通にビートダウンデッキとして作ってしまうと、「親和」の下位互換的立ち位置のデッキになりかねません。それはミシュランの存在です。この飛行ミシュラン2種が「親和」の強みの1つであるため、それを氷雪土地のために欠いてしまうとビートダウンデッキとしてのデッキパワーの低下につながると思います。
したがって、今回はそのようなビートダウン戦術ではない軸で戦いたいと思います。
注目したカードは
霧氷風の特務魔道士/Rimewind Taskmage  (1)(青)
クリーチャー ― 人間(Human)・ウィザード(Wizard) CSP, コモン
(1),(T):パーマネント1つを対象とする。あなたはそれをタップまたはアンタップしてもよい。この能力は、あなたが氷雪パーマネントを4つ以上コントロールしている場合にのみ起動できる。
1/2
Illus.Ron Spears (44/155)

いきなり氷雪パーマネントではないです。しかし、このカード、《氷の干渉器》ですよ。つまり、以前話した(https://formicaoperaia.diarynote.jp/201903182232185239/)通り、《ヴィダルケンのセルターチ》や《大水招き》を用意すれば、これでソフトロック。そのソフトロックの間に《氷皮ゴーレム》で殴り切る!

まあ、試作ですがリスト化しておきましょう。
クリーチャー(24)
4:メムナイト
4:氷皮ゴーレム
4:ヴィダルケンのセルターチ
4:大水招き
4:霧氷風の特務魔道士
4:歩く大地図
アーティファクト(14)
4:オパールのモックス
4:バネ葉の太鼓
4:アーカムの天測儀
2:ウルザの後継、カーン
その他(4)
4:物読み
土地(18)
4:ダークスティールの城塞
4:霜歩き砦
10:冠雪の島

採用カードについて、一言ずつ。
メムナイト:《バネ葉の太鼓》とのかみ合いから。パワーのある0マナ生物としても有効。
氷皮ゴーレム:今回のメインアタッカー。ファクトであり、氷雪であり、パワー2であり、なくてはならない存在。
ヴィダルケンのセルターチ:今回のデッキのキーカードその1。1マナという軽さから、ロック完成までの時間が短いか。
大水招き:コストが重いが、タップシンボルがないため複数回起動可能。飛行があるのも見逃せない。
霧氷風の特務魔道士:今回のデッキのキーカードその2。マナとタップが必要なものの、その分能力は強力。今回の氷雪枠の1つでもある。
歩く大地図:《大水招き》による土地のテンポロス解消ができる生物。ファクトなので《桜族の斥候》よりも優先される。
オパールのモックス特に言うことないでしょうが、一言挙げるならマナが出るので。
バネ葉の太鼓:手札消費を早めることができる1マナファクト。テンポ重視のこのデッキには必要な1枚。
アーカムの天測儀:氷雪カウントを稼ぎつつ、手札が減らないファクト。デッキの潤滑油であり、氷雪フィルターとしても機能する。
ウルザの後継、カーン:デッキのドローエンジン兼フィニッシャー。この枠は《エーテリウムの達人》などでも可。
物読み:デッキのドローエンジン。1マナ2ドローとして機能するほか、デッキの重要な「親和」要素。
ダークスティールの城塞:アンタップインのファクト土地。色マナは出ないけど、特段問題ないでしょう。
霜歩き砦:今回のミシュラン。氷雪カウントともなり、《歩く大地図》によってインスタントででてくるのもギミックとして面白い。
冠雪の島:重要な氷雪土地。フェッチランドを採用してこの枠を減らしてもよいが、まあご自由に。

こんな感じですかね。サイドボードについては、マナフィルターが多いので色をタッチしやすくなっていると思います。ですので、《安らかなる眠り》や《思考囲い》、《古の遺恨》とかが採用できるのかと。
まあ、今回はこんな感じですかね。これを紙で組んで大会出たら報告しますね(笑)。
ではでは。

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