環境:KLD-M19
次回は黒の神話レアを検討すると言ったが、あれは嘘だ。
(ちゃんと検討しているんですが、どうしてもノイズになりそうで。。。)
今回は、スタンの最強デッキをちゃんと考えていきます。久々にDN書いて長文ですのであしからず。。。
みなさんは「ストーム値」という言葉をご存知でしょうか。これはマローがMtGの各システムに対し、そのシステムが再録されるかどうか(失敗システムか否か)を面白半分真面目半分に数値化したものです。その名前となっている「ストーム」はまずもって再録されないであろうということで最高値である「10」となっています。その他、「発掘」や「探査」、「マッドネス」は「8」以上と高い「ストーム値」を出しています。その反対に、「装備品」などほぼ毎セット収録されているのは「1」とか「2」です。
「ストーム値」の説明はこの辺にしておきますが、ここで言いたかったことは、「ストーム」は強い(はず)、ということです。つまり、スタンダードでストームを再現できれば、まずもって最強デッキでしょう。
実際、現スタンダードには「青単貯蔵器」なるストームデッキが存在します。自分もMtGAで何度か対戦したことがあります。原理を軽く説明しますと、
1)《霊気貯蔵器》を設置
2)0マナ・1マナファクトと《鼓舞する彫像》を設置
3)《逆説的な結果》で戦場のファクト回収と再展開でストームを稼ぐ
というものです。
しかし、みなさんこんなこと思ったことはありませんか?
「自分のライフは20そこそこなのに、50点は過剰だなあ」と。
そうなんです。このストームは相手のライフ云々でファクトの展開量を変えることなく、ひたすらに50点を狙いに行くデッキなのです。
そんなのは美しくありません。モダン、レガシーにおけるストームデッキの大半は20点かその辺でストームスペルと打って終えることが出来ます。自分はこの方が好きです。よって、今回は50点を決めるのではない、自分のプレイングで点数を調整できる、そんな美しく素晴らしい、対話するデッキにします。さらに、今回のデッキは、回すのも簡単(のはず)です。普通ストームデッキを回すと、このターン中に唱えた呪文の回数を記録する必要があり、《霊気貯蔵器》の場合はライフが1点、2点、3点と回復するため、紙媒体でやると結構面倒臭いと思います。そういうのは今回はない、非常に初心者向けのデッキになるでしょう。
さて、使うカードはモダンのストームでも採用されているカード、《上級建設官、スラム》です。このとき、「純鋼ストーム」に良識のあるお方は、おかしいことに気づくかと思います。おおよそ「純鋼ストーム」は「ぶどう弾」は1枚しかなく、そのため、0マナ装備品をその1枚を掘り当てるまで唱え続けるので、ストームは30や40を超えることもあります。つまり、先の「今回は50点を決めるのではない、自分のプレイングで点数を調整できる」に当てはまらないと思ってしまうのではないでしょうか。
実はそうではないのです。それは今回の疑似ストームスペルを見ればわかります。では紹介しましょう。こちら《宿命の決着》です。
2RR《宿命の決着》
インスタント
クリーチャー1体かプレイヤー1人を対象とする。宿命の決着はそれに、あなたの手札にあるカードの枚数に等しい点数のダメージを与える。あなたの手札にあるカードをすべて捨て、その後その枚数に等しい枚数のカードを引く。
つまり、自分の手札が相手のライフ+1であれば、《宿命の決着》を唱えて勝てるわけです。このとき数える必要があるのは自分の手札の枚数だけですので、ストーム用のダイスを用意する必要も、ライフ増加をこまごまと記録する必要もありません。
では実際にどうやって手札を貯めるのか。その方法はこの色から決まりました。《上級建設官、スラム》は白、《宿命の決着》は赤。つまり、《雲遊+萍寄》を使うほかありません。
1W《雲遊》
インスタント
あなたがオーナーである望む数のパーマネントを対象とし、それらをあなたの手札に戻す。
3R《萍寄》
余波
望む枚数のカードを捨て、その後その枚数に等しい枚数のカードを引く。
これで場にあるパーマネントを回収しましょう。さらに、この《雲遊》は、土地も戻せます。《モックス・アンバー》と土地から《雲遊》を唱えて土地セット、《モックス・アンバー》セットすれば、実質0マナです。
あとはドミナリアからの新戦力、《模範となる者、ダニサ・キャパシェン》を入れましょう。これで序盤を抑えて盤面を膠着させます。
最後に、M19からのお試し枠として《新米騎士》を数枚投入。
はい、リストはこちら。
クリ―チャー(15)
4:羽ばたき飛行機械
3:新米騎士
4:上級建設官、スラム
4:模範となる者、ダニサ・キャパシェン
インスタント・ソーサリー(10)
2:稲妻の一撃
4:宿命の決着
4:雲遊+萍寄
アーティファクト(16)
4:モックス・アンバー
4:もぎ取り刃
4:発明者のゴーグル
4:小剣
土地(19)
4:感動的な眺望所
4:断崖の避難所
4:産業の塔
4:平地
3:山
はい、できました。
使用感とかはまた今度。
次回は黒の神話レアを検討すると言ったが、あれは嘘だ。
(ちゃんと検討しているんですが、どうしてもノイズになりそうで。。。)
今回は、スタンの最強デッキをちゃんと考えていきます。久々にDN書いて長文ですのであしからず。。。
みなさんは「ストーム値」という言葉をご存知でしょうか。これはマローがMtGの各システムに対し、そのシステムが再録されるかどうか(失敗システムか否か)を面白半分真面目半分に数値化したものです。その名前となっている「ストーム」はまずもって再録されないであろうということで最高値である「10」となっています。その他、「発掘」や「探査」、「マッドネス」は「8」以上と高い「ストーム値」を出しています。その反対に、「装備品」などほぼ毎セット収録されているのは「1」とか「2」です。
「ストーム値」の説明はこの辺にしておきますが、ここで言いたかったことは、「ストーム」は強い(はず)、ということです。つまり、スタンダードでストームを再現できれば、まずもって最強デッキでしょう。
実際、現スタンダードには「青単貯蔵器」なるストームデッキが存在します。自分もMtGAで何度か対戦したことがあります。原理を軽く説明しますと、
1)《霊気貯蔵器》を設置
2)0マナ・1マナファクトと《鼓舞する彫像》を設置
3)《逆説的な結果》で戦場のファクト回収と再展開でストームを稼ぐ
というものです。
しかし、みなさんこんなこと思ったことはありませんか?
「自分のライフは20そこそこなのに、50点は過剰だなあ」と。
そうなんです。このストームは相手のライフ云々でファクトの展開量を変えることなく、ひたすらに50点を狙いに行くデッキなのです。
そんなのは美しくありません。モダン、レガシーにおけるストームデッキの大半は20点かその辺でストームスペルと打って終えることが出来ます。自分はこの方が好きです。よって、今回は50点を決めるのではない、自分のプレイングで点数を調整できる、そんな美しく素晴らしい、対話するデッキにします。さらに、今回のデッキは、回すのも簡単(のはず)です。普通ストームデッキを回すと、このターン中に唱えた呪文の回数を記録する必要があり、《霊気貯蔵器》の場合はライフが1点、2点、3点と回復するため、紙媒体でやると結構面倒臭いと思います。そういうのは今回はない、非常に初心者向けのデッキになるでしょう。
さて、使うカードはモダンのストームでも採用されているカード、《上級建設官、スラム》です。このとき、「純鋼ストーム」に良識のあるお方は、おかしいことに気づくかと思います。おおよそ「純鋼ストーム」は「ぶどう弾」は1枚しかなく、そのため、0マナ装備品をその1枚を掘り当てるまで唱え続けるので、ストームは30や40を超えることもあります。つまり、先の「今回は50点を決めるのではない、自分のプレイングで点数を調整できる」に当てはまらないと思ってしまうのではないでしょうか。
実はそうではないのです。それは今回の疑似ストームスペルを見ればわかります。では紹介しましょう。こちら《宿命の決着》です。
2RR《宿命の決着》
インスタント
クリーチャー1体かプレイヤー1人を対象とする。宿命の決着はそれに、あなたの手札にあるカードの枚数に等しい点数のダメージを与える。あなたの手札にあるカードをすべて捨て、その後その枚数に等しい枚数のカードを引く。
つまり、自分の手札が相手のライフ+1であれば、《宿命の決着》を唱えて勝てるわけです。このとき数える必要があるのは自分の手札の枚数だけですので、ストーム用のダイスを用意する必要も、ライフ増加をこまごまと記録する必要もありません。
では実際にどうやって手札を貯めるのか。その方法はこの色から決まりました。《上級建設官、スラム》は白、《宿命の決着》は赤。つまり、《雲遊+萍寄》を使うほかありません。
1W《雲遊》
インスタント
あなたがオーナーである望む数のパーマネントを対象とし、それらをあなたの手札に戻す。
3R《萍寄》
余波
望む枚数のカードを捨て、その後その枚数に等しい枚数のカードを引く。
これで場にあるパーマネントを回収しましょう。さらに、この《雲遊》は、土地も戻せます。《モックス・アンバー》と土地から《雲遊》を唱えて土地セット、《モックス・アンバー》セットすれば、実質0マナです。
あとはドミナリアからの新戦力、《模範となる者、ダニサ・キャパシェン》を入れましょう。これで序盤を抑えて盤面を膠着させます。
最後に、M19からのお試し枠として《新米騎士》を数枚投入。
はい、リストはこちら。
クリ―チャー(15)
4:羽ばたき飛行機械
3:新米騎士
4:上級建設官、スラム
4:模範となる者、ダニサ・キャパシェン
インスタント・ソーサリー(10)
2:稲妻の一撃
4:宿命の決着
4:雲遊+萍寄
アーティファクト(16)
4:モックス・アンバー
4:もぎ取り刃
4:発明者のゴーグル
4:小剣
土地(19)
4:感動的な眺望所
4:断崖の避難所
4:産業の塔
4:平地
3:山
はい、できました。
使用感とかはまた今度。
コメント
《雲遊+萍寄》を使うと、ワンショットで倒しきれないと立て直しが利かないことも多々あります(体験談)。
調べてみたところ、ライフ0以下による敗北とライブラリーアウトによる敗北は状況起因処理でチェックされるため、同じ状況起因処理で敗北するはずなので、引き分けになりそうですかね?
ワンショットで倒せないなら、2倍だあ!
《嘲笑+負傷》《二倍詠唱》。。。うーん。。。