デッキ見聞録[スタン:黒単]
2017年9月5日 Magic: The Gathering環境:BFZ‐HOU
大会:9月FNM
持参デッキ:緑白トークン
スタンの黒単といえばゾンビが主流だが、今回当たったのはそれではない。吸血鬼デッキだ。
もともと吸血鬼もBFZから優良パーツが揃っているが、ゾンビとは違ってアモンケット以降にパーツが出てきていない。そういった点では古くて珍しいデッキだが、統率者2017で吸血鬼デッキが発売され、新エキスパンション『イクサラン』でも吸血鬼フィーチャーされるなど、時代の最先端を行っているとも言える。そういった点では、BFZ‐EMNが落ちるのでそれらが融合しないので悔やまれる。
さて、その古くて新しいデッキを戦ってみた感想を踏まえて紹介したい。デッキリストを教えてもらったわけではないので、悪しからず。
基本的には黒の部族デッキの動きをする。
1マナはゾンビとは違って展開してこない。
しかし、2マナに各種部族デッキのお供、《金属ミミック》[AER]をはじめとし、ディスカードで全体パンプの《流域の死刑囚》[EMN]やハンドレスでドローできるマッドネス持ちの《精神病棟の訪問者》[SOI]を採用。また、《ファルケンラスの後継者》[SOI]も入っていた。また、《才気ある霊基体》[AER]も採用しておりなかなか層が厚い。
3マナ以降は、《マラキールの解放者、ドラーナ》[BFZ]や《ヴォルダーレンの下層民》[EMN]を採用し、航空勢力も充実している。
その他スペルは黒の定番除去である《致命的な一押し》[AER]と《闇の掌握》[OGW]、マッドネススペルの《床下から》[SOI]があり、サイドボードにはクリーチャー・PW除去の《不帰+回帰》[AKH]やハンデス《精神背信》[BFZ]が取られている。
対戦中は見られなかったが、ドレインの《血管の施し》[SOI]も取られているかもしれない。
戦い方としては基本的には巧く除去して殴るのだが、《流域の死刑囚》や《マラキールの解放者、ドラーナ》、《金属ミミック》の存在でゾンビに負けず劣らずの打点を叩き出せる。またハンドレスになりやすいから、《精神病棟の訪問者》も活きやすい構成になっているのもポイント。特に相手もガンガン手札を使う場合はかなりドローできるだろう。
さて、黒単ゾンビとの違いだが、回避能力の差異とトークン生成の有無、そして粘り強さだろう。
吸血鬼の主な回避能力は飛行であり、そのため《ファルケンラスの後継者》も採用されている。また、ゾンビの場合は威迫であり、もともと威迫を持っている《無情な死者》[SOI]や威迫を付与する《呪われた者の王》[AKH]がいる。ここでそう優劣がつくことはない。
トークン生成については言うまでもなくゾンビの圧勝だ。この面での攻撃こそがゾンビが強い所以の一つであり、面攻撃ゆえに威迫付与が強いのである。
最後に粘り強さについても、ドローソースはお互いにあるが、墓地から戦場に戻るのはゾンビだけである。このため、追放除去でないと効果薄になってしまい、《マグマのしぶき》[AKH]が使われた理由の一つである。
こう見るとゾンビが強い話になってしまったが、吸血鬼の良さももちろんある。それは絆魂という点である。黒はスーサイドなのでライフゲインすることは結構重要である。そういうことなら白の吸血鬼も入れてうまく地上を止めてライフゲインで延命しながら大型飛行で殴るようなデッキでもいいかもしれない。これでサイドボードにも追放除去も取れるしいい感じ。
単色だと、、、もっとマッドネスに寄せて、とかですかね。うーむ難しい。
長くなったが、ローグの部族デッキは戦っててわくわくするものである。『イクサラン』では部族デッキ用のエンチャントも出るのでますます面白い部族デッキが出るのに期待したい。
各種略称
戦乱のゼンディカー:BFZ
ゲートウォッチの誓い:OGW
イニストラードを覆う影:SOI
異界月:EMN
霊気紛争:AER
アモンケット:AKH
大会:9月FNM
持参デッキ:緑白トークン
スタンの黒単といえばゾンビが主流だが、今回当たったのはそれではない。吸血鬼デッキだ。
もともと吸血鬼もBFZから優良パーツが揃っているが、ゾンビとは違ってアモンケット以降にパーツが出てきていない。そういった点では古くて珍しいデッキだが、統率者2017で吸血鬼デッキが発売され、新エキスパンション『イクサラン』でも吸血鬼フィーチャーされるなど、時代の最先端を行っているとも言える。そういった点では、BFZ‐EMNが落ちるのでそれらが融合しないので悔やまれる。
さて、その古くて新しいデッキを戦ってみた感想を踏まえて紹介したい。デッキリストを教えてもらったわけではないので、悪しからず。
基本的には黒の部族デッキの動きをする。
1マナはゾンビとは違って展開してこない。
しかし、2マナに各種部族デッキのお供、《金属ミミック》[AER]をはじめとし、ディスカードで全体パンプの《流域の死刑囚》[EMN]やハンドレスでドローできるマッドネス持ちの《精神病棟の訪問者》[SOI]を採用。また、《ファルケンラスの後継者》[SOI]も入っていた。また、《才気ある霊基体》[AER]も採用しておりなかなか層が厚い。
3マナ以降は、《マラキールの解放者、ドラーナ》[BFZ]や《ヴォルダーレンの下層民》[EMN]を採用し、航空勢力も充実している。
その他スペルは黒の定番除去である《致命的な一押し》[AER]と《闇の掌握》[OGW]、マッドネススペルの《床下から》[SOI]があり、サイドボードにはクリーチャー・PW除去の《不帰+回帰》[AKH]やハンデス《精神背信》[BFZ]が取られている。
対戦中は見られなかったが、ドレインの《血管の施し》[SOI]も取られているかもしれない。
戦い方としては基本的には巧く除去して殴るのだが、《流域の死刑囚》や《マラキールの解放者、ドラーナ》、《金属ミミック》の存在でゾンビに負けず劣らずの打点を叩き出せる。またハンドレスになりやすいから、《精神病棟の訪問者》も活きやすい構成になっているのもポイント。特に相手もガンガン手札を使う場合はかなりドローできるだろう。
さて、黒単ゾンビとの違いだが、回避能力の差異とトークン生成の有無、そして粘り強さだろう。
吸血鬼の主な回避能力は飛行であり、そのため《ファルケンラスの後継者》も採用されている。また、ゾンビの場合は威迫であり、もともと威迫を持っている《無情な死者》[SOI]や威迫を付与する《呪われた者の王》[AKH]がいる。ここでそう優劣がつくことはない。
トークン生成については言うまでもなくゾンビの圧勝だ。この面での攻撃こそがゾンビが強い所以の一つであり、面攻撃ゆえに威迫付与が強いのである。
最後に粘り強さについても、ドローソースはお互いにあるが、墓地から戦場に戻るのはゾンビだけである。このため、追放除去でないと効果薄になってしまい、《マグマのしぶき》[AKH]が使われた理由の一つである。
こう見るとゾンビが強い話になってしまったが、吸血鬼の良さももちろんある。それは絆魂という点である。黒はスーサイドなのでライフゲインすることは結構重要である。そういうことなら白の吸血鬼も入れてうまく地上を止めてライフゲインで延命しながら大型飛行で殴るようなデッキでもいいかもしれない。これでサイドボードにも追放除去も取れるしいい感じ。
単色だと、、、もっとマッドネスに寄せて、とかですかね。うーむ難しい。
長くなったが、ローグの部族デッキは戦っててわくわくするものである。『イクサラン』では部族デッキ用のエンチャントも出るのでますます面白い部族デッキが出るのに期待したい。
各種略称
戦乱のゼンディカー:BFZ
ゲートウォッチの誓い:OGW
イニストラードを覆う影:SOI
異界月:EMN
霊気紛争:AER
アモンケット:AKH
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